IoT SIM をほかのオペレーターへ譲渡 (移管) する
IoT SIM を他のオペレーターへ譲渡できます。
なお、未使用の IoT SIM (*1) を譲渡する場合は、譲渡手数料が発生せず、任意のタイミングで譲渡できます。
- (*1) ステータス が「準備完了 (ready)」の IoT SIM が、未使用の IoT SIM と判定されます。
ステータスが変わった IoT SIM の譲渡には譲渡手数料が発生します
「IoT SIM をデバイスに取り付けてデータ通信を行う」など、IoT SIM のステータスが変わると譲渡に譲渡手数料が発生します。また、任意のタイミングで譲渡できなくなります。ほかのオペレーターに譲渡する予定がある IoT SIM は、デバイスに取り付けないでください。
未使用の IoT SIM を譲渡する
未使用の IoT SIM を譲渡する際は、以下の図のように譲渡元のオペレーターで操作したうえで、譲渡先のオペレーターでも操作が必要です。
譲渡する予定の IoT SIM ではデータ通信を開始しないでください
たとえば、IoT SIM の動作確認は、譲渡先のオペレーターで行ってください。譲渡元のオペレーターで動作確認を目的としてデータ通信を行うと、IoT SIM のステータスが自動的に「使用中 (active)」に切り替わり、この手順で譲渡できなくなります。
譲渡前後で発生する IoT SIM の基本料金について
譲渡日の前日分までは譲渡元のオペレーターに課金されます。譲渡日以降は譲渡先のオペレーターに課金されます。詳しくは、FAQ: IoT SIM をほかのオペレーター (アカウント) に譲渡 (移管) できますか? を参照してください。
「準備完了 (ready)」以外のステータスになった IoT SIM はこの手順で譲渡できません
- ステータス が「使用中 (active)」、「休止中 (inactive)」、「利用開始待ち (standby)」、「利用中断中 (suspended)」、「解約済み (terminated)」の IoT SIM は、任意のタイミングで譲渡できません。
- IoT SIM のステータスを「準備完了 (ready)」に戻すことはできません。
- ステータスが変わった IoT SIM を譲渡することもできますが、手続きが異なります。詳しくは、ステータスが変わった IoT SIM を譲渡する を参照してください。
STEP 1 ~ STEP 2-2
SORACOM の利用を始める の STEP 1 ~ STEP 2-2 を行います。
- STEP 1: SORACOM アカウント (オペレーター) を作成する
- STEP 2-1: IoT SIM を申し込む / デバイスを購入する
- STEP 2-2: IoT SIM を SORACOM ユーザーコンソールに登録する
STEP 2-3: IoT SIM の譲渡手続きを行う (譲渡元の手順)
譲渡元のオペレーター ID で ユーザーコンソール にログインし、譲渡する IoT SIM にあわせてカバレッジタイプを変更します。
たとえば、plan01s の IoT SIM を譲渡する場合は、グローバルカバレッジの表示に変更します。詳しくは、SORACOM ユーザーコンソールで表示するカバレッジタイプを変更する を参照してください。
→ → の順にクリックします。
SIM 管理画面が表示されます。
譲渡する IoT SIM にチェックを入れ、
→ の順にクリックします。譲渡先のオペレーターの情報を入力して、
をクリックします。項目 説明 譲渡先のオペレーターに登録されているメールアドレス (*1) を入力します。 譲渡先のオペレーターのオペレーター ID (*1) を入力します。 - (*1) 譲渡先のオペレーターの情報は、譲渡先のオペレーターで SORACOM ユーザーコンソールにログインすると確認できます。詳しくは、オペレーター ID を確認する を参照してください。
IoT SIM のステータスが「譲渡手続き中」に切り替わります。
続けて、譲渡先で IoT SIM を受け取り ます。
「譲渡手続き中」の IoT SIM のステータスは変更しないでください
「譲渡手続き中」の IoT SIM のステータスは、変更しないでください。ステータスを変更すると、この手順では譲渡できなくなります。ステータスが変更された IoT SIM を譲渡する手続きについては、ステータスが変わった IoT SIM を譲渡する を参照してください。
譲渡をキャンセルする
譲渡元のオペレーターで、SIM 管理画面で譲渡をキャンセルする IoT SIM にチェックを入れ、
→ の順にクリックします。STEP 2-4: IoT SIM を受け取る (譲渡先の手順)
譲渡先のオペレーター ID で支払い方法を設定してください。詳しくは、支払い方法を設定する を参照してください。
譲渡先のオペレーター ID で ユーザーコンソール にログインし、譲渡する IoT SIM にあわせてカバレッジタイプを変更します。
たとえば、plan01s の IoT SIM を譲渡する場合は、グローバルカバレッジの表示に変更します。詳しくは、SORACOM ユーザーコンソールで表示するカバレッジタイプを変更する を参照してください。
SORACOM ユーザーコンソールにログインしているブラウザで、譲渡先のルートユーザーに届いたメールに記載されている URL にアクセスし、IoT SIM を受け入れます。
譲渡先に引き継がれない設定があります
IoT SIM の以下の設定は譲渡先に引き継がれません。譲渡先で設定してください。
STEP 3 以降
SORACOM の利用を始める の STEP 3 以降を行います。
SORACOM CLI / SORACOM API の場合
SORACOM CLI または SORACOM API を利用しても、IoT SIM をほかのオペレーターに譲渡できます。
- SORACOM CLI を利用するには、あらかじめ SORACOM CLI をインストールし、認証情報を保存してください。詳しくは、SORACOM CLI をインストールする を参照してください。
{transferImsi}
は、soracom subscribers list
(Subscriber:listSubscribers API
) で取得できます。{destination-operator-email}
と{destination-operator-id}
は、譲渡先のオペレーターに確認してください。
IoT SIM を譲渡する
soracom subscribers issue-transfer-token
(Subscriber:issueSubscriberTransferToken API
) と soracom subscribers verify-transfer-token
(Subscriber:verifySubscriberTransferToken API
) を使用します。
譲渡元のオペレーター ID で、譲渡用トークンを発行します。
譲渡をキャンセルする際は、譲渡用トークンごとにキャンセルします。IoT SIM を 1 件ずつキャンセルする可能性がある場合は、IMSI を 1 件だけ指定してください。
$ soracom subscribers issue-transfer-token --profile "{source-profile}" \ --transfer-destination-operator-email "{destination-operator-email}" \ --transfer-destination-operator-id "{destination-operator-id}" \ --body '{ "transferImsi": [ "{transferImsi-1}", "{transferImsi-2}", "{transferImsi-3}", "{transferImsi-4}" ] }' { "token": "xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx-xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx" }
IoT SIM のステータスが「譲渡手続き中」に切り替わります。
「譲渡手続き中」の IoT SIM のステータスは変更しないでください
「譲渡手続き中」の IoT SIM のステータスは、変更しないでください。ステータスを変更すると、この手順では譲渡できなくなります。ステータスが変更された IoT SIM を譲渡する手続きについては、ステータスが変わった IoT SIM を譲渡する を参照してください。
譲渡先のオペレーター ID で、譲渡用トークンに紐づくすべての IoT SIM を受け入れます。
{transferToken}
には、手順 1 で取得した譲渡用トークンを指定します。$ soracom subscribers verify-transfer-token --profile {destination-profile} --token {transferToken}
譲渡をキャンセルする
soracom subscribers delete-transfer-token
(Subscriber:deleteSubscriberTransferToken API
) を使用します。
譲渡元のオペレーター ID で、譲渡をキャンセルします。
{transferToken}
には、手順 1 で取得した譲渡用トークンを指定します。
$ soracom subscribers delete-transfer-token --profile source --token {transferToken}
SORACOM CLI では、一部の IoT SIM を指定して譲渡をキャンセルできません。一部の IoT SIM の譲渡をキャンセルするには、SORACOM ユーザーコンソールを使用してください。
- SORACOM API を利用するには、API キーと API トークンが必要です。詳しくは、API キーと API トークンの取り扱いについて を参照してください。
{transferImsi}
は、Subscriber:listSubscribers API
で取得できます。{destination-operator-email}
と{destination-operator-id}
は、譲渡先のオペレーターに確認してください。
IoT SIM を譲渡する
Subscriber:issueSubscriberTransferToken API
と Subscriber:verifySubscriberTransferToken API
を使用します。
譲渡元のオペレーター ID で、譲渡用トークンを発行します。
譲渡をキャンセルする際は、譲渡用トークンごとにキャンセルします。IoT SIM を 1 件ずつキャンセルする可能性がある場合は、IMSI を 1 件だけ指定してください。
$ curl -v -X POST https://api.soracom.io/v1/subscribers/transfer_token/issue \ -H "X-Soracom-API-Key: $X_SOURCE_SORACOM_API_KEY" \ -H "X-Soracom-Token: $X_SOURCE_SORACOM_TOKEN" \ -H "Content-Type: application/json" \ -d '{ "transferDestinationOperatorEmail": "{destination-operator-email}", "transferDestinationOperatorId": "{destination-operator-id}", "transferImsi": [ "{transferImsi-1}", "{transferImsi-2}", "{transferImsi-3}", "{transferImsi-4}" ] }' { "token": "xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx-xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx" }
IoT SIM のステータスが「譲渡手続き中」に切り替わります。
「譲渡手続き中」の IoT SIM のステータスは変更しないでください
「譲渡手続き中」の IoT SIM のステータスは、変更しないでください。ステータスを変更すると、この手順では譲渡できなくなります。ステータスが変更された IoT SIM を譲渡する手続きについては、ステータスが変わった IoT SIM を譲渡する を参照してください。
譲渡先のオペレーター ID で、譲渡用トークンに紐づくすべての IoT SIM を受け入れます。
{transferToken}
には、手順 1 で取得した譲渡用トークンを指定します。$ curl -v -X POST https://api.soracom.io/v1/subscribers/transfer_token/verify \ -H "X-Soracom-API-Key: $X_DESTINATION_SORACOM_API_KEY" \ -H "X-Soracom-Token: $X_DESTINATION_SORACOM_TOKEN" \ -H "Content-Type: application/json" \ -d '{ "token": "{transferToken}" }'
譲渡をキャンセルする
Subscriber:deleteSubscriberTransferToken API
を使用します。
譲渡元のオペレーター ID で、譲渡をキャンセルします。
{transferToken}
には、手順 1 で取得した譲渡用トークンを指定します。
$ curl -v -X DELETE https://api.soracom.io/v1/subscribers/transfer_token/{transferToken} \
-H "X-Soracom-API-Key: $X_SOURCE_SORACOM_API_KEY" \
-H "X-Soracom-Token: $X_SOURCE_SORACOM_TOKEN" \
SORACOM API では、一部の IoT SIM を指定して譲渡をキャンセルできません。一部の IoT SIM の譲渡をキャンセルするには、SORACOM ユーザーコンソールを使用してください。
ステータスが変わった IoT SIM を譲渡する
ステータス が「使用中 (active)」、「休止中 (inactive)」、「利用開始待ち (standby)」、または「利用中断中 (suspended)」に変わった IoT SIM を譲渡する場合は、SIM 譲渡のご申請 の説明に従って申請してください。
ステータスが変わった IoT SIM の譲渡には譲渡手数料が発生します
詳しくは、以下のページを参照してください。