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Home ドキュメント Soracom Cloud Camera Services 通知設定 (Public Beta)

SORACOM アカウント (オペレーター) に対するイベント通知を設定する

SORACOM アカウント (以下、オペレーター) に対する以下のイベントが発生したときに、Webhook またはメールで通知できます。

通知タイプ説明
デバイス追加

ソラカメ対応カメラをオペレーターに追加したとき (例: STEP 1: ソラカメ対応カメラを設置する を行ったとき) に通知されます。

なお、「デバイス削除」が通知されたソラカメ対応カメラを、もう一度そのオペレーターに追加したときも「デバイス追加」が通知されます。

デバイス削除

ソラカメ対応カメラを削除したり、共有先のオペレーターで共有を解除したりすると通知されます。たとえば、以下の操作を行ったときに通知されます。

なお、ソラカメ対応カメラをオペレーターから削除せずに、別のオペレーターに追加したときにも、元のオペレーターで「デバイス削除」が通知されます。

デバイス共有ほかのオペレーターにソラカメ対応カメラを共有したとき、または、ほかのオペレーターからソラカメ対応カメラが共有されたときに通知されます (例: ソラカメ対応カメラを共有する を行ったとき)。
ソラカメ対応カメラのリセットボタンを押したときは「デバイス削除」および「デバイス追加」は通知されません

リセットボタンを押したあと、続けて同じオペレーターに追加した場合は、「デバイス削除」も「デバイス追加」も通知されません。代わりに「デバイスオフライン」および 「デバイスオンライン」が通知されます。「デバイスオフライン」および「デバイスオンライン」について詳しくは、ソラカメ対応カメラに対するイベントを通知を設定する を参照してください。

メールの送信先はルートユーザーで設定してください

メールの送信先は SAM ユーザーでは設定できません。ルートユーザーと SAM ユーザーの違いについては、ルートユーザーと SAM ユーザー を参照してください。

オペレーターに対するイベント通知の概要を確認する

通知設定画面で、オペレーターに対するイベント通知の現在の状況を確認できます。

  1. ユーザーコンソール にログインし、カバレッジタイプを「日本」に変更します。

    詳しくは、SORACOM ユーザーコンソールで表示するカバレッジタイプを変更する を参照してください。

  2. [メニュー][ソラコムクラウドカメラサービス][通知設定] の順にクリックします。

  3. 「ソラカメ通知オプションのご利用について」画面が表示されたときは、内容を理解したうえで、[理解して利用する] をクリックします。

    通知設定画面が表示されます。

  4. [デバイスの追加/削除/共有の通知] の表示を確認します。

    項目説明
    [通知タイプ]

    通知タイプごとに、有効 / 無効を確認できます。

    • 有効 (緑): 通知タイプが有効で、通知内容も設定されています。
    • 有効 (オレンジ): 通知タイプが有効ですが、通知内容が設定されていません。通知されません。
    • 無効: 通知タイプが無効です。通知されません。
    [通知先]

    通知先 (E メール通知先、Webhook 1、Webhook 2) ごとに、設定の有無、有効 / 無効を確認できます。

    • 表示なし: 通知先が設定されていません。通知されません。
    • 有効: 通知先が設定されていて、有効です。
    • 無効: 通知先が設定されていますが、無効です。通知されません。
    すべてが [有効] の表示になっていても通知されない場合があります
    • E メール通知先の場合は、[件名][本文] が設定されていることを確認してください。
    • Webhook 通知先の場合は、[リクエストボディ] が設定されていることを確認してください。

通知設定の詳細画面を表示する

オペレーターに対するイベント通知は、「デバイスの追加/削除/共有の通知設定」画面で設定します。ここでは、この画面を「通知設定の詳細画面」と表記します。

  1. ユーザーコンソール にログインし、カバレッジタイプを「日本」に変更します。

    詳しくは、SORACOM ユーザーコンソールで表示するカバレッジタイプを変更する を参照してください。

  2. [メニュー][ソラコムクラウドカメラサービス][通知設定] の順にクリックします。

  3. 「ソラカメ通知オプションのご利用について」画面が表示されたときは、内容を理解したうえで、[理解して利用する] をクリックします。

    通知設定画面が表示されます。

  4. [デバイスの追加/削除/共有の通知][通知を設定する] をクリックします。

    通知設定の詳細画面が表示されます。

    続けて、通知先と通知メッセージを設定します。

オペレーターに対するイベント通知の通知先を設定する

通知設定の詳細画面の [1.通知先設定] で、オペレーターに対するイベント通知の通知先を設定します。通知先には、メール (1 件のみ。送信先は最大 3 件)、Webhook (最大 2 件)、またはその両方を設定できます。

通知タイプごとに通知先を設定することはできません

通知先は、通知設定の詳細画面ごとに設定します。通知タイプ (デバイス追加、デバイス削除、デバイス共有) ごとに、異なる通知先を設定することはできません。

メールの送信先を設定する

メールで通知する場合は、送信先 (TO、CC、BCC) を設定します。送信先には、あわせて最大 3 件のメールアドレスを選択できます。

メールの送信先はルートユーザーで設定してください

メールの送信先は SAM ユーザーでは設定できません。ルートユーザーと SAM ユーザーの違いについては、ルートユーザーと SAM ユーザー を参照してください。

  1. メール設定画面で、メールアドレスをオペレーターに追加します。

    詳しくは、メールアドレスを追加する を参照してください。

    なお手順 3 では、オペレーターに追加済み (検証済み) のメールアドレスだけが選択できます。あらかじめメールアドレスを追加してください。

  2. 通知設定の詳細画面で、[デバイスの追加/削除/共有の通知先設定][E メール] タブをクリックし、[E メール通知先を有効にする] をオンにして、[E メール通知先を設定する] をクリックします。

    「デバイスの追加/削除/共有の E メール通知先」画面が表示されます。

  3. [TO][CC][BCC] でメールアドレスを選択します。

    • [TO] に 2 つのメールアドレスを指定する場合など、同じ欄に複数のメールアドレスを指定するには、[+送信先を追加する] をクリックすると、選択欄を追加できます。
    • メールアドレスを通知先から削除するには、[] をクリックします。

    メールアドレスが表示されないときは

    この画面では、オペレーターに追加済み (検証済み) のメールアドレスを選択できます。あらかじめ、メールアドレスをオペレーターに追加してください。詳しくは、メールアドレスを追加する を参照してください。

    E メール通知先からすべてのメールアドレスを削除することはできません

    一度、[TO][CC][BCC] のいずれかにメールアドレスを選択して保存すると、すべてのメールアドレスを削除して保存することはできません。メールで通知を受け取らないようにするには、前の画面に戻って [E メール通知先を有効にする] をオフにしてください。

  4. [保存する] をクリックします。

    通知設定の詳細画面に戻ります。

Webhook の通知先を設定する

Webhook で通知する場合は、2 件のサービス (URL) を設定できます。たとえば、1 件は Slack に設定し、1 件は AWS Lambda に設定することが考えられます。

  1. 通知設定の詳細画面で、[デバイスの追加/削除/共有の通知先設定][WEBHOOK] タブをクリックして、[+Webhook 通知先を追加する] をクリックします。

    • 追加済みの Webhook 通知先を編集する場合は [] をクリックします。
    • 追加済みの Webhook 通知先を削除する場合は [] をクリックします。なお、Webhook 通知先を削除すると、Webhook 通知先に設定した通知メッセージもすべて削除されます。一時的に設定を無効化する操作は、オペレーターに対するイベントの通知設定を無効化する を参照してください。
  2. 以下の項目を設定します。

    項目説明
    [URL]送信先の URL を入力します。
    [HTTP メソッド]HTTP メソッドを選択します。
    [HTTP ヘッダー]

    HTTP ヘッダーの [ヘッダー名][値] のペアを設定します。[+ヘッダーを追加する] をクリックすると、入力欄を追加できます (最大 10 件)。

    • HTTP ヘッダーを削除するには、[] をクリックします。
    • Webhook のリクエストボディで、JSON 形式のデータを送信する場合は、[HTTP ヘッダー][ヘッダー名]content-type[値]application-json を入力します。
    • [HTTP ヘッダー] では、同一のヘッダー名に複数の値を指定することはできません。複数の値を設定した場合は、いずれか 1 つだけが保存されます。

  3. [保存する] をクリックします。

    通知設定の詳細画面に戻ります。

  4. [Webhook 通知先 1 を有効にする] をオンにします。

通知タイプごとに通知を有効化する

通知設定の詳細画面の [2.通知メッセージ設定] で、通知タイプごとに通知を有効化します。

  1. 通知設定の詳細画面の [2.通知メッセージ設定] で、利用する通知タイプをオンにします。

    • [デバイス追加通知を有効にする]: ソラカメ対応カメラをオペレーターに追加したときに通知されます。
    • [デバイス削除通知を有効にする]: ソラカメ対応カメラをオペレーターから削除したときに通知されます。
    • [デバイス共有通知を有効にする]: ほかのオペレーターにソラカメ対応カメラを共有した、または、ほかのオペレーターからソラカメ対応カメラが共有されたときに通知されます。

    通知条件について詳しくは、通知タイプの説明 を参照してください。

  2. 通知タイプごとに通知メッセージを設定します

    通知メッセージを設定してください

    通知タイプごとに通知メッセージを設定する の手順に従って通知メッセージ (メールの送信内容、Webhook のリクエストボディ、またはその両方) を設定してください。通知メッセージを設定した状態でイベントが発生すると、通知が送信されます。 通知メッセージを設定しない状態では、通知は送信されません。

通知タイプごとに通知メッセージを設定する

通知設定の詳細画面の [2.通知メッセージ設定] で、通知タイプごとに メールの送信内容Webhook のリクエストボディ、またはその両方を設定してください。

メールの送信内容を設定する

メールで通知する場合は、件名と本文を設定します。

件名と本文を設定しないと通知されません

[件名][本文] は必ず設定してください。

  1. 通知設定の詳細画面で、利用する通知タイプの [E メール] タブ → [E メールのメッセージを編集する] の順にクリックします。

    「E メールのメッセージを編集する」画面が表示されます。

  2. 以下の項目を設定します。

    項目説明
    [件名]メールの件名を入力します。
    [本文]メールの本文を入力します。

    • [デフォルトのメッセージを使う] をクリックすると、[件名][本文] が標準的な内容に置き換えられます。
    {{event_type}} のような変数を利用できます
    • [件名][本文]{{event_type}} のような変数を入力すると、実際の通知では対応する情報に置き換えられます。詳しくは、リクエストボディやメールの本文で利用できる変数 を参照してください。
    • [プレビュー] をオンにすると、[件名][本文] に入力した変数が、サンプルの情報に置き換えられて表示されます。
  3. [保存する]

    通知設定の詳細画面に戻ります。

Webhook のリクエストボディを設定する

Webhook で通知する場合は、リクエストボディを設定します。Webhook 通知先として、2 件のサービス (URL) を設定できます。そのため、リクエストボディは Webhook 通知先ごとに自由に変更できます。

リクエストボディを設定しないと通知されません

[リクエストボディ] は必ず設定してください。

  1. 通知設定の詳細画面で、利用する通知タイプの [WEBHOOK] タブ → [Webhook 通知先 1 のメッセージを編集する] の順にクリックします。

    「Webhook のメッセージを編集する」画面が表示されます。

  2. [リクエストボディ] に、Webhook のリクエストボディを入力します。

    なお、HTTP ヘッダーは通知先に登録します。[リクエストボディ] を JSON 形式で入力する場合は、対応する Webhook 通知先の [HTTP ヘッダー][ヘッダー名]content-type[値]application-json を入力します。Webhook 通知先の設定について詳しくは、Webhook の通知先を設定する を参照してください。

    • [デフォルトのメッセージを使う] をクリックすると、[リクエストボディ] が標準的な内容に置き換えられます。
    {{event_type}} のような変数を利用できます
    • [リクエストボディ]{{event_type}} のような変数を入力すると、実際の通知では対応する情報に置き換えられます。利用できる変数について詳しくは、リクエストボディやメールの本文で利用できる変数 を参照してください。
    • [プレビュー] をオンにすると、[リクエストボディ] に入力した変数が、サンプルの情報に置き換えられて表示されます。
    • [テストメッセージを送信する][送信する] の順にクリックすると、[リクエストボディ] に入力した変数が、サンプルの情報に置き換えられて、Webhook の URL に送信されます。
  3. [保存する] をクリックします。

    通知設定の詳細画面に戻ります。

リクエストボディやメールの本文で利用できる変数

リクエストボディやメールの本文では変数を利用できます。変数を指定した場合、実際の通知では適切な情報に置き換えられます。リクエストボディやメールの本文で利用できる変数は以下のとおりです。

  • {{event_type}}: イベントタイプに置き換えられます。以下のいずれかです。

    • device_added: デバイス追加。
    • device_removed: デバイス削除。
    • device_share_status_changed: デバイス共有。
    • connection_status_changed: デバイスオンライン、またはデバイスオフライン。
    • cloud_recording_interrupted: クラウド常時録画停止 。
    • event_detected: モーション検知/サウンド検知。
  • {{operator_id}}: SORACOM アカウント ID (オペレーター ID) に置き換えられます。

  • {{device_id}}: ソラカメ対応カメラのデバイス ID に置き換えられます。

  • {{device_name}}: ソラカメ対応カメラのデバイス名またはデバイス ID に置き換えられます。

  • {{#each device_list}}{{/each}}: ソラカメ対応カメラのリストを扱うブロックを定義します。ブロックの中では、ソラカメ対応カメラのデバイス ID ({{device_id}}) と デバイス名 ({{device_name}}) を利用できます。

    ソラカメ対応カメラのリストから、デバイス名およびデバイス ID を取得するには、以下のように記述してください。

    Webhook のリクエストボディの例:

    {
      "text": "デバイスが削除されました: operator_id == {{operator_id}}",
      "devices": [
        {{#each device_list}}
          {{#if (ne @index 0)}},{{/if}}{
            "device_name": "{{device_name}}",
            "device_id": "{{device_id}}"
          }
        {{/each}}
      ]
    }
    
  • {{status}}: ソラカメ対応カメラのクラウドへの接続状態。

    • connected: クラウドに接続した。
    • disconnected: クラウドへの接続が切断された。
  • {{share_type}}: ソラカメ対応カメラを共有したとき、および共有されたときの操作種別。以下のいずれかです。

    • provide: 自分が共有元のときに共有した、または自分が共有先のときに共有された。
    • accept: 自分が共有元のときに相手に承認された、または自分が共有先のときに承認した。
    • deny: 自分が共有元のときに相手に拒否された、または自分が共有先のときに拒否した。
    • cancel: 自分が共有元のときに共有を取り消した。
通知タイプごとに利用できる変数は異なります

利用可能な変数は、「E メールのメッセージを編集する」画面や「Webhook のメッセージを編集する」画面の「利用可能な変数」に表示されています。この表示は、通知タイプごとに切り替わります。「利用可能な変数」に表示されていない変数は、その通知タイプでは利用できません。

オペレーターに対するイベントの通知設定を無効化する

設定を削除せずに通知設定を無効化できます。

  1. 通知設定の詳細画面で、無効化する通知タイプをオフにします。