セルラー接続された IoT デバイスの増加に伴い、モバイルネットワーク事業者 (以下、MNO) はモバイルネットワークのパフォーマンスに注意を払うようになっています。
特に、以下のような動作をするデバイスを「適切ではないデバイス」として注視し始めています。
- 積極的にネットワークに再接続を行うデバイス。
- 不安定なデータ転送を行うデバイス。
このようなデバイスは、デバイスやアプリケーション自体にとって非効率であるだけでなく、セルラーネットワーク全体に過度のストレスを与えています。
MNO はネットワークに接続するすべてのデバイスのセルラーサービスレベルの低下や通信障害を防ぐために、このような「適切ではないデバイス」をブラックリストに登録したり、恒久的にブロックしたりすることがあります。
ソラコムでは、効率的で安全で、使用するネットワークに悪影響を与えないデバイスを開発することが必要と考えており、そのためのデバイス実装ガイドラインを公開しています。
デバイス実装ガイドライン
ソラコムでは、お客様が IoT デバイスを開発する際に役立つ ソラコム デバイス実装ガイドライン を公開しています。
このガイドラインは、IoT デバイスの開発や既存デバイスの選定にあたり、遵守していただきたい以下の項目を説明しています。
- 法令遵守
- 標準仕様の採用
- 効率的なプロトコルの使用
- データ通信量の最適化
- セキュリティ対策
- そのほか
セルラー接続された IoT デバイスの増加に伴い、モバイルネットワーク事業者 (MNO) は、「積極的に再接続を行ったり不安定なデータ転送を行ったりするデバイス」を警戒し、モバイルネットワークのパフォーマンスにますます注意を払うようになっています。モバイルネットワークのパフォーマンスを維持しつつ、効率的なデバイスを設計するために、このガイドラインを遵守してください。