SORACOM Harvest Data で可視化する
IoT SIM から Harvest Data に、JSON 形式で送信された数値データおよび位置情報を確認できます。
IoT SIM から送信されたデータを確認する
以下のいずれかの手順で、選択した IoT SIM から送信されたデータを確認できます。
ユーザーコンソールの
→ → の順にクリックして、IoT SIM を選択します。ユーザーコンソールの SIM 管理画面で IoT SIM にチェックを入れて、
→ の順にクリックします。
Harvest Data で確認できるデータ
Harvest Data の一次処理済みデータ、グラフ用データにはそれぞれ以下のようなデータが表示されます。
- データ: バイナリで送信されたデータを Base64 形式でエンコードして
payload
プロパティに設定した JSON データ。 - 一次処理済みデータ: 「データ」の
payload
プロパティをデコードしたデータ (「データ」が JSON 形式の場合は、「データ」と同じ値です)。 - グラフ用データ: 「一次処理済みデータ」が JSON 形式であった場合、
"値名":数値
となっている部分を抽出したデータ。
Harvest Data へ送信するデータの種類に制限はありませんが、上記のルールでグラフ用データを抽出できなかった場合は可視化できません。
- 自動更新 (5 秒) を ON にすると、5 秒おきに新しいデータを取得します。ただし複数のデバイスのグラフを表示させる場合は 60 秒ごとの更新になります。
- 一度にグラフが表示できるデータの上限は 50, 100, 500, 1000 から選択できます。自動で更新が ON のとき時のみ設定した数以上のデータが追加で表示される場合がありますが、その状態で検索ボタンを押した場合やブラウザをリロードした場合は指定した期間内かつ設定した上限数のデータのみが表示されます。
- LoRaWAN デバイス や Sigfox デバイスなどからデータを送信していて、seqNumber や rssi など、可視化に必要ないデータを非表示したい場合は左側の「Data Series」でチェックを外してください。
- グラフおよび地図上で、マッピングされたデータをクリックすると、「選択中のデータ」としてどのような JSON データが表示されているか確認できます。
数値データをグラフ化する
数値データはグラフ化できます。グラフの種類は「折れ線グラフ」「集合棒グラフ」「積み上げ棒グラフ」から選択できます。
- 縦軸は値に応じて自動的に調整されます。任意の最大値と最小値を指定することもできます。
- 凡例で系列のチェックボックスの設定で、系列ごとにグラフの表示 / 非表示を切り替えられます。絞り込み状態の設定は IoT SIM ごとに、ブラウザに保存されます。
- データ要素にマウスポインタを合わせると、データの詳細を確認できます。
位置情報を地図にマッピングする
位置情報 (緯度、経度) は、地図アイコンをクリックすると地図にマッピングできます。
位置情報を取得するプロパティを指定できます
デフォルトでは、緯度と経度は、送信された JSON データに含まれる lat
(または latitude
)、lon
(または longitude
、lng
、long
) から取得されます。
ほかのプロパティで位置情報が送信されている場合は、
で指定してください。ネストされた JSON の扱い
SORACOM Harvest Data に送信されたデータを SORACOM ユーザーコンソール上で可視化する場合、ネストされた JSON 形式のデータはプレフィックスを付与した形で階層をなくした状態で参照できます。以下に例を示します。
Harvest に送信した JSON データ
{
"time": 123455656,
"gps": {
"lat": 23.354,
"lon": 2.0,
"speed": 123
}
}
Harvest のコンソール上では、以下のようなフォーマットで参照できます。
{
"time": 123455656,
"gps.lat": 23.354,
"gps.lon": 2.0,
"gps.speed": 123
}