バージョンに関する注意
- ここでは、Lagoon 2 (旧バージョンの Lagoon) について説明しています。最新バージョンの Lagoon 3 については、Lagoon 3 のドキュメント を参照してください。
- Lagoon 2 は 2024 年 5 月 31 日に終了します。Lagoon 2 が終了するまでに Lagoon 3 へ移行してください。Lagoon 3 への移行方法は、Lagoon 2 から Lagoon 3 に移行する を参照してください。Lagoon 2 終了後は、Dashboard が閲覧できません。また、Alert も停止します。
- 各バージョンに関する情報は、SORACOM Lagoon 2 と SORACOM Lagoon 3 の違い を参照してください。
- Lagoon 2 の新規契約はできません。
- Lagoon Classic の提供は終了しました。
Override 機能では、Query や Expression で設定したメトリックについて単位・系列名の変更や Data link の設定ができます。
Override の設定例
温度センサーを搭載した複数のデバイスから temperature
という系列名でデータが送信されています。Dashboard で表示する際に 自宅の温度
・オフィスの温度
という系列名に変更したいシナリオを考えます。
Override タブより Add an override for
を選択します。
Fields returned by query
を選択します。
変更対象の Query 名 (今回は A
) を選択し、 → を選択します。
変更後の系列名 (今回は 自宅の温度
) を設定します。
同様に Query B
についても系列名を オフィスの温度
に設定して、変更完了です。
Override の設定方法
Override 機能では以下の手順で利用します。
- で変更対象の条件を指定する
- で変更するパラメータを指定する
- 変更後のパラメータを設定する
変更対象に指定できる条件
では以下の条件を指定できます。
条件名 | 意味 |
---|---|
Fields with name | 系列名が設定値と完全一致する |
Fields with name matching regex | 系列名が設定値と正規表現で一致する |
Fields with type | 型が設定値と一致する |
Fields returned by query | クエリ名が設定値と一致する |
変更対象に指定できるパラメータ
Field オプションで設定できる内容 を設定できます。
では(参考) Field オプションと Override 機能の違い
Field オプション・Override 機能ともに、共通して Field オプションで設定できる内容 を設定できます。
Field オプションの設定はデータセクションで取得・整形されたメトリックすべてに対して適用されるのに対し、Override 機能の設定は Override 機能 - 変更対象に指定できる条件 に記載されているように絞り込みができます。
一括で設定したい際に Field オプション、クエリごと・系列名ごとに設定したい場合に Override 機能を利用してください。
(参考) 系列名を変更する各種機能の比較
系列名の変更には Override 機能だけでなく Field オプション・Transformation 機能も利用できます。それぞれの有用なシナリオを紹介します。
シナリオ | Override | Field | Transformation |
---|---|---|---|
Alert との併用 | 〇 | 〇 | × |
複数 SIM から送信された同一系列名を区別して変更 | 〇 | × | × |
正規表現や変数を用いた変更 | △ (変換対象のみ正規表現が利用可能) | × | 〇 (変換後の系列名に変数を利用可能) |