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バウンディングボックスアクション

バウンディングボックスアクションは、指定した URL の画像に対して境界を示す枠線を設定します。これによって、後続のアクションで画像を使用する場合に、画像内の処理対象を明示的に知らせることができます。

境界を示す枠線 境界を示す枠線

Standard プラン、Enterprise プランで利用できます

プランについて詳しくは、SORACOM Flux のプラン を参照してください。

チャネルにアクションを追加する手順については、チャネルにアクションを追加する (処理を分岐する) を参照してください。

バウンディングボックスアクションの設定

ここでは、バウンディングボックスアクションの CONFIG について説明します。そのほかの項目については、アクションリファレンスの 「新しいアクションを作成」画面 を参照してください。

CONFIG

バウンディングボックスアクションの動作を設定します。

バウンディングボックスアクションの設定 バウンディングボックスアクションの設定

項目説明
[画像 URL]

境界を示す枠線を設定する画像の URL を指定します。

  • この入力欄では、Flux アプリが起動するトリガーに関するデータを表す式 (例: ${event.payload.imageUrl}) や、アクションを追加したチャネルに関するデータを表す式 (例: ${payload.imageUrl}) を入力できます。入力できる式について詳しくは、アクション、コンディションの記法 を参照してください。
  • たとえば、SORACOM Harvest Files イベントソースを利用する場合は、${event.payload.presignedUrls.get} を指定すると、SORACOM Harvest Files にアップロードした画像に対してバウンディングボックスが設定されます。
[画像上で領域指定]

境界を示す枠線を設定します。ローカルに保存されている画像を表示してマウスでドラッグすることで、バウンディングボックスを描画して設定を行います。

バウンディングボックスの設定画面 バウンディングボックスの設定画面

ソラカメの画像に枠線を設定したい場合は、一度静止画をエクスポートしてローカルにダウンロードし、その画像ファイルを利用してください。

[バウンディングボックス (囲み枠)]

[画像上で領域指定]で設定した枠線の色、X 座標、Y 座標、幅、高さが表示されます。

  • 複数のバウンディングボックスを設定できます。
  • 各バウンディングボックスの色、X 座標、Y 座標、幅、高さを変更できます。

[ボックスを追加]ボタンをクリックして、枠線の色、X 座標、Y 座標、幅、高さを指定してバウンディングボックスを追加できます。

バウンディングボックスの詳細設定 バウンディングボックスの詳細設定

バウンディングボックスアクションの出力データ

バウンディングボックスアクションの出力データは以下のとおりです。

例:

{
  "imageUrl": "https://flux-image-processor-action-output-jp.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/OP00335XXXXX/01KC09FXXXXX",
  "metadata": {
    "fileSize": 224274
  }
}
項目説明
imageUrl

バウンディングボックスが設定された画像をダウンロードするための URL。

URL の有効期限は、URL 発行から 1 時間です。

metadata.fileSizeバウンディングボックスが設定された画像のファイルサイズ (バイト単位)。

利用例

バウンディングボックスアクションは、AI アクションと組み合わせて利用することで、画像内の特定の領域に対して AI による分析ができます。

例: ソラカメ画像取得アクションで取得した画像に対して、バウンディングボックスアクションで処理対象の領域を指定し、AI アクションで「赤枠内の物体を検知してください」といった指示を出せます。

この場合、Flux アプリのチャネルを以下のように設定します。

  1. ソラカメ画像取得アクションで画像を取得します。
  2. バウンディングボックスアクションで ${payload.imageUrl} を指定して処理対象の領域を設定します。
  3. AI アクションで ${payload.imageUrl} を画像 URL として指定し、プロンプトで「赤枠内を分析してください」と指示してください。