Sigfox デバイスからのデータは以下の SORACOM サービスへ連携できます。
このドキュメントでは、各サービスへ連携されるデータのフォーマットを説明します。
データのフォーマット
SORACOM Air for Sigfox では、Sigfox デバイスからのセンサーデータ (HEX 文字列。例: 895c2fb3
) と、管理用データ (Sigfox デバイスの ID、データ送信時刻など) を上記のサービスに連携します。Sigfox デバイスからのデータ (HEX 文字列) を SORACOM プラットフォームでデコードするには、バイナリパーサー を有効にしてください。
たとえば、バイナリパーサーの定義済みフォーマット @unashield
を利用した場合、以下のようなデータが送信されます。
{
"device": "Sigfox デバイスの ID",
"time": "1621401862",
"data": "895c2fb3",
"seqNumber": "2651",
"lqi": "Average",
"operatorName": "SIGFOX_Japan_KCCS",
"countryCode": "392",
"ctr":8,
"tmp":28.5,
"vlt":3.3,
"binaryParserEnabled": true
}
各パラメータの意味は以下の通りです。
パラメータ | 意味 |
---|---|
device | Sigfox デバイスの ID |
time | データ送信時刻 (UNIX 時間 (秒)) |
data | Sigfox デバイスからのデータ (HEX 文字列) |
seqNumber | データの通し番号 |
lqi | Link Quality Indicator (通信品質の指標)。Excellent, Good, Average, Limit の 4 レベル。各レベルの基準は Sigfox 社のドキュメント を参照してください。 |
operatorName | Sigfox オペレーター名。日本の場合は SIGFOX_Japan_KCCS 。 |
countryCode | 国コード (ISO 3166-1 の 3 桁)。日本の場合は 392。 |
ctr (*1)、tmp (*1)、vlt (*1) | data をバイナリパーサーでデコードしたデータ。パラメータはバイナリパーサーの定義によって異なります。 |
binaryParserEnabled (*1) | true |
- (*1) バイナリパーサーが有効の場合にのみ含まれます。
各 SORACOM サービスにおけるフォーマットの違い
SORACOM Beam へ連携する場合
データのフォーマット に記載されたデータがリクエストの Body になります。リクエストの Header (ヘッダー) については エントリポイントリファレンス: Sigfox → HTTP/HTTPS エントリポイント | SORACOM Beam を参照してください。
SORACOM Funnel へ連携する場合
データのフォーマット に記載されたデータが、SORACOM Funnel から送信されるデータフォーマット に記載されたフォーマットの payloads
に入ります。
SORACOM Funk へ連携する場合
AWS Lambda
データのフォーマット に記載されたデータが、SORACOM Funk から送信されるデータフォーマット に記載されたフォーマットの event
に入ります。また、クライアントコンテキスト内に以下のフォーマットが設定されます。
"custom": {
"operatorId": "OP00XXXXXXXX",
"coverage": "jp|g",
"resourceType": "SigfoxDevice",
"resourceId": "XXXXXX",
"sourceProtocol": "sigfox",
"srn": "srn:soracom:OP00XXXXXXXX:jp:Subscriber:44052XXXXXXXXXXX",
"deviceId": "XXXXXX"
}
Azure Functions / Google Cloud Functions
データのフォーマット に記載されたデータが、body
へ入ります。
SORACOM Harvest Data へ連携する場合
データのフォーマット に記載されたデータが連携されます。