Harvest Files はファイルを保存するストレージです。デバイスでファイルをアップロード / ダウンロードしたり、SORACOM API を利用してファイルをアップロード / ダウンロードしたりできます。
ユーザーコンソールでも、ファイルをアップロード / ダウンロードできます。
HTTP セッションは切断されることがあります
SORACOM のメンテナンスに伴い、任意のタイミングで HTTP セッションが切断される場合があります。メンテナンスに伴うセッション切断は、SORACOM Status Dashboard などで告知されません。ご了承ください。
データ保管の仕様について
- ファイル保存期間: 731 日間。保存期間を経過したファイルは自動的に削除され、復旧できません。
- Harvest Files 側での暗号化機能: なし。暗号化が必要な場合はクライアント側でご対応ください。
- ファイルサイズ上限: 5 GiB
- セルラー通信経由でアップロードできるファイルサイズ上限は 100 MiB です。
- 保存ファイル数上限: なし
- 同一のファイルパスを対象にファイルを送信した場合、ファイルは上書きされます。
- ディレクトリ階層数上限: 16
- ファイルパスの長さ上限: 1,024 バイト
- ファイルの種類: 制限なし
- スコープ:
private
とpublic
の 2 種類のスコープがあります。private
: お客様が SORACOM Harvest Files にファイルをアップロードする際のスコープです。ファイルをダウンロードするには、認証が必要です。public
: ソラコムが SORACOM Harvest Files にファイルをアップロードする際のスコープです。
デバイスで撮影した画像やログデータを Harvest Files にアップロードする
デバイスで撮影した画像や、デバイスの動作を記録したログデータを、Harvest Files にアップロードして、ユーザーコンソールでダウンロードできます。
- デバイスからファイルをアップロードするには、Harvest Files の エントリポイント にファイルを送信します。詳しくは、デバイスのファイルを Harvest Files にアップロードする を参照してください。
- ユーザーコンソールでファイルをダウンロードする操作について詳しくは、SORACOM Harvest Files に保存したファイルをダウンロード / 削除する を参照してください。
Harvest Files は、Unified Endpoint には対応していません。
ファームウェアをユーザーコンソールで Harvest Files にアップロードする
デバイスに適用するファームウェアをユーザーコンソールでアップロードして、デバイスでダウンロードする仕組みを構築できます。たとえば、デバイスが定期的にファイルの Etag (ファイルのエンティティタグ) を参照してファームウェアの更新有無を確認し、更新があったときのみファームウェアをダウンロードする仕組みが考えられます。
- ユーザーコンソールでファイルをアップロードする操作について詳しくは、ユーザーコンソールでファイルを Harvest Files にアップロードする を参照してください。
- デバイスでファイルをダウンロードする操作について詳しくは、デバイスでダウンロードする を参照してください。
Harvest Files にファイルをアップロードすると、自動的に Etag が設定されます。