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Home ドキュメント SORACOM Lagoon 3 Getting Started

サンプルデータソース (Demo) を使用した Dashboard を作成する

新しい Dashboard を作成し、ソラコムが用意したサンプルデータソース (Demo) を使用した Panel を 1 つ追加します。

ここで作成する Dashboard の特徴は以下のとおりです。

  • 可視化するリソースやプロパティを選択できます。
  • 系列 (軸) に単位が設定されていて、系列の名前 (凡例) が設定されています。

サンプルデータソース (Demo) を利用できます
  • ここで利用するサンプルデータソース (Demo) は、Lagoon の動作を確認するためのデータです。すぐにデバイスが用意できない場合や、データの送信形式が決まっていない場合に利用できます。
  • サンプルデータソース (Demo) は無料です。Harvest Data のデータ保持期間延長オプション を有効化しても、データエクスポート料金は発生しません。
テンプレートを使用して Dashboard を作成することもできます

より簡単に Dashboard の作成を試すには、あらかじめ複数の Panel が設定されたテンプレートを使用できます。詳しくは、テンプレートを使用して Dashboard を作成する を参照してください。

操作を始める前に準備が必要です (クリックして確認してください)

(1) SORACOM Lagoon 3 の利用を開始する

Lagoon 3 の利用を開始します。詳しくは、SORACOM Lagoon 3 の利用を開始する を参照してください。

準備完了

ステップ 1: 新しい Dashboard と Panel を作成する

  1. Lagoon コンソールにログイン して、[ (Dashboards)][New][New Dashboard] の順にクリックします。

    New dashboard という名前の Dashboard が作成されます。

  2. [Add a new panel] をクリックします。

    Panel が作成され、「Edit Panel」画面が表示されます。

ステップ 2: Panel を設定して temperature と humidity を表示する

任意のデータを Panel に表示する設定にして、サンプルデータソース (Demo) の temperature と humidity を表示します。

  1. データセクションの [Query] タブをクリックし、[Data source] で「Harvest (default)」を選択します。

  2. Query「A」を以下のように設定します。

    項目説明
    [Resource Type]「$resource_types」を選択します。
    [Group]「$groups」を選択します。
    [Resource]「$resources」を選択します。
    [Data Format]「Standard」を選択します。
    [Properties]「$properties」を選択します。

    「$」から始まる項目は Variables (変数) です

    「$resource_types」のように、「$」から始まる項目は Variable (変数) です。Variable を使うと、Dashboard を表示できるユーザーであれば Panel の表示内容を変更できます。Variable について詳しくは、Variables (変数) を利用して Panel に表示する対象データを切り替える を参照してください。

    Panel の表示内容を固定するには、Variable 以外の項目を選択します。たとえば [Resource Type] では「Air」や「Demo」を選択してください。Query の設定について詳しくは、Panel に表示するデータを選択する (Query) を参照してください。

  3. 画面上部で Dashboard の設定を変更して、[ (Refresh dashboard)] を押します。

    項目
    [resource_type]「Demo」を選択します。
    [groups]「All Groups」を選択します。
    [resources]「Device-1」を選択します。
    [properties]「temperature」(温度) と「humidity」(湿度) を選択します。

    humidity と temperature のグラフが追加されます。

すべての系列を表示することもできます

[Data Format] で「Table」を選択すると、[Resources] で選択したリソース (Device-1) のすべての系列を可視化できます。データフォーマットについて詳しくは、Query を設定する を参照してください。

ほかの系列も表示できます

サンプルデータソース (Demo) には、以下のデータも含まれます。画面上部の Dashboard の設定を変更すると、このデータも表示できます。

  • battery
  • elevation
  • latitude
  • longitude
Panel の種類は変更できます

Panel の種類は標準では、Time series (時系列) が選択されています。

そのほかの形式で表示するには、Panel の種類 を変更します。たとえば、latitude と longitude を利用して、デバイスの位置を表示するには、Soracom Map Panel に変更します。

ステップ 3: Panel のタイトルを設定する

標準では「Panel Title」と表示されています。

  1. [All][Panel options] の順にクリックし、[Title] に「湿度と温度」を入力します。

ステップ 4: 系列の名前を設定する

[Transform] を使用して、各系列の名前を以下のように設定します。[Transform] は、Query の結果を変換する機能です。詳しくは、Panel で可視化する前に Query を変換する (Transform) を参照してください。

系列表示
Device-1 humidityDevice-1 湿度
Device-1 temperatureDevice-1 温度
  1. データセクションの [Transform] タブをクリックします。

  2. [Add transformation] に「Rename by regex」を入力して、[Rename by regex] をクリックします。

  3. [Match][Replace] を以下のように設定します。

    項目説明
    [Match]「(.*) humidity」を入力します。
    [Replace]「$1 湿度」を入力します。

    グラフに表示される凡例が「Device-1 humidity」から「Device-1 湿度」に変わります。

  4. [+Add transformation] をクリックします。

  5. 手順 2~3 と同様の操作で、グラフに表示される凡例を「Device-1 temperature」から「Device-1 温度」に変更します。

    グラフの凡例が日本語に変更されました。

ステップ 5: 系列の単位を設定する

Panel の可視化に関する共通オプションの [Overrides] を使用して、各系列の単位を設定します。

項目系列
[Fields with name]
単位
[Standard options > Unit]
Override 1humidity (base field name)Misc / Percent (0-100)
Override 2temperature (base field name)Temperature / Celsius (°C)
  1. [Overrides][+Add field override] の順にクリックします。

  2. [Fields with name] をクリックして、[Fields with name] で「humidity (base field name)」を選択します。

  3. [+Add override property] をクリックし、「Standard options > Unit」を入力して、「Standard options > Unit」を選択します。

  4. [Standard options > Unit] に「Misc / Percent (0-100)」を入力して、「Misc / Percent (0-100)」を選択します。

    湿度のグラフの単位が % に変わります。

    上記の表の Override 1 の設定が終わりました。

  5. 上記の表の Override 2 も同様の手順で設定します。

    項目説明
    [Fields with name]「temperature (base field name)」を選択します。
    [+Add override property]「Standard options > Unit」を選択します。
    [Standard options > Unit]「Temperature / Celsius (°C)」を選択します。

    温度のグラフの単位が °C に変わります。

    なお、2 つの系列で単位が異なるため、自動的に 2 軸グラフに変更されています。

ステップ 6: Dashboard を保存する

  1. 「Edit Panel」画面で [Apply] をクリックします。

    Dashboard 画面に戻ります。

  2. [ (Save dashboard)] をクリックします。

    Save dashboard 画面が表示されます。

  3. [Dashboard name] に Dashboard の名前 (例: Demo 用 dashboard) を入力して、[Save] をクリックします。

    Dashboard が保存されます。そのほかの項目について詳しくは、新規保存する を参照してください。

ステップ 7: Dashboard で Variables の値を変更する

ステップ 2 で、データセクションの [Query] タブの Query「A」で Variables (変数) を選択しました。Variables を選択した場合は、Dashboard の画面で Panel の表示内容を変更できます。

  1. Dashboard 画面上部の [resources] で、たとえば「Device-1」と「Device-3」にチェックを入れて、何もない部分をクリックします。

    Panel に表示されるグラフが更新されます。

単位が未設定の系列はまとめられます

Dashboard 画面上部の [properties] で「temperature」または「humidity」以外の項目を選択すると、単位未設定の系列として新しい軸が追加されます。

ステップ 8: Dashboard を再表示する

作成した Dashboard を再表示して、Dashboard を保存したときの表示に戻ることを確認します。

  1. [ (Dashboards)][Browse][General] の順にクリックし、作成した Dashboard をクリックします。

    作成した Dashboard が表示されます。

Folder や Tag を利用できます

複数の Dashboard を管理するために、Folder を作成したり Tag を追加したりできます。詳しくは、Dashboard を Folder や Tag で管理する を参照してください。