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エラーログ

Beam では、直近 2 週間で発生したエラーログを保管しており、ユーザーコンソールや API から確認できます。うまく通信できないときなどのデバッグに利用できます。

エラーログで確認できる主なメッセージは以下のとおりです。

メッセージ説明
Connection to the destination has been timed out

転送先サーバーに接続できません。

グループに設定したエントリポイントの転送先サーバーが正しいこと、転送先サーバーが動作していることを確認してください。詳しくは、SORACOM Beam のエントリポイントを設定する を参照してください。

TCP connection error: ECONNRESET

Beam が TCP 接続を切断しました。以下のような状況が考えられます。

  • デバイスや転送先サーバーからの RST パケット (リセットパケット) を Beam が受信したため、TCP 接続を切断しました。RST パケットは、デバイス、転送先サーバー、通信経路にあるルーターなどが、何らかの理由により TCP セッションを終了する際に送信されます。
  • デバイスがデータ送信後に、Beam からの ACK の受信を待たずに TCP 接続を切断しました。
  • デバイスがデータ送信後に、TCP 接続を切断していません。

このエラーログが出力された場合でも、デバイスが TCP コネクションを再接続した場合はデータ通信に大きな影響が出ない可能性があります。データ通信に影響がある場合は、デバイス、転送先サーバー、ルーターなどの設定を確認してください。

Beam configuration for {url} is not found

デバイスが Beam のエントリポイントにデータを送信しましたが、グループ設定に該当するエントリポイントが設定されていません。たとえば、以下のようなケースでエラーログが出力されます。

  • デバイスで利用する IoT SIM に割り当てているグループに、該当するエントリポイントが追加されていない。
  • デバイスで利用する IoT SIM にグループを割り当てていない。

デバイスにグループ設定を割り当て、そのグループに Beam のエントリポイントを設定してください。エラーログに含まれる {url} がエントリポイントの識別子です。

例:

{url}設定が不足しているエントリポイント
http://beam.soracom.io:8888/{path}HTTP エントリポイント
http://beam.soracom.io:18080Web サイトエントリポイント
mqtt://beam.soracom.io:1883MQTT エントリポイント
tcp://beam.soracom.io:23080TCP → HTTP/HTTPS エントリポイント
Failed to resolve {url}

転送先サーバーに設定したドメインの名前解決に失敗しました。

エントリポイントに設定した転送先サーバーの URL が正しいことを確認してください。

Service unavailable on the destination

Beam がデータを転送しようとした際に、転送先サーバーとの接続が予期せずに切断されました。具体的には、以下のような原因が考えられます。

  • 転送先サーバーが動作していない。
  • 転送先サーバーが正しい手順で接続を切断しなかった。
  • Beam と転送先サーバーの間のネットワークの問題などにより、接続が切断された。
  • 接続がタイムアウトした。

転送先サーバーが正しく動作していることや、Beam と転送先サーバーの間のネットワークに問題が発生していないことを確認してください。

Subscriber configuration is not found

グループ設定に問題があります。

さまざまな原因が考えられます。利用するサービスにあわせて設定を確認してください。

SORACOM Beam Subscriber {IMSI} Subscriber configuration is not found

デバイスが Beam のエントリポイントにデータを送信しましたが、グループ設定に Beam のエントリポイントが見つかりません。

グループ設定で、デバイスが利用するプロトコルにあわせて Beam のエントリポイントを追加してください。詳しくは、SORACOM Beam のエントリポイントを設定する を参照してください。

エラーログを確認する

  • エラーログは、直近 2 週間分のみ参照できます。
  • SORACOM API を利用して操作した場合にも HTTP 403 や 404 などのステータスコードのエラーが返されることがありますが、API リクエストで発生したエラーがすべてエラーログに表示されるわけではありません。
  1. ユーザーコンソール にログインし、エラーログを確認するカバレッジタイプを変更します。

    たとえば、plan01s の IoT SIM を利用するデバイスで Beam のエントリポイントを使用した場合は、グローバルカバレッジの表示に変更します。詳しくは、SORACOM ユーザーコンソールで表示するカバレッジタイプを変更する を参照してください。

  2. [メニュー][ログと統計][エラーログ] の順にクリックします。

    エラーログが表示されます。[リソース ID] は IoT SIM の IMSI です。