通知されない / 通知されるタイミングが遅れるときは
Alert rule や Notification policy で設定した条件に一致したように見えても、さまざまな要因で通知されないことがあります。Notification policy の設定を確認してください。
ここでは、主に確認すべき項目を紹介しています。各項目の詳細については、Notification policy を設定する を参照してください。
および の設定を確認してください。Alert を通知するタイミングを調節する設定です。
項目 説明 で指定した Group に対する待機時間 (同じ Group の Alert をまとめて送信するために待機する時間) です。たとえば、 が 30 秒に設定されている場合は、Alert が Notification policy の条件に一致しても、最大 30 秒間は通知されません。
条件を満たしたときに、できる限り早く通知するには、1 秒に設定します。
で指定した Group ごとの通知間隔です。たとえば、 が 5 分に設定されている場合は、Alert が Notification policy の条件に一致しても、同じ Group の異なる Alert の通知から最大 5 分間は通知されません。ただし、Group が異なる Alert は対象外になるなど、条件があります。
条件を満たしたときに、できる限り頻繁に通知するにはこの値を小さく設定します。ただし、
が Alert の処理時間を下回った際に Alert 通知が重複する場合があります。当社の検証では を 1 分以上にすると Alert 通知の重複が発生しにくくなることが確認できています。複数の Notification policy を設定している場合は、
の設定を確認してください。Alert rule によって作成された 1 つの Alert (「Alert groups」画面に表示された Alert) に対して、複数の Notification policy の条件が一致する場合があります。その場合、
がオフの Notification policy で指定した条件に一致すると、それ以外の Notification policy は評価されないため、通知されません。- Notification policy を作り直すと評価順序が変わり、通知されるようになることがあります。
不要な通知があるときは
Alert の再通知間隔 (Repeat interval) を調整する
Alert rule の条件を満たし続けた場合の再通知間隔 (Repeat interval) を 4 時間から 24 時間に変更します。
この設定だけでは、「データが無い」か「すべてのデータが null」 という状態が継続した場合は通知されません。
→ の順にクリックします。
Specific routing を作成し、以下のように設定します (抜粋)。Specific routing (Policy) の詳細については、Specific routing (Policy) を設定する を参照してください。
項目 設定 alertname = {Alert rule の名前} 24h をクリックします。
「データが無い」か「すべてのデータが null」の状態が継続した場合の再通知間隔を調整する
「データが無い」か「すべてのデータが null」の状態が継続した場合の再通知間隔を、4 時間から 24 時間に変更します。
→ の順にクリックします。
「データが無い」か「すべてのデータが null」のときに、alertname=DatasourceNoData の Alert が作成されるように設定します。
具体的には、Alert rule を作成し、以下のように設定します (抜粋)。Alert rule の詳細については、Alert rule を設定する を参照してください。
項目 設定 No Data Alert の詳細について を参照してください。
を「No Data」に設定している場合の Alert の詳細については、をクリックします。
→ の順にクリックします。
Specific routing を作成し、以下のように設定します (抜粋)。Specific routing (Policy) の詳細については、Specific routing (Policy) を設定する を参照してください。
項目 設定 alertname = DatasourceNoData
rulename = {Alert rule の名前}
24h をクリックします。