監査ログは、ユーザーコンソール、SORACOM API、SORACOM CLI で確認できます。
記録される API の種類や保存期間を延長するには、エンタープライズオプションを有効 にしてください。
ユーザーコンソール にログインします。
→ → の順にクリックします。
監査ログ画面が表示されます。監査ログに記録される内容 (イベント) は、契約によって異なります。詳しくは、監査ログ および リファレンス: 監査ログに記録される情報 を参照してください。
監査ログ画面には以下の機能があります。
アイコン 機能 チェックボックスで選択されたイベントをテキスト / CSV / JSON 形式でクリップボードにコピーする チェックボックスで選択されたイベントを CSV 形式でダウンロードするリンクを取得する (エンタープライズオプション利用時のみ有効) イベントを API のパス (*1) でフィルタリングする (エンタープライズオプション利用時のみ有効) イベントを日付と時刻でフィルタリングする。ログ保存期間については、監査ログ を参照してください。 1 ページあたりに表示するイベント数を設定する 最新の情報に更新する 設定した表示イベント数に基づき履歴を進む/戻る - (*1) API のパスと操作対象の対応については SORACOM プラットフォームの機能と API の対応 を参照してください。
SORACOM CLI / SORACOM API の場合
- SORACOM CLI を利用する場合は、
soracom audit-logs api get
を使用します。 - SORACOM API を利用する場合は、
AuditLog:getApiAuditLogs API
を使用します。
/v1/auth のステータスコード 401
(Unauthorized) について
ログイン時の認証情報に誤りがあると、401
(Unauthorized) が記録されます。ただし、設定によっては、ログイン時の認証情報に誤りがなくても 401
(Unauthorized) が記録されることがあります。以下のように、ダッシュボード の「監査ログ」に、ステータス 401 のエラーが表示された場合は、監査ログを確認してください。
ダッシュボードの「監査ログ」をクリックします。
監査ログ画面が表示されます。
エンタープライズオプションを有効化している場合は、ダッシュボードの「監査ログ」の数値に合わせるために、
で「/v1/auth」を選択し、あらためて を選択し直します。
に401
が表示されている行を確認します。401
(Unauthorized) は、以下の場合に記録されます。ログインしたユーザーのユーザー種別 ユーザーの 多要素認証 の設定 401
が記録される操作ルートユーザー 無効 - 正しいメールアドレスと、誤ったパスワードを入力した。
ルートユーザー 有効 - 正しいメールアドレスと、正しいパスワードを入力した。(*1)
- 正しいメールアドレスと、誤ったパスワードを入力した。
- (*1) のあとに、誤った MFA 認証コードを入力した。
SAM ユーザー 無効 - 正しいユーザー名と、誤ったパスワードを入力した。
SAM ユーザー 有効 - 正しいユーザー名と、正しいパスワードを入力した。(*2)
- 正しいユーザー名と、誤ったパスワードを入力した。
- (*2) のあとに、誤った MFA 認証コードを入力した。
(*1) (*2) のあとの時間に記録された内容 (イベント) に、同じユーザー名で
200
が記録されていれば、正しい MFA 認証コードを入力して、ログインできていることを表します。例:
一方、誤った MFA 認証コードが入力された場合は、もう一度
401
が記録されます。この場合は、合計 2 回の401
が記録されます。不正なアクセスではないことを確認することを推奨します。
ルートユーザーおよび SAM ユーザーの認証情報は共有しないでください
監査ログに記録される情報 に記載しているとおり、監査ログはユーザーごとに記録されます。たとえば、ルートユーザーとしてログイン (メールアドレスとパスワードによるログイン) をした場合は、 に <ルートユーザー>
と表示されます。したがって、ユーザーの認証情報を複数の関係者で共有していると、実際にどの利用者がログインしたのかを判断する手段がありません。ログイン時刻や IP アドレスからお客様ご自身で推測・判断していただくことになります。
仮に、ルートユーザーの認証情報が漏洩した場合、支払い情報などを操作したり、新しいパスワードに変更したりできるなど、お客様の業務への影響範囲も大きくなります。
耐監査性の向上および漏洩時のリスク低減を目的として、認証情報を共有せずに、ユーザーごとに SAM ユーザー を作成することを推奨します。