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オフライン

このドキュメントでは診断機能にて「セッション」カテゴリがエラー、すなわち診断対象の期間においてオフラインだった場合の対処例を紹介します。

対処には主に以下の 2 パターンがあります。

オフラインとは

オフラインとは、デバイスと SORACOM プラットフォーム間で 3G/LTE などセルラー通信のセッションが作成できていない状態です。オンラインオフライン、およびセッションセッション履歴の意味は以下の FAQ を参照してください。

接続できなくなった場合の対処

過去に接続できていたデバイスがオフラインとなった場合の対処例を紹介します。

3G / LTE のセッションはデバイス側から作成するため、通常は SORACOM からオンラインにはできず、以下のようなデバイス側での対応が必要となります。

対応内容対応が有効なケース
デバイスの再起動デバイスやモデムが一時的に不調だった
デバイスの移動電波強度が悪く接続できなかった
デバイスの交換デバイスに問題があった
SIM の交換SIM に問題があった
別サブスクリプションの SIM に交換 (plan-D => plan-K など)サブスクリプションで接続している通信キャリアの電波強度が悪く接続できなかった (デバイスが別サブスクリプションの SIM に対応している必要があります)
特に、一時的な不調への対応として一定期間通信が出来なかった場合にデバイスを自動再起動させる機構の導入は推奨です。また、オフラインでも SMS の送受信ができる場合はあるため、SMS 受信をトリガーに再起動する機構も考えられます。

通信キャリアや SORACOM にて障害やメンテナンスがあった場合は復旧まで待つ必要があります。障害情報は以下の FAQ を参照してください。

新規デバイスが接続できない場合の対処

新規にセットアップしたデバイスが接続できない場合について、デバイスの種類に応じた対処例を紹介します。

SORACOM リファレンスデバイス・スターターキットの場合

各デバイスのセットアップガイドを参照してください。多くの場合は以下のガイドまたは SORACOM IoT DIY レシピに記載されています。

特に USB ドングル (USB モデム) を Raspberry Pi と使用している場合は以下のドキュメントを参照してください。

スマートフォン・タブレットの場合

iOS のスマートフォン・タブレットから利用できない場合はプロファイルのダウンロード・インストールをしているかを確認してください。

Android のスマートフォン・タブレットから利用できない場合はアクセスポイント名 (APN) が設定されているか確認してください。

その他のデバイスの場合

接続方法をデバイスの販売元に確認して下さい。SORACOM 認定デバイスや委託販売デバイスについては問い合わせ先が商品ページに記載されています。

デバイス開発者向けの参考情報

以下についてはソラコムのサポート外となりますが、セルラーデバイスが SORACOM へ接続できない場合の詳細な調査方法として参考にしてください。調査は以下の順に実施します。

  1. 適切なデバイス・モデム・アンテナ・SIM を組み合わせているか
  2. デバイスはモデム・SIM を認識しているか
  3. 必要な通信方式が有効になっているか
  4. 適切な通信キャリアへ接続しているか
  5. 電波強度が十分か
  6. 位置登録がされているか
  7. APN 設定が適切か
  8. PS アタッチができているか
  9. セッションが作成できているか
AT コマンドの利用法・パラメータ・戻り値については利用するモデムのマニュアルを参照してください。

適切なデバイス・モデム・アンテナ・SIM を組み合わせているか

以下のドキュメントを参照し、デバイス・モデム・アンテナ・SIM の組み合わせが適切かを確認してください。

日本国内で通信モジュール (モデム) を選定するにあたっては以下のドキュメントも参考になります。

デバイスはモデム・SIM を認識しているか

モデムや SIM に問題がないかを切り分けるため、それぞれを認識しているかを確認してください。

AT コマンドを利用できる場合は以下のようなコマンドで確認できます。

  • モデムの認識: ATI
  • SIM の認識: AT+CIMI

必要な通信方式が有効になっているか

3G, LTE, LTE-M について、必要な通信方式が有効になっているかを確認してください。特に、LTE-M を利用したいもののモデムは NB-IoT へ接続しようとしている、といったケースがよくあります。

設定方法はモデムによって異なります。

適切な通信キャリアへ接続しているか

SIM のプランに応じた適切な通信キャリア (オペレーター・MNO) へ接続しているかを確認してください。想定した通信キャリアへ接続できていない場合は、接続できる通信キャリアの一覧を確認することも有効です。

グローバルカバレッジの SIM が接続できる通信キャリア一覧は以下のドキュメントを参考にしてください。

AT コマンドを利用できる場合は以下のようなコマンドで確認できます。

  • 接続しているキャリア・無線技術 (3G/4G など) の確認: AT+COPS?
  • 接続できるキャリア・無線技術 (3G/4G など) 一覧の確認: AT+COPS=?

グローバルカバレッジの SIM において、特に以下のような場合にセルサーチ (接続できる通信キャリアの検索) に時間がかかったり、適切でない通信キャリアへ接続しようとする場合があります。

  • 初回のセルサーチを実施している
  • 国や地域を移動して接続すべきキャリアが変わる

このような場合、以下のような対処が考えられます。

  • デバイスの再起動やモデムのリセット
  • 接続する通信キャリアの手動選択
  • セルサーチのタイムアウト設定の見直し

電波強度が十分か

電波強度が疑わしい場合は場所を移動して切り分けてください。また、スマートフォンなどでも該当キャリアの電波受信ができない場合はキャリアの障害・メンテナンス情報を確認してください。

AT コマンドを利用できる場合は以下のようなコマンドで確認できます。

  • 電波強度の確認: AT+CSQ

位置登録がされているか

スマートフォンのようなディスプレイ付きデバイスの場合はアンテナピクトが立っていることを確認します。位置登録がされていない場合は再度以下の観点を確認して下さい。それでも接続できない場合は、デバイスベンダーによる詳細調査が必要な可能性があります。

AT コマンドを利用できる場合は以下のようなコマンドで確認できます。

  • 3G ネットワーク (CS) への位置登録状況の確認: AT+CREG?
  • 3G ネットワーク (PS) への位置登録状況の確認: AT+CGREG?
  • 4G (LTE) ネットワークへの位置登録状況の確認: AT+CEREG?

APN 設定が適切か

SIM のプランに応じた適切な APN 設定がされているか確認してください。また SIM に CHAP 認証を設定していないかも確認してください。

AT コマンドを利用できる場合は以下のようなコマンドで確認できます。

  • APN 設定 AT+CGDCONT?

PS アタッチができているか

セッション作成には PS アタッチが必要になります。

AT コマンドを利用できる場合は以下のようなコマンドで確認できます。

  • PS ネットワークへのアタッチ状況の確認: AT+CGATT?

セッションが作成できているか

上記いずれも問題ない場合は、通常セッションが作成できています。再度 SORACOM ユーザーコンソールよりセッション状態を確認してください。

AT コマンドを利用できる場合は以下のようなコマンドで確認できます。

  • セッション作成状況の確認: AT+CGACT?

問題が解決しない場合

上記の情報でも解決しなかった場合は サポートの提供範囲 をご確認の上 SORACOM サポートへ問い合わせてください。