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Home ドキュメント Virtual Private Gateway (VPG) Getting Started

Virtual Private Gateway (VPG) を作成する

日本カバレッジの IoT SIM は日本カバレッジの VPG を、グローバルカバレッジの IoT SIM はグローバルカバレッジの VPG を利用できます。

VPG の料金について

VPG の料金の概要は以下のとおりです。詳しくは、Virtual Private Gateway のご利用料金 を参照してください。

  • VPG を作成すると、セットアップ料金が発生します。
  • 申請が必要な VPG の設定変更については、セットアップ料金が発生します。
  • VPG を削除するまで、基本料金が継続して発生します。基本料金は起動時間に応じて設定されていますが、基本料金の課金を一時的に停止することはできません。基本料金の課金を止めるには、VPG を削除 してください。
SORACOM API のテストには SORACOM API Sandbox を利用できます

VPG の利用には料金が発生しますが、VPG 関連の SORACOM API をテストする場合は、SORACOM API Sandbox を利用できます。

  1. ユーザーコンソール にログインし、VPG を利用する IoT SIM にあわせてカバレッジタイプを変更します。

    たとえば、plan01s の IoT SIM で利用する VPG を作成する場合は、グローバルカバレッジの表示に変更します。詳しくは、SORACOM ユーザーコンソールで表示するカバレッジタイプを変更する を参照してください。

  2. [メニュー][VPG] の順にクリックします。

  3. [+ VPG を作成] または [+ VPG を追加] をクリックします。

    「VPG を追加」画面が表示されます。

    VPG 作成後に VPG Type を変更することはできません

    VPG Type-E/F/F2/G の違いについては、Virtual Private Gateway (VPG) のタイプ を参照してください。

  4. 以下の項目を設定します。

    項目説明
    [名前]VPG の名前 (任意) を入力します。
    [VPG タイプを選択してください]

    VPG のタイプ を選択します。

    • Type-E: 閉域網接続が不要な場合に VPG Type-E を利用します。VPG Type-F に比べて安価に利用できます。
    • Type-F: 閉域網接続 もしくは SIM ベースルーティングが必要な場合に VPG Type-F を利用します。お客様システムとの双方向な IP 通信には、別途 VXLAN 設定 (SORACOM Gate C2D) が必要です。NAT なしの双方向な IP 通信にはそれに加えて、SORACOM Junction リダイレクション機能の設定が必要です。
    • Type-F2: 閉域網接続が必要な場合に VPG Type-F2 を利用します。NAT なしの双方向の IP 通信ができます。
    VPG Type-F2 は Public beta です

    Public beta の位置づけは 用語集 を参照してください。

    VPG Type-G はユーザーコンソールでは作成できません

    VPG Type-G の利用を検討している場合は、セールスチーム にお問い合わせください。

    [インターネットゲートウェイ]

    VPG を利用する IoT SIM のインターネットアクセスを無効化できます。

    • ON: インターネットアクセスを有効化します。VPG がインターネットへのルーティングを行います。
    • OFF: インターネットアクセスを無効化します。Beam などを利用してもインターネットへアクセスできません。

    [VPG タイプを選択してください] で「Type-E」を選択した場合は、[インターネットゲートウェイ] は OFF にできません。

    [ランデブーポイント]

    グローバルカバレッジでは、VPG の作成時に ランデブーポイント を「東京 (日本)」、「フランクフルト (ドイツ)」、「オレゴン (アメリカ)」、「シドニー (オーストラリア)」から選択できます。

    • 日本カバレッジの VPG のランデブーポイントは、「東京 (日本)」に固定されているため、[ランデブーポイント] は表示されません。
    • グローバルカバレッジの IoT SIM やバーチャル SIM/Subscriber が VPG に所属している場合は、データ通信ができるエリア (国と地域) は、VPG のランデブーポイント、IoT SIM のサブスクリプション、IoT SIM を利用するデバイスの所在地によって、制限される場合があります。詳しくは、IoT SIM やバーチャル SIM/Subscriber が VPG に所属している場合 を参照してください。
    [デバイスサブネット IP アドレスレンジ]

    VPG 経由で接続する IoT SIM に割り当てられる IP アドレスレンジ (ネットワークアドレス) を入力します。

    以下の IP アドレスレンジ内で /24 以上のネットワークアドレスを入力してください。

    • 10.0.0.0/8
    • 172.16.0.0/12
    • 192.168.0.0/16

    デフォルトでは、10.128.0.0/9 です。

    [デバイスサブネット IP アドレスレンジ] に指定できない値について
    • /25/32 のネットワークアドレスは指定できません。たとえば、172.16.0.0/24 は指定できますが、172.16.0.0/25 は指定できません。
    • ホストアドレスは指定できません。たとえば、10.128.0.0/9 は指定できますが、10.128.0.1/9 は指定できません。
    [ASN]

    VPG Type-F2 の AWS Transit Gateway に設定されるカスタム ASN を指定します。指定がない場合、デフォルトで「64512」が設定されます。

    VPG Type-F2 以外を作成する場合は、[ASN] は表示されません。

    [名前] 以外の項目は、VPG 作成後には変更できません。

  5. [作成] をクリックします。

    VPG が追加され、[状態] に「作成中」と表示されます。

    VPG の作成が完了すると、「実行中」と表示されます。「実行中」と表示されるまでに、3 分程度かかる場合があります。

VPG を作成しただけでは利用されません

IoT SIM が利用する VPG を切り替え てください。