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SORACOM にアクセスできることを確認する

WireGuard インターフェースを経由すると、SORACOM の エンドポイント にアクセスできます。

PING 応答サービス

バーチャル SIM/Subscriber を利用するデバイスから SORACOM へ到達できることを確認できます。

WireGuard インターフェースを経由して、ターミナルなどから pong.soracom.io への ping を試します。

$ ping -c 4 pong.soracom.io
PING pong.soracom.io (100.127.100.127) 56(84) bytes of data.
64 bytes from 100.127.100.127 (100.127.100.127): icmp_seq=1 ttl=64 time=39.5 ms
64 bytes from 100.127.100.127 (100.127.100.127): icmp_seq=2 ttl=64 time=20.5 ms
64 bytes from 100.127.100.127 (100.127.100.127): icmp_seq=3 ttl=64 time=19.0 ms
64 bytes from 100.127.100.127 (100.127.100.127): icmp_seq=4 ttl=64 time=18.3 ms

--- pong.soracom.io ping statistics ---
4 packets transmitted, 4 received, 0% packet loss, time 3005ms
rtt min/avg/max/mdev = 18.318/24.323/39.453/8.771 ms
PING 応答サービスに到達できない場合に代理で応答されることがあります

SORACOM で提供する PING 応答サービス (pong.soracom.io) にデバイスから到達できない場合に、別の機器やサーバーによって代理で応答されることがあります。

出力の 1 行目の PING pong.soracom.io (100.127.100.127) に表示されている IPv4 アドレスが、100.64.0.0/10 (100.64.0.1 ~ 100.127.255.254) の範囲に入っていることを確認してください。

SORACOM に向かうルートが複数あると PING 応答サービスのレスポンスを受け取れません

たとえば、IoT SIM を利用するインターフェースと、WireGuard インターフェースが存在すると、以下のように表示されます。

$ ping -c 4 pong.soracom.io
ping: pong.soracom.io: Temporary failure in name resolution

この場合は、IoT SIM を利用するインターフェースを削除してください。

例:

$ sudo ifdown wwan0
$ ping -c 4 pong.soracom.io # 応答が返ってくることを確認

なお、ifdown: unknown interface wwan0 と表示された場合は、以下のコマンドを実行してみてください。

$ sudo ifconfig wwan0 down
$ ping -c 4 pong.soracom.io # 応答が返ってくることを確認

Beam

バーチャル SIM/Subscriber に対して、Beam、Harvest Data などを有効化すると、バーチャル SIM/Subscriber からも各サービスを利用できます。

たとえば、バーチャル SIM/Subscriber に対して HTTPS テストサーバーにデータを送信する の説明に従って Beam を有効化してから、WireGuard インターフェースを経由して http://beam.soracom.io:8888 にアクセスすると、以下のように出力されます。

$ curl http://beam.soracom.io:8888
Hello SORACOM Beam Client IMSI:001010123456789 SIM ID:1234567890123456780 !

== HTTP Headers ==
HTTP_X_SORACOM_SIM_ID = 1234567890123456780
HTTP_X_SORACOM_IMSI = 001010123456789
No group ID is specified と出力されたときは

以下のように出力された場合は、バーチャル SIM/Subscriber がグループに所属していないため、Beam を利用できません。Beam を有効化する手順について詳しくは、SORACOM Beam のエントリポイントを設定する を参照してください。

$ curl http://beam.soracom.io:8888
{"message":"No group ID is specified: 001010123456789"}