Type-F へ移行する (SORACOM Gate C2D を利用しない)
Type-C や Type-D でデバイスからクラウド方向への通信のみを利用し、SORACOM Gate C2D でクラウドからデバイス方向への通信は利用していなかった場合、本手順で移行します。SORACOM Gate C2D の設定手順は Getting Started: クラウドからデバイスへアクセスする となりますので、利用されているかの確認にご利用ください。
設定不備などで切り戻す場合は 4 ~ 5 の手順を以下のように実施します
- グループの VPG を移行元の VPG へ変更する
- 各 SIM のセッションを切断し、接続する VPG を切り替える
ステップ 1: 移行先の Type-F VPG を作成する
VPG を作成する を参照して を参照して Type-F VPG を作成します。以下の以下の 2 点にご注意ください。
- SORACOM Gate D2D のデバイス通信で現行と同じアドレス空間を引き継ぐ場合、デバイスサブネット IP アドレスレンジは現在と同じにします。
- インターネットゲートウェイの ON/OFF は後から変更できません
ステップ 2: 作成した VPG に移行元と同じ設定を適用する
以下の項目について移行元の設定を確認し、同じ設定を適用します。
- Gate 設定 (有効・無効)
- プライバシーセパレーター
- IP アドレスマップ (引き継ぐ場合)
- アウトバウンドルーティングフィルター
設定の確認及び適用方法は グループ設定および アウトバウンドルーティングフィルターを設定するを参照してください。移行元の環境において こちら の手順で SORACOM Gate C2D を利用していた場合は Type-F へ移行する (SORACOM Gate C2D を利用する)の移行手順を実施してください。
ステップ 3: Canal, Door の設定をする
- SORACOM Canal の VPC ピアリング設定は SORACOM Canal を使用して閉域網で接続する (VPC ピアリング) を参照します。VPC Peering Connection の追加、ピアリング先の VPC 側での受諾、ルートテーブルの設定を実施してください。なお、 SORACOM Canal を使用して閉域網で接続する (VPC ピアリング)にてルートテーブルを変更する際は移行先の VPG のアドレスレンジ (/24) で指定してください。
- SORACOM Door を利用する場合は こちら より申請してください。
ステップ 4: グループの VPG を移行先の VPG へ切り替える
移行元の VPG を利用しているグループは VPG 管理画面より [基本設定] > [この VPG を利用しているグループ] で確認できます。
グループ名を選択し、[SORACOM Air for Cellular 設定] > [VPG] より VPG を切り替えられます。
ステップ 5: 各 SIM のセッションを切断し、接続する VPG を切り替える
セッションの切断の手順を参照して、グループに所属している各 SIM のセッションを切断します。このタイミングで VPG が移行されます。
利用している VPG が変更されているかは
SORACOM CLI の soracom subscribers list
または
SORACOM API の listSubscribers にて vpgId
パラメータで確認できます。
ステップ 6: 移行元の VPG を削除する
VPG を削除するの手順を参照して、移行元の VPG を削除します。
以上で Type-F への移行は完了です。