このページを利用する際の注意事項
- 通信失敗時の再試行、IoT SIM のステータス、回復手順、追加サブスクリプション利用時の条件を確認したい場合は、このページを参照してください。
- 正確な内容や最新の情報は、必ず ソラコム デバイス実装ガイドライン を確認してください。
- 判断に迷う場合は、このページだけで判断せず、末尾の元記事・元資料もあわせて確認してください。
- このページの内容は、最終更新日
2025/05/02、バージョン1.0.1のガイドラインをもとにしています。
このページでは、ソラコム デバイス実装ガイドラインの データ通信の失敗に正しく対処する から サブスクリプションコンテナ (追加サブスクリプション) の利用 までに記載された内容をまとめています。
この内容が役立つケース
- 通信失敗時の無制限な再試行を避けたい。
- IoT SIM の状態 (
inactiveやsuspended) ごとのデバイス挙動を決めたい。 - 長期間オフラインになったデバイスの回復方法を決めたい。
- サブスクリプションコンテナ利用時の無線経由の更新 (OTA) 条件を確認したい。
ソラコム デバイス実装ガイドラインとの対応
| 章 | ページ | このページでの扱い |
|---|---|---|
| データ通信の失敗に正しく対処する | 9-10 | 通信失敗・SIM・回復設計で確認すること |
| active状態以外のSIMの接続を行わない | 10-11 | 通信失敗・SIM・回復設計で確認すること |
| デバイス回復メカニズム | 11-12 | 通信失敗・SIM・回復設計で確認すること |
| サブスクリプションコンテナ (追加サブスクリプション) の利用 | 12 | 通信失敗・SIM・回復設計で確認すること |
| 改版履歴 | 17 | 冒頭の版情報 |
通信失敗・SIM・回復設計で確認すること
データ通信の失敗に正しく対処する
ソラコム デバイス実装ガイドラインでは、通信失敗時に無期限の再試行や頻繁な再起動を行わないことを求めています。原因はセルラー接続そのものではなく、名前解決 (Domain Name System, DNS) やサーバー側一時停止のように別の箇所にあることがあるためです。
推奨されている方向性は、データの内部バッファリングや保存、指数関数的バックオフ、オフピークまで待つ実装です。また、衛星測位 (Global Navigation Satellite System, GNSS)、ローカルネットワーク (Local Area Network, LAN)、Wi-Fi、センサー側の不調を理由に、セルラー部分まで巻き込んで再起動しないことも求めています。
active状態以外のSIMの接続を行わない
ソラコム デバイス実装ガイドラインでは、suspended および terminated の IoT SIM に対して、デバイス側から接続要求を繰り返さないよう求めています。inactive は一時停止に使う状態であり、長期停止に使い続けると不要な制御信号と電力消費を増やしやすいため、長期間使わない場合は suspended を使うよう案内しています。
ソラコム デバイス実装ガイドラインにある各状態の要点は以下のとおりです。
inactive: 一時的な停止に使う状態。継続的な再接続試行により過剰な電力消費が起こり得るため、指数関数的バックオフや再試行打ち切りが必要。suspended: 長期停止に使う状態。すべてのデータセッションがブロックされる。再active化後に通信を再開するには、デバイス側の再起動またはパワーサイクルが必要。- デバイスのシャットダウン / オフ: 正常な切断通知ができないと、オンライン表示が最大 1 時間程度残ることがある。
デバイス回復メカニズム
ソラコム デバイス実装ガイドラインでは、接続を避けるよう記録されたネットワークの一覧 (Forbidden Public Land Mobile Network, FPLMN) により長期間接続を失うケースを想定し、回復手順を実装しておく必要があるとしています。特に 3GPP Release 9 (Rel.9) 以下をサポートする通信モジュールでは、自動で FPLMN をクリアできない可能性があるため、長期オフライン時や現地ボタン操作でリセット手順を起動できるようにしておくことが重要です。
サブスクリプションコンテナ (追加サブスクリプション) の利用
ソラコム デバイス実装ガイドラインでは、追加サブスクリプションの無線経由の配信 (Over The Air, OTA) 時には、デバイスが十分なオンライン時間を確保できる必要があるとしています。サブスクリプションコンテナのダウンロードでは、最低 5 分程度 のオンライン時間を推奨しており、電源断が早すぎると OTA 完了まで数日かかる場合があります。
関連する SORACOM ドキュメント
- 実装方針の案内: SORACOM Air for セルラーを利用するデバイスを開発するには
- IoT SIM のステータス変更: IoT SIM のステータスを変更する
- 追加サブスクリプションの仕組み: サブスクリプションコンテナ (追加サブスクリプション)
- 接続設計の考え方: 接続と通信の設計
元記事・元資料
このページは、以下の記事・資料をもとにしています。
正確な内容や最新の情報を確認するときは、元の記事・資料もあわせて参照してください。
- デバイス実装ガイドライン: ソラコム デバイス実装ガイドライン
- 実装方針の案内: SORACOM Air for セルラーを利用するデバイスを開発するには
