WASM モジュール開発環境は、SORACOM Orbit で動作する WASM モジュールを開発するための開発環境です。WASM モジュール開発環境のセットアップについて詳しくは、WASM モジュール開発環境をセットアップする を参照してください。
package.json
(AssemblyScript のみ)
package.json
の scripts
セクションの用途は以下のとおりです。build
や test
には SDK で提供する Orbit 互換ランタイムで動作させるために必要な引数を定義しています。
init
: NPM モジュールを初期化するlint
: eslint を実行するbuild
: WASM モジュールをビルドするbuild:optimized
: WASM モジュールをビルドする (最適化有効)test
: WASM モジュールを Jest でテストするtest:updateSnapshot
: Jest のスナップショットを更新するclean
:build/
ディレクトリ以下を削除する
package.json の内容は要件に合わせて変更してください
ただし内容を変更すると、SORACOM Orbit で説明したとおりに動作しない場合や SORACOM Orbit にアップロードした場合に動作しない場合があります。
Makefile
(C/C++ のみ)
Makefile
の各ターゲットの用途は以下のとおりです。
build
: WASM モジュールをビルドするrelease
: WASM モジュールをビルドする (最適化有効)clean
:build/
ディレクトリ以下の WASM モジュールを削除する
Makefile の内容は要件に合わせて変更してください
ただし内容を変更すると、SORACOM Orbit で説明したとおりに動作しない場合や SORACOM Orbit にアップロードした場合に動作しない場合があります。
環境変数
VS Code 起動時に以下の環境変数がセットされていると Development container や VS Code、統合ターミナル内のシェルで利用できます。
SORACOM_COVERAGE
: SORACOM API カバレッジSORACOM_AUTHKEY_ID
: SORACOM API 認証キー IDSORACOM_AUTHKEY_SECRET
: SORACOM API 認証キー
更新履歴
2023-12
- AssemblyScript
- Node.js v20 へのバージョンアップ
- 依存関係のバージョンアップ
- TypeScript 5.3.3
- AssemblyScript 0.18.32
- eslint 8.56.0
- prettier 3.1.1
- SORACOM Orbit SDK for AssemblyScript の公開にあわせて SDK の同梱を終了
- Rust
- Rust 1.74.1 へのバージョンアップ
- SORACOM Orbit SDK for Rust の公開にあわせて SDK の同梱を終了
- C
- 同梱する SDK を SORACOM Orbit SDK for C/C++ へ更新
2022-12
- AssemblyScript
- Node.js v18 へのバージョンアップ
build
およびbuild:optimized
スクリプトからDate
とMath
に関するフラグを削除- 依存関係のバージョンアップ
- jest 29.2.4
- prettier 2.8.1
- eslint 8.30.0
- TypeScript 4.9.4
- assemblyscript-json 1.1.0
- Rust
- Rust 1.66.0 へのバージョンアップ
2022-05
- AssemblyScript
- Node.js v16 LTS へのバージョンアップ
- 依存関係のバージョンアップ
- jest 27.5.1
- prettier 2.6.2
- eslint 8.16.0
- TypeScript 4.7.2
- Rust
- Rust 1.61.0 へのバージョンアップ
- TinyGo
- TinyGo 0.23.0 へのバージョンアップ
- 共通
- SORACOM CLI のインストール方法の変更 (コンテナー作成時の最新版がインストールされます)
2021-05
- AssemblyScript
- Node.js v14 LTS へのバージョンアップ
- テストランタイムで入力の Content Type が
text/plain
の場合にもJSON.parse
される問題を修正 - 依存関係のバージョンアップ
- jest 26.6.3
- prettier 2.2.1
- eslint 7.24.0
- TypeScript 4.2.4
- assemblyscript 0.18.27
- assemblyscript-json 1.0.0
- Rust
- Rust 1.51.0 へのバージョンアップ
- TinyGo
- TinyGo 0.17.0 へのバージョンアップ
- 依存関係のバージョンアップ
- moznion/go-json-ice 0.0.3
- 共通
- コンテナービルド時に最新の SORACOM CLI をダウンロードするよう変更
- VS Code にリソースモニタ拡張を追加
- ターミナルのプロンプトの微調整
- SORACOM CLI bash completion の有効化
2020-11
- AssemblyScript
- ローカルテスト環境 (
tests/runtime
) でtext/plain
形式をサポート - 依存関係のバージョンアップ
- jest 26.5.3
- prettier 2.1.2
- eslint 7.11.0
- TypeScript 4.0.3
- AssemblyScript 0.16.1
- assemblyscript-json 0.3.3
- ローカルテスト環境 (
- Rust
- Rust 1.47.0 へのバージョンアップ
- コンパイル時の警告の削減
- VS Code 拡張機能
- ログの表示順序の変更 (タイムスタンプ降順)
- クエリパラメータの最適化
- 共通
- サンドボックスのサポート
- SORACOM CLI 0.6.1 へのバージョンアップ
2020-09
- AssemblyScript
- 依存関係のバージョンアップ
- jest 26.0.10
- prettier 2.1.1
- eslint 7.7.0
- TypeScript 4.0.2
- AssemblyScript 0.14.9
- assemblyscript-json 0.3.2
- 使用していないパッケージ
npm-run-all
とts-node
の削除
- 依存関係のバージョンアップ
- Rust
- Rust 1.46.0 へのバージョンアップ
- 依存関係のバージョンアップ
- wee_alloc 0.4.5
- TinyGo
- サポート追加
- 共通
- SORACOM CLI 0.5.9 へのバージョンアップ
2020-07
- 公開