TCP → HTTP/HTTPS エントリポイント では、設定に応じて転送先サーバーから返されたレスポンスの末尾に、データの終端を示すバイト列が設定されます。
たとえば、TCP → HTTP/HTTPS エントリポイントの転送先に「ping
を送信すると、レスポンスコード 200 で pong
を返す HTTP サーバー」を指定した場合、末尾に改行コード (0a
) を付与するように設定できます。
プラットフォームバージョンによってデータ終端バイト列のデフォルト値が異なります
TCP → HTTP/HTTPS エントリポイント の の設定によって、データ終端バイト列のデフォルト値が異なります。詳しくは、レスポンスのデータ終端バイト列のデフォルト値 を参照してください。
[データ終端バイト列] を 0a
に設定している場合の動作
たとえば、プラットフォームバージョン 201509
においては、TCP → HTTP/HTTPS エントリポイントの転送先に「ping
を送信すると、レスポンスコード 200 で pong
を返す HTTP サーバー」を指定した場合、デフォルトでは、末尾に改行コード (0a
) が付与されます。pong
の後ろに改行コードが付与されるため、$
が pong
の次の行に表示されます。
$ nc beam.soracom.io 23080
ping
200 pong
$
これは、TCP → HTTP/HTTPS エントリポイント の で 0a
(改行コード) を指定しているためです。このバイト列を変更したり、削除したりできます。
バイト列を削除する場合は、空欄にしてください。
空欄のまま保存した場合は改行コードが付与されません
pong
の後ろに改行コードが付与されていないため、$
がpong
のすぐ後に表示されます。$ nc -u beam.soracom.io 23080 ping
200 pong$
2 バイトのバイト列を指定する場合は、
0d0a
のように入力します。
転送先サーバーからのレスポンスを加工してデバイスに返します
TCP → HTTP/HTTPS エントリポイント では、転送先サーバーからのレスポンスを加工して、デバイスに中継します。以下の 2 つの設定を行うと、レスポンスは加工されません。
- レスポンスのステータスコードを省略する を参照してください。 をオンにします。詳しくは、
- を空欄にします。