SORACOM Flux は、高度な自動化を目的としたローコード IoT アプリケーションビルダーです。Flux で構築したアプリケーションを Flux アプリと呼びます。
Flux アプリへの入力は「デバイスから送信されたセンサーデータ」や「監視カメラから送信された画像」(以下、入力データ) です。Flux アプリでは、入力データにさまざまなルールを適用し、Web アプリやお客様の Web システムなどから収集したデータを組み合わせたり、生成 AI や簡易物体検知で分析/判断したりして、出力データを生成します。最後に、出力データを元に Webhook で IoT デバイスを制御したり、Slack や LINE Notify、メールで出力データを通知したりできます。
チャネルとアクションを組み合わせて高度な IoT アプリケーションを構築
工場や倉庫の監視には、下図のような Flux アプリが考えられます。監視カメラがモーションを検知して、Harvest Files に静止画をアップロードします。静止画のアップロードをトリガーに Flux アプリが起動し、画像を生成 AI や簡易物体検知で分析して、異常を検知した場合にアラートや Webhook を送信できます。
データを橋渡しするコンポーネントを「チャネル」、データを分析/判断して特定の操作を実行するコンポーネントを「アクション」と呼びます。アクションの出力データを新たな「チャネル」に送信し、次の「アクション」をそれを繰り返すことで高度な Flux アプリを構築できます。
工場や倉庫の監視の例:
さまざまなユースケースに
Flux は業種を問わず、以下のようなさまざまな用途で利用できます。
- アナログセンサーをカメラで撮影し、生成 AI で画像を解析してデジタル化し、しきい値を超えていればアラートで通知する。
- 監視カメラが撮影し、生成 AI で画像を解析して、倉庫や工場の異常を検知する。
- 一般家庭電気の使用量をセンサーから取得し、瞬断を検出して通知する。
はじめに
Getting Started
Flux アプリを管理する
- Flux アプリとイベントソースに連結したチャネルを作成する
- Flux アプリを管理する
- チャネルにアクションを追加する (処理を分岐する)
- アクションにチャネルを追加する (連結する)
- チャネルにテストデータを送信する (テスト実行)
- 実行履歴/メッセージ履歴 (ログ) を確認する
クレジットを確認する
イベントソースリファレンス
- IoT デバイスイベントソース
- SORACOM Harvest Files イベントソース
- タイマーイベントソース
- API/マニュアル実行イベントソース
- Incoming Webhook を使用したデータの送信