制限事項と注意事項
SORACOM Funnel には以下の制限があります。
整数データへ変換される制限は無くなりました
2021 年 8 月 3 日以降、小数点以下がすべて 0
のデータ (例: {"temperature": 20.0}
) をクラウドサービスに送信するときに、小数点 1 桁目の 0
が維持されるようになりました。
たとえば、{"temperature": 20.0}
をデバイスから送信すると、SORACOM Funnel で整数データに変換されることなく、{"temperature": 20.0}
のままクラウドサービスに送信されます。
ただし、{"temperature": 20.00}
を送信すると、小数点 1 桁目の 0
のみが維持され、{"temperature": 20.0}
が送信されます。
データ送信頻度
- Funnel を使って短い間隔 (1 秒に 1 リクエスト等) でデータ送信することを検討されているお客様は、セールスチーム にお問い合わせください。
データ送信サイズ
- HTTP: 約 780 KB (800000 バイト)
- TCP: 64 KB (ただし SORACOM Binary Format の利用が必要)
- UDP: 1 つの UDP データグラムで送信できるペイロード長
非同期通信
Funnel はその設計ポリシーとしてスケーラビリティを最重要視しており、デバイスからの各リクエストは一旦 SORACOM プラットフォーム上でバッファリングされ、非同期に各サービスへデータを送信する仕組みとなっています。そのため、クラウドサービスからレスポンスを返すことはできず、データ処理が成功したか 失敗したかをデバイスが直接知ることもできません (失敗時にはエラーログが記録されます)。
送信されたデータの処理結果をすぐに知りたい場合や、デバイス自体が再送を行いたい場合には、Beam の利用も検討してください。