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TCP → TCP/TCPS エントリポイント

TCP 上で送信されたデータを TCP パケットもしくは TCPS パケットとして転送先に送信します。

設定項目

SORACOM ユーザーコンソールの場合

  • 設定名: 本設定の名前
  • 転送先
    • プロトコル: 転送先への送信プロトコル (TCP もしくは TCP (over TLS) から選択)
    • ホスト名: 転送先の FQDN
    • ポート番号: 転送先のポート番号
  • オプション
    • IMSI ヘッダ付与: オンにすると imsi=${IMSI} を文字列形式で最初の行の一部として送信します。
    • IMEI ヘッダ付与: オンにすると imei=${IMEI} を文字列形式で最初の行の一部として送信します。
    • 署名ヘッダ付与: オンにすると imsi=${IMSI} imei=${IMEI} timestamp=${timestamp};signature=${signature} version=20150901 を文字列形式で最初の行として送信します (IMSI と IMEI 両方が有効になっている場合)。少なくとも IMSI か IMEI ヘッダのどちらか一方が有効になっている必要があります。
    • 事前共有鍵: 署名に利用する共通鍵を設定します。詳細は、署名ヘッダと事前共有鍵を使って送信元を検証する を参照してください。

SORACOM CLI / SORACOM API の場合

soracom groups put-config (Group:putConfigurationParameters API) を使用します。

{namespace} は、SoracomBeam です。

ボディで指定するプロパティについては、以下の keyvalue のペアを配列で指定します。

"tcp://beam.soracom.io:8023": { // 固定
  "name": "string", // 任意
  "destination": "tcps://secure.example.com:1234", // 通信先のホスト名&ポートを指定
  "enabled": true | false, // TCP → TCP/TCPS エントリポイントの有効・無効
  "addSubscriberHeader": true | false, // 通信開始時に Subscriber の情報を送るか否か
  "addSignature": true | false, // 検証用のシグネチャを付与するか否か
  "psk": "string" // 検証用シグネチャを計算する際の事前共有パスフレーズ
}

設定例

[
  {
    "key": "tcp://beam.soracom.io:8023",
    "value": {
      "name": "beamtest",
      "destination": "tcps://beamtest.soracom.io:1234",
      "enabled": true,
      "addSubscriberHeader": true,
      "addSignature": true,
      "psk": "topsecret"
    }
  }
]

エントリポイント

beam.soracom.io:8023

実際の利用例

署名ヘッダ付与 (IMSI と IMEI 両方が有効) の場合、最初の行として以下が送信されます。

imei=XXXXXXXX7613276 imsi=XXXXXXXX4074449 timestamp=1496832866258;signature=XXXXXXXXXXXXXXXXXXXX8d0e32a8df182c4bd48d21287fdb1275e37d108eb2b4 version=20151001