Soracom

Users

ドキュメント
Home ドキュメント SORACOM Flux アクションリファレンス

ソラカメ画像取得アクション

ソラカメ画像取得アクションは、Soracom Cloud Camera Services のソラカメ対応カメラの静止画を取得します。

日本カバレッジで利用できます

ソラカメ画像取得アクションは、日本カバレッジのみで利用できます。カバレッジタイプについては、カバレッジタイプ (Coverage Type) の概要 を参照してください。

ソラカメ対応カメラが必要です

ソラカメ画像取得アクションを利用するには、クラウド常時録画ライセンスを適用したソラカメ対応カメラが必要です。ソラカメ対応カメラについて詳しくは、Soracom Cloud Camera Services を参照してください。

チャネルにアクションを追加する手順については、チャネルにアクションを追加する (処理を分岐する) を参照してください。

ソラカメ画像取得アクションの設定

ここでは、ソラカメ画像取得アクションの CONFIG について説明します。そのほかの項目については、アクションリファレンスの 新しいアクションを作成画面 を参照してください。

CONFIG

ソラカメ画像取得アクションを設定します。

項目説明
[デバイス ID]

画像を取得するソラカメ対応カメラのデバイス ID (例: 001A2B3C4D5E) を入力します。デバイス ID を確認するには、デバイス管理画面でソラカメ対応カメラの情報を確認 / 検索する を参照してください。

  • この入力欄では、Flux アプリが起動するトリガーに関するデータを表す式 (例: ${event.payload.xxxxxx}) や、アクションを追加したチャネルに関するデータを表す式 (例: ${payload.xxxxxx}) を入力できます。入力できる式について詳しくは、アクション、コンディションの記法 を参照してください。
指定したソラカメ対応カメラにライセンスを割り当ててください

ソラカメ画像取得アクションを利用するには、ソラカメ対応カメラに「クラウド常時録画ライセンス」または「クラウドモーション検知 “無制限” 録画ライセンス」を割り当ててください。詳しくは、STEP 3: クラウド常時録画またはクラウドモーション検知 “無制限” 録画を開始する (ライセンスを割り当てる) を参照してください。

[指定時刻]

取得する画像の時刻を "2025-05-01T01:23:00Z" のような文字列、または UNIX 時間 (ミリ秒) で指定します。指定しない場合は、アクションが実行されたときの現在時刻の画像が取得されます。

  • この入力欄では、Flux アプリが起動するトリガーに関するデータを表す式 (例: ${event.payload.time}) や、アクションを追加したチャネルに関するデータを表す式 (例: ${payload.time})、時刻を表す式 (例: ${addMinutes(now(), -5)}) を入力できます。入力できる式について詳しくは、 アクション、コンディションの記法 を参照してください。
[広角補正]カメラのレンズによる歪みを補正する場合は、チェックを入れます。
[SORACOM Harvest Files にエクスポートする]

SORACOM Harvest Files にエクスポートする場合は、チェックを入れます。

  • [保存先のディレクトリを指定する] に、SORACOM Harvest Files にエクスポートするときに静止画を保存するパス (ディレクトリ) を入力します。

    以下の文字を入力すると、エクスポート時にルールに従って置き換えられます。この表記では { の前に $ を入力しないでください。

    • {export_id}: エクスポート ID (例: 123e4567-e89b-12d3-a456-426614174000)。
    • {device_id}: デバイス ID (例: 001A2B3C4D5E)。
    • {date}: エクスポートのリクエスト日時 (例: 2024/10/01/12/34)。年、月、日、時、分のディレクトリを作成するために、区切り文字はすべて「/」です。
    • {time}: 静止画の撮影日時 (UNIX 時間 (ミリ秒)) (例: 1728393803000)。

    たとえば、「/sora_cam/{device_id}」を入力すると、ソラカメ対応カメラごとに異なるディレクトリにエクスポートされます。また、{date} や {time} は、複数のソラカメ対応カメラで同じ時刻にエクスポート/撮影された静止画を、同じディレクトリに保存する場合に便利です。

    なお、空欄にした場合や、半角スペースを指定した場合は、Harvest Files のルートディレクトリにエクスポートされます。

    • この入力欄では、Flux アプリが起動するトリガーに関するデータを表す式 (例: ${event.payload.deviceid}) や、アクションを追加したチャネルに関するデータを表す式 (例: ${payload.deviceid}) を入力できます。入力できる式について詳しくは、 アクション、コンディションの記法 を参照してください。
Harvest Files への書き込み/読み出し料金が発生します

SORACOM Harvest Filesにファイルを保存すると書き込みが、ファイルをダウンロードすると読み出し料金が発生します。詳しくは、SORACOM Harvest Files の料金プランを参照してください。

[操作を実行する SAM ユーザー]

ソラカメ画像取得アクションは、SORACOM API を利用します。ここでは、「ソラカメ画像取得アクションで利用される SORACOM API」を実行する (API の実行権限がある) SAM ユーザーを作成、または選択します。

  • 新しく SAM ユーザーを作成する場合は、[新しく SAM User を作成する] をクリックして、[SAM User 名] に SAM ユーザーの名前を入力します。

    なお、新しく SAM ユーザーを作成する場合は、「ソラカメ画像取得アクションで利用される SORACOM API」が実行できるように、SAM ユーザーの [権限設定][信頼ポリシー] が自動的に設定されます。

    • SAM ユーザーの [権限設定] で、「ソラカメ画像取得アクションで利用される SORACOM API」の実行が許可されます。

    • SAM ユーザーの [信頼ポリシー] で、Flux アプリが SAM ユーザーの権限で「ソラカメ画像取得アクションで利用される SORACOM API」を実行することが許可されます。

  • 既存の SAM ユーザーから選択する場合は、あらかじめ SAM ユーザーの [権限設定][信頼ポリシー] を以下のように設定してから、ソラカメ画像取得アクションの [既存の SAM User から選択する] をクリックして、[SAM User] で既存の SAM ユーザーを選択します。

    1. SAM ユーザーの [権限設定] で、「ソラカメ画像取得アクションで利用される SORACOM API」の実行を許可します。

      [SORACOM Harvest Files にエクスポートする] にチェックを入れた場合:

      {
        "statements": [
          {
            "effect": "allow",
            "api": [
              "SoraCam:exportSoraCamDeviceRecordedImage",
              "SoraCam:getSoraCamDeviceExportedImage",
              "OAuth2:authorize",
              "FileEntry:putFile"
            ]
          }
        ]
      }
      

      [SORACOM Harvest Files にエクスポートする] にチェックを外した場合:

      {
        "statements": [
          {
            "effect": "allow",
            "api": [
              "SoraCam:exportSoraCamDeviceRecordedImage",
              "SoraCam:getSoraCamDeviceExportedImage",
              "OAuth2:authorize"
            ]
          }
        ]
      }
      
    2. SAM ユーザーの [信頼ポリシー] で、Flux を信頼するように設定します。

      例:

      {
        "statements": [
          {
            "effect": "allow",
            "principal": {
              "service": [
                "Flux"
              ]
            }
          }
        ]
      }
      
既存の SAM ユーザーから選択する場合は、[権限設定]、[信頼ポリシー] は更新されません
  • [信頼ポリシー] を上記のように設定するまでは、[既存の SAM User から選択する][SAM User] で選択できません。
  • [権限設定] を上記のように設定するまでは、ソラカメ画像取得アクションは実行されません。
ソラカメ画像取得アクションを編集しても SAM ユーザーの設定は更新されません

ソラカメ画像取得アクションの [SORACOM Harvest Files にエクスポートする] の設定を変更する場合は、すでに設定された SAM ユーザーの設定もあわせて編集するか、ソラカメ画像取得アクションを再作成してください。

SAM ユーザーの [SORACOM リソース認証] にソラカメ画像取得アクションの SRN が自動的に追加されます

ソラカメ画像取得アクションを保存したり更新したりすると、SAM ユーザーの [認証設定][SORACOM リソース認証] に、ソラカメ画像取得アクションの SRN (Soracom Resource Name) が自動的に追加されます。

[SORACOM リソース認証] に追加されたソラカメ画像取得アクションの SRN は、自動的に削除されない場合があります。文字数の制限で保存できなくなった場合は、不要な SRN の割り当てを解除してください。

ソラカメ画像取得アクションの出力データ

ソラカメ画像取得アクションの出力データは以下のとおりです。

例:

{
  "deviceId": "7CDDE9AAAAAA",
  "datetime": "2025-05-01T01:00:00.000Z",
  "imageUrl": "https://xxxxxxxxxxx...",
  "exportId": "f7f1162c-762f-4c6d-afa8-aaaaaaaaaa",
  "harvestFilesPath": "/flux/soracam/get_images/7CDDE9AAAAAA/2025-06-09-01-22-28-000_OP0012345678_7CDDE9AAAA_f7f1162c-762f-4c6d-afa8-aaaaaaaaaa.jpg"
}
項目説明
deviceIdソラカメ画像取得アクションの対象のデバイス ID。
datetime取得した画像の撮影時刻。[CONFIG][指定時刻] で指定した時刻と同一の値です。
imageUrlソラカメ対応カメラの静止画をダウンロードするための URL。
exportIdソラカメ対応カメラの静止画のエクスポート ID。
harvestFilesPathSORACOM Harvest Files にエクスポートした場合に静止画が保存されたパス。