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Home ドキュメント SORACOM Napter トラブルシューティングとサポート

SORACOM Napter の監査ログを利用する

Napter 監査ログは、Napter のオンデマンドリモートアクセスを使用してデバイスにリモートアクセスを実施したときに、オンデマンドリモートアクセスに対するイベント (CONNECTED や ACCESS など) が記録される機能です。標準では 24 時間の Napter 監査ログが保存されます。Napter 監査ログ利用オプションを利用すると 366 日に延長できます。詳しくは、Napter 監査ログ利用オプション を参照してください。

また、リモートアクセスを実施する操作については、IoT デバイスに SSH 接続する を参照してください。

監査ログと Napter 監査ログは異なる機能です

監査ログと Napter 監査ログは異なる機能です。Napter のオンデマンドリモートアクセスを作成するために SORACOM API を呼び出した際の記録は、監査ログにのみ記録されます。

ログ種別説明
監査ログSORACOM API の呼び出し履歴を記録する機能です。たとえば、Napter のオンデマンドリモートアクセスを作成する操作は「監査ログ」に記録されます。詳しくは、監査ログ を参照してください。
Napter 監査ログNapter を使用してデバイスにリモートアクセスしたときに、イベントを記録する機能です。たとえば、ssh コマンドを利用すると「Napter 監査ログ」に記録されます。
Napter 監査ログの保存期間

Napter 監査ログは、デフォルトで 24 時間分が記録されます。Napter 監査ログ利用オプションを有効化することで、1 年間 (366 日間) に延長できます。

Napter 監査ログを確認する

ユーザーコンソール にログインし、[メニュー][ログと統計][Napter 監査ログ] の順にクリックします。

Napter 監査ログには、以下の項目が表示されます。

日時イベント発生時のタイムスタンプ。
IMSIリモートアクセスの対象になっているデバイスで利用する IoT SIM の IMSI。
イベントタイプ
Napter 監査ログタイプの項目説明
CREATEDオンデマンドリモートアクセスが作成されました。
ACCESSリモートアクセスを実施し、リモートアクセス元 (*1) から SORACOM まで到達しました。
CONNECTEDSORACOM を経由して宛先 (*2) へのアクセスを試行しました。CONNECTED と表示されていても、デバイスの電源が切れているなど、デバイスに到達できないことがあります。その場合は、デバイスの設定 (電源が入っていること、デバイスから SORACOM に到達できること、iptablessshd、ファイアウォールなど) を確認してください。
DENIED

なんらかの理由で Napter がアクセスを拒否した。

  • Napter 実行時に設定したリモートアクセス元 IP アドレスレンジの制限。
  • オンデマンドリモートアクセスの有効期限が切れた。
REFUSED短い時間に大量アクセスし、SORACOM によって不正とみなされた。
CLOSED

セッションを切断した。

  • SSH の場合は、Close した。
  • HTTP の場合は、セッションが終了した。
DELETEDオンデマンドリモートアクセスが手動で削除されました。
EXPIREDオンデマンドリモートアクセスの有効期限が切れたため、削除されました。
詳細リモートアクセス元 (*1) IP アドレス:ポート > オンデマンドリモートアクセス作成時に発行された IP アドレス:ポート > 宛先 (*2) IP アドレス:ポート。
  • (*1) 「リモートアクセス元」は、オンデマンドリモートアクセスを利用したデバイス (PC など) を指します。
  • (*2) 「宛先」は、IoT SIM を利用するデバイスを指します。
Napter 監査ログに記録されないときは

オンデマンドリモートアクセスを作成し、リモートアクセスを実施 (例: ssh コマンドを利用) しても Napter 監査ログに記録されないときは、以下の内容を添えて SORACOM サポート にお問い合わせください。

  • オンデマンドリモートアクセスを作成した IoT SIM の IMSI。

  • リモートアクセス元のグローバル IP アドレス。グローバル IP アドレスは、以下のサイトなどで確認できます。

    https://whatismyipaddress.com/

Napter 監査ログ利用オプション

Napter 監査ログは、デフォルトで 24 時間分が記録されます。Napter 監査ログ利用オプションを有効化することで、1 年間 (366 日間) に延長できます。

標準機能Napter 監査ログ利用オプション (*1)
Napter 監査ログ保存期間24 時間366 日 (*2)
利用申し込みの要否申し込み不要申し込み必要
利用料金 (月額料金およびデータエクスポート料金)無料有料
  • (*1) Napter 監査ログ利用オプションは、カバレッジタイプごとに有効化します。
  • (*2) Napter 監査ログ利用オプションが有効化されて以降、過去 366 日の履歴を参照できます。Napter 監査ログ利用オプションを無効化し、再び有効化しても、以前の Napter 監査ログは確認できません。

Napter 監査ログ利用オプションを有効化する

Napter 監査ログ利用オプションを有効化すると月額料金とデータエクスポート料金が発生します

料金について詳しくは、SORACOM Napter のご利用料金 を参照してください。

  • Napter 監査ログ利用オプションを有効化している場合は、データを確認するごとにデータエクスポート料金 (Napter 監査ログの読み出しにかかる料金) が発生します。
  • Napter 監査ログ利用オプションを無効化している場合は、データを確認してもデータエクスポート料金は発生しません。

Napter 監査ログの有効化/無効化は、ルートユーザーのみ行えます。SAM ユーザーでは有効化/無効化できません。

  1. ユーザーコンソールルートユーザーでログインし、[メニュー][ログと統計][Napter 監査ログ] の順にクリックします。

  2. [保存期間を延長する] をクリックします。

  3. 内容を確認して、[変更する] をクリックします。

Napter 監査ログ利用オプションを無効化する

Napter 監査ログ利用オプションを無効化するには、同様の操作で [無効にする][変更する] の順にクリックします。

Napter 監査ログ利用オプションを無効化し、再び有効化しても、以前の Napter 監査ログは確認できません。