SORACOM Air for セルラーは、IoT 向けのデータ通信 SIM “IoT SIM” を提供するサービスです。SORACOM Air for セルラーの特徴は以下のとおりです。
少ない初期投資
SORACOM Air for セルラーの IoT SIM では、さまざまなサブスクリプションを用意しています。詳しくは、サブスクリプションの種類 を参照してください。
いずれも初期費用は最小限に抑えており、課金単位は日単位/月単位、もしくはデータ通信量やリクエスト数に応じた従量課金です。すぐに始めることができ、また、いつでもやめることができます。
さまざまな方法で申し込めます
SORACOM ユーザーコンソール、SORACOM IoT ストア、SORACOM API (Order:createQuotation API
および Order:confirmOrder API
) を利用して、1 枚から申し込めます。
SORACOM ユーザーコンソールで申し込む場合は、STEP2-1: IoT SIM を申し込む / デバイスを購入する を参照してください。
主な機能
SORACOM Air for セルラーの主な機能は以下のとおりです。各機能について詳しくは、リンク先のページを参照してください。
機能 | 説明 |
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データ通信 | SORACOM Air は、SORACOM が提供する IoT 向けのデータ通信サービスです。Air の IoT SIM を利用すると、さまざまな通信キャリアのネットワークを利用して、デバイスを SORACOM に接続できます。 IoT SIM を利用するデバイスは、インターネットへの接続を提供する SORACOM 標準のゲートウェイに接続され、SORACOM から ランデブーポイント を経由してインターネットに接続し、お客様のシステムなど任意の宛先にデータを送信できます。 閉域網も実現できますVPG を利用すると、インターネットを利用せずに閉域網でデータを送信できます。 |
管理機能 |
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通信状況の 確認 |
IoT SIM が通信できないように見えるときは診断機能 を利用して、どのカテゴリに異常があったか診断できます。 |
ステータス / 速度クラスなどの変更 |
解約した IoT SIM は利用できません一時的に利用しない期間の基本料金を節約するには、「利用開始待ち (standby)」または「利用中断中 (suspended)」の利用を検討してください。 |
IoT SIM の譲渡 | IoT SIM を一括で申し込み、任意のタイミングでほかのオペレーターに譲渡するオペレーションを実現できます。なお、利用料金はオペレーターごとに請求されます。詳しくは、IoT SIM をほかのオペレーターへ譲渡する を参照してください。 IoT SIM のステータスが変わった IoT SIM の譲渡には譲渡手数料が発生します「IoT SIM をデバイスに取り付けてデータ通信を行う」など、IoT SIM のステータスが変わると譲渡手数料が発生します。また、任意のタイミングで譲渡できなくなります。ほかのオペレーターに譲渡する予定がある IoT SIM は、デバイスに取り付けないでください。 |
不正利用の防止 | |
データ通信以外の通信方法 |
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そのほかの機能 |
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HTTP/MQTT/TCP/UDP セッションは切断されることがあります
確立済みの HTTP/MQTT/TCP/UDP セッションは、さまざまな要因によって切断される場合があります。セッションが切断された場合は再接続を試行してください。再接続を試行する際は、Exponential Backoff 等のアルゴリズムを利用することも検討してください。
SORACOM ユーザーコンソール / SORACOM API での遠隔操作
IoT SIM の申し込み、状態確認、通信速度の変更など、ほぼすべての機能は、SORACOM ユーザーコンソール や SORACOM CLI / SORACOM API から利用できます。
そのほかのサービス / 機能との連携
SORACOM では、多くの デバイス や サービス を提供しています。
ここでは Air for セルラーからデータを送信する場合に、あわせて利用できる代表的な SORACOM サービスを紹介します。
サービス | 説明 |
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Unified Endpoint | IoT SIM から送信されたデータを、Beam、Funnel、Funk、Harvest Data に振り分けます。複数のサービスに同時に振り分けることもできます。また、上図では Orbit を経由するように描かれていますが、Orbit を経由する必要はありません。 |
Orbit | IoT SIM から Unified Endpoint に送信されたデータを、WASM モジュールで加工してから Unified Endpoint に送信できます。WASM モジュールは、プログラミング言語を利用して開発する必要があります。(*2) |
Beam (*3) | IoT SIM から送信されたデータを、任意のサーバーに転送できます。デバイスが使えるプロトコルとサーバーが使えるプロトコルを橋渡しするためにプロトコルを変換する機能があります。 |
Funnel (*3) | IoT SIM から送信されたデータを、「Funnel で専用のアダプターが用意されたクラウドサービス」に転送できます。専用のアダプターが用意されているため、本来なら高度なデータ変換が必要な場合でも、最小限の設定で転送できます |
Funk (*3) | IoT SIM から送信されたデータを、パブリッククラウドサービスの Function にデータを転送して実行します。 |
Harvest Data (*3) | IoT SIM から送信されたテキスト、JSON などのデータを保存するストレージです。 |
Harvest Files | IoT SIM から送信された画像ファイルやログファイルなど、ファイルを保存するストレージです。 |
Lagoon 3 | Harvest Data に保存したデータや、Harvest Files に保存したファイルを、グラフなどで可視化するための Dashboard を作成できます。作成した Dashboard は、ほかの Lagoon ユーザーや任意の第三者と共有できます。 |
- (*1) 標準では、SORACOM から ランデブーポイント を経由して、インターネットに接続し、お客様のシステムにデータを送信します。VPG を利用すると、インターネットを利用せずに閉域網でデータを送信できます。接続先や接続方式によって利用するサービス (Canal (VPC ピアリング)、Canal (Transit Gateway)、Door、Direct) が異なります。
- (*2) IoT SIM から送信されたデータを、WASM モジュールを利用せずに バイナリパーサー の 定義済みフォーマット や カスタムフォーマット を利用して JSON に変換することもできます。
- (*3) Unified Endpoint を経由せずに、IoT SIM から直接利用することもできます。ただし、直接利用する場合は Orbit を利用できません。
Air for セルラーと同等の役割を持つサービスについて
セルラー通信以外にも Air for LoRaWAN や Air for Sigfox、Arc を利用すると、これらの通信方式に対応したデバイスからも SORACOM にデータを送信できます。
SORACOM サービスについて詳しくは、SORACOM のサービス を参照してください。