イベントハンドラーとは、監視対象がルールを満たした (ある状態になった) ことをトリガーにアクションを実行する機能です。たとえば、以下のように通信を管理したり通知を受けたりできます。監視対象には、IoT SIM、グループ、オペレーターなどがあり、以下の例では「IoT SIM」が監視対象です。
- IoT SIM のデータ通信量が月に 1 GiB (1024 MiB) を超えたら、IoT SIM のステータス を「休止中 (inactive)」にし、翌月 IoT SIM のステータスを「使用中 (active)」に戻す。
- IoT SIM のデータ通信量が 1 日 10 MiB を超えたら、メールで通知する。
- IoT SIM を取り付けた製品を出荷した後に初めて IoT SIM が通信を開始したときに、IoT SIM のステータス が「使用中 (active)」になったことを検知して AWS Lambda を呼び出す。
監視対象、ルール、アクションをひとまとめにして「イベント」と呼びます。イベントは、SORACOM ユーザーコンソール、SORACOM CLI、SORACOM API で指定できます。
カバレッジタイプを超えてサービスを利用することはできません
グローバルカバレッジと日本カバレッジでは、ほぼ同じ内容のサービスを提供していますが、完全に分離されています。そのため、カバレッジタイプ を超えてサービスを利用することはできません。たとえば、グローバルカバレッジ IoT SIM と日本カバレッジ IoT SIM に、同じイベントを設定する場合は、カバレッジタイプごとに同じイベントを作成してください。
約 5 分間隔で監視されます
イベントハンドラーは、約 5 分間隔で監視対象がルールを満たしているかどうかを判定しています。
