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デバイス間で通信する

Gate の機能のうちデバイス間通信 (SORACOM Gate D2D) の設定手順を以下のステップに沿って解説します。本ドキュメントの前提条件は以下のとおりです。

  • SORACOM のアカウントを作成済みであること
  • SORACOM Air の SIM (IoT SIM)、および使用できるデバイスが 2 つ以上準備されていること
  • 本ドキュメントでは Gate のデバイス間通信だけを有効化する方法を説明します。お客様のネットワークからデバイスへ直接アクセスするための機能も同時に利用したい場合には、 クラウドからデバイスへアクセスする に沿って設定を行ってください。
  • 本ドキュメントではお客様専用の VPG を利用してデバイス間通信を行う方法を紹介していますが、一時的な検証向けに「Public Gate」と呼ばれる機能もご提供しています。Public Gate 機能の使い方は Getting Started: Public Gate 機能でデバイス間通信を試す をご覧ください。

ステップ 1: VPG を作成する

Gate の機能を使うには、まず VPG (Virtual Private Gateway) を作成する必要があります。ユーザーコンソールでは以下の手順で VPG を作成します。

  • 画面左上のメニューボタンをクリックして「VPG」メニューを選択し、VPG 一覧画面に移動します。

  • 続いて「VPG を追加」ボタンをクリックすると、VPG 作成ダイアログが表示されます。

  • VPG の名前を入力し、タイプは「Type-E」を選択します。

    • 設定オプション:デバイスに割り当てるプライベート IP アドレスのレンジを指定したい場合には「デバイスサブネット IP アドレスレンジ」に IP アドレスレンジを入力します。
  • 「作成」ボタンをクリックすると VPG の作成が始まります。

    VPG起動画面

  • 「Type-E」を選択すると、「インターネットゲートウェイを使う」は「ON」で固定となります。 (編集不可となります)
  • 「Type-F」を選択すると、デバイス間通信 (SORACOM Gate D2D) に加えてお客様のネットワークからデバイスへ直接アクセス (SORACOM Gate C2D) できるようになります。
  • 「Type-C/D」でもこれまでどおり「SORACOM Gate D2D」「SORACOM Gate C2D」をご利用いただけます。
  • 上記は日本カバレッジで VPG を作成する手順です。グローバルカバレッジで VPG を作成する場合はランデブーポイントを指定できます。詳細は VPG を作成する > 「VPG ランデブーポイント」を参照ください。

数分待って VPG 一覧画面の「状態」が「実行中」となれば VPG の起動完了です。

ステップ 2: デバイス間通信を有効化する SIM グループを VPG に登録する

VPG が起動したら、一覧画面からその VPG をクリックし設定画面に移動します。続いて、「基本設定」の「グループを追加」ボタンをクリックして、デバイス間通信を有効化したいグループを選択します。

VPGグループ設定画面

グループが 1 つもない場合には SIM グループを設定する の手順を参考に新しくグループを作ってください。

ステップ 3: デバイス間通信を利用する IoT SIM をグループに登録する

続いて、Getting Started Guide 基本的な使い方: SIM グループを設定する を参考に、IoT SIM をステップ 1 で設定したグループに登録します。 IoT SIM グループの VPG 設定を変更したときには、設定を反映させるために 3G/LTE セッションの再作成が必要です。既に通信中のデバイスがあれば、以下いずれかの方法でセッションを再作成してください。

  • デバイスが手元にある場合
    • スマートフォン・タブレット等:Air Plane モード (機内モード)がある場合、 On / Off を実施
    • Raspberry Pi 等の場合:3G/LTE の再接続 (ppp のリスタートなど)
    • その他:デバイス自体の再起動
  • デバイスが遠隔地にある場合 (※デバイス側にセッション再接続の仕組みがあることを事前に確認してください)
    • ユーザーコンソールの「セッション切断」機能で一度 3G/LTE セッションを切断し、デバイスからの再接続を待つ
    • deleteSubscriberSession API を実行

ステップ 4: デバイス間通信を有効化する

VPG 設定画面>「高度な設定」の、「Gate を有効にする」を ON に設定し、保存します。Gate を有効にすると同じ VPG の配下にある IoT SIM 同士で通信ができるようになります。

Gate有効化画面

Type-F で Gate D2D を利用する場合はプライバシーセパレーターを OFF にします。ON にした場合、クラウド to デバイス通信の Gate C2D のみ利用できます。

プライバシーセパレーター設定

ステップ 5: デバイス間で通信ができることを確認する

ここまでの設定が終わると、グループに登録された IoT SIM で通信しているデバイスはお互いに通信できる状態になっています。一方のデバイスからもう一方のデバイスのプライベート IP に対して通信を行い、疎通が取れることを確認してみましょう。

もし疎通が取れない場合には以下の項目をお確かめください。

  • グループ設定に誤りがないか
  • IoT SIM が VPG を有効化したグループに登録されているか
  • 設定実施後に 3G/LTE セッションの再作成が行われているか
  • デバイス側のファイアウォールなどで通信がブロックされていないか

ステップ 6: デバイス間通信の利用を終了する

デバイス間通信が不要となった場合には「Gate を無効化する」「グループ設定から VPG を無効化する」「VPG を削除する」のいずれかの操作を行ってください。

なお Gate のデバイス間通信機能のご利用にあたっては、VPG の利用料金が発生しますので、ご利用料金の発生を止めるには VPG を削除してください。

Gate を無効化する

ユーザーコンソールでは、VPG 設定画面の「高度な設定」タブにある「Gate を有効にする」のスイッチを「OFF」にセットして保存すると Gate が無効化され、デバイス間の通信も無効化されます。

このとき VPG 自体やグループとの紐付けはそのまま残ります。VPG の利用料金と VPG 配下の IoT SIM に対するオプション利用料金は継続して発生しますが、再びデバイス間通信が必要になったら「Gate を有効にする」のスイッチを「ON」として保存するだけで、同じ設定をもう一度利用できます。

VPG とグループの紐付けを解除する

ユーザーコンソールでは、VPG 設定画面の「基本設定」タブにある「この VPG を利用しているグループ」から該当するグループを登録解除します。VPG の紐付けが解除されるとデバイス間の通信も無効化されます。

この場合 VPG とグループの紐付けだけが解除され、VPG 自体はそのまま残ります。VPG 利用料金は継続的に発生しますが、VPG とグループ設定の紐付けが解除されますので、VPG 配下の IoT SIM に対するオプション利用料金は停止します。

VPG を削除する

ユーザーコンソールでは、まず VPG 設定画面の「基本設定」タブにある「この VPG を利用しているグループ」から該当するグループを登録解除し、その後で VPG 設定画面の「高度な設定」タブで「この VPG を削除」ボタンをクリックすると VPG が削除されます。

このとき VPG 自体が削除されるため、VPG への課金は停止します。ただし、再び VPG が必要となったときには新しく VPG を作成する必要があります。VPG 起動時にはセットアップ費用が発生することに注意してください。

  • Gate の利用料金は、VPG セットアップ料金、基本料金で構成されます。詳しくは 課金体系のページ をご覧ください。
  • VPG セットアップ料金は VPG 作成のタイミングごとに課金されます。
  • VPG 基本料金は起動時間に応じて課金されます。VPG 起動後は課金を一時的に停止することはできません。課金を止めたい場合には、VPG 自体と、関連するネットワーク接続 (VPC ピア接続、VPN、専用線接続など)を削除してください。