オンラインの IoT SIM を利用するデバイスに対して、SORACOM プラットフォームから ping を送信できます。デバイスへの疎通確認や、ping レベルの簡易的な死活監視に利用できます。
- IoT SIM を利用するデバイスが ICMP に対応している場合のみ使用できます。
- IoT SIM のセッションが「オンライン」の場合のみ使用できます。セッションを確認する操作については、IoT SIM の通信状況 (セッション) を確認する を参照してください。
- ping 送信で発生するデータ通信については、対象のサブスクリプションに応じた料金が発生します。
ユーザーコンソール にログインし、ping を送信する IoT SIM にあわせてカバレッジタイプを変更します。
たとえば、plan01s の IoT SIM に ping を送信する場合は、グローバルカバレッジの表示に変更します。詳しくは、SORACOM ユーザーコンソールで表示するカバレッジタイプを変更する を参照してください。
→ → の順にクリックします。
SIM 管理画面が表示されます。
ping を送信する IoT SIM にチェックを入れ、
→ の順にクリックします。と を設定して、 をクリックします。
Ping 送信回数の上限は 5 回、タイムアウトの上限は 3 秒です。
に表示される内容は、以下のとおりです。
5 packets transmitted, 5 received, 0% packet loss, time 4004ms rtt min/avg/max/mdev = 43.191/55.690/99.314/21.831 ms
項目 説明 1 行目 ping の実行結果の統計情報です。送信したパケット数 ( 5 packets transmitted
)、受信数 (5 received
)、損失割合 (0% packet loss
)、実行時間 (time 4004ms
) を表します。2 行目 通信速度の統計です。応答時間の最小値 ( 43.191
) / 平均値 (55.690
) / 最大値 (99.314
) / 標準偏差 (21.831
) を表します。セッションが「オンライン」でも、ping の送信に失敗している例:
5 packets transmitted, 0 received, 100% packet loss, time 0ms
SORACOM CLI / SORACOM API の場合
SORACOM CLI または SORACOM API を利用しても、デバイスに ping を送信できます。
- SORACOM CLI を利用するには、あらかじめ SORACOM CLI をインストールし、認証情報を保存してください。詳しくは、SORACOM CLI をインストールする を参照してください。
- SIM ID は、
soracom sims list
(Sim:listSims API
) で取得できます。
soracom sims downlink-ping
(Sim:simDownlinkPingToUserEquipment API
) を使用します。
$ soracom sims downlink-ping --sim-id ${sim_id} \
--number-of-ping-requests 5 --timeout-seconds 2
- SORACOM API を利用するには、API キーと API トークンが必要です。詳しくは、API キーと API トークンの取り扱いについて を参照してください。
- SIM ID は、
Sim:listSims API
で取得できます。
Sim:simDownlinkPingToUserEquipment API
を使用します。
$ curl -v -X POST "https://api.soracom.io/v1/sims/${sim_id}/downlink/ping" \
-H "X-Soracom-API-Key: ${X_SORACOM_API_KEY}" \
-H "X-Soracom-Token: ${X_SORACOM_TOKEN}" \
-H "Content-Type: application/json" \
-d '{
"numberOfPingRequests": 5,
"timeoutSeconds": 2
}'