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Home ドキュメント Virtual Private Gateway (VPG) はじめに

Virtual Private Gateway (VPG) のタイプ

VPG Type-E/F/F2/G の概要は以下のとおりです。

VPG タイプ説明
VPG Type-Eお客様システムとの閉域網接続が不要なケースにおいてお客様専用ゲートウェイ (VPG) を安価に利用できるタイプです。
VPG Type-F

お客様システムとの閉域網接続や、SIM ベースルーティングが利用できるタイプです。

  • Amazon VPC ピアリング接続 / Transit Gateway 接続 (SORACOM Canal)、VPN (SORACOM Door)、専用線接続 (SORACOM Direct) を利用できます。お客様システムにて VXLAN 終端装置を設定すると、VPG と お客様システムとの IP 通信ができます (SORACOM Gate C2D)。
  • 同時に 100,000 以下の ONLINE セッションを収容できます。

VPG Type-F VPG Type-F

VPG Type-F2

お客様システムとの閉域網接続や、特別な設定を必要とせずに VPG とお客様システムとの間で NAT なしの双方向の IP 通信が利用できるタイプです。

  • Transit Gateway VPC アタッチメント接続 / Transit Gateway ピアリング接続 (SORACOM Canal)、VPN (SORACOM Door)、専用線接続 (SORACOM Direct) を利用できます。
  • 同時に 100,000 以下の ONLINE セッションを収容できます。

VPG Type-F2 VPG Type-F2

VPG Type-F2 は Public beta です

Public beta の位置づけは 用語集 を参照してください。

VPG Type-G

VPG Type-F と同一の機能を持ち、収容できるセッションが多いタイプです。

  • 同時に 100,000 を超える ONLINE セッションを収容できます。
将来的に ONLINE セッションの数が 100,000 を超えることが見込まれる場合は当初から VPG Type-G を利用することを推奨します
  • VPG Type-F から VPG Type-G に切り替える (移行する) 際は、すべての IoT SIM に対して セッション切断を伴う設定変更 が必要です。100,000 以上の IoT SIM に対して同時にこの作業を行うのは困難なため、将来的に ONLINE セッションの数が 100,000 を超えることが見込まれる場合は、IoT SIM の数が少ない当初から VPG Type-G を利用することを推奨します。詳しくは、セールスチーム にお問い合わせください。
  • VPG Type-G で利用できる機能は、VPG Type-F と同一です。VPG Type-G を利用する際は、本サイトで「VPG Type-F」と記載されいている個所を「VPG Type-G」と読み替えてください。

サービスのサポート状況

VPG のタイプごとにサポートする機能が異なります。

機能Type-EType-F/GType-F2Type-C (*1)Type-D (*2)説明
Air for セルラー△ (*3)△ (*3)SORACOM Air for セルラー
Arc--SORACOM Arc のバーチャル SIM/Subscriber は、Type-E、Type-F/G および Type-F2 にのみ接続できます。
Canal (AWS 環境とのプライベート接続)-SORACOM Canal の種類
Door (VPN 接続)--SORACOM Door と Azure VPN gateway を使用して Azure と VPN 接続する
Direct (専用線接続)--SORACOM Direct と MCR クラウド接続 を使用して Azure とプライベート接続する
Gate C2D-- (*4)クラウドからデバイスへアクセスする (SORACOM Gate C2D)
Gate D2Dデバイス間で通信する (SORACOM Gate D2D)
Junction--SORACOM Junction
Peek for VPG--VPG のパケットをキャプチャする (Peek for VPG)
アウトバウンドルーティングフィルターアウトバウンドルーティングフィルターを設定する と、インターネットへの直接アクセスを拒否したり、任意の IP アドレス (例: 10.0.0.119/32) への通信を許可したりできます。
インターネットゲートウェイの設定-VPG を作成する ときに、[インターネットゲートウェイ] を「なし」にできます。
インターネットへの直接アクセスを制限✓ (*5)アウトバウンドルーティングフィルターとインターネットゲートウェイの設定を組み合わせて、インターネットへの直接アクセスを制限できます。詳しくは、VPG に所属するデバイスの通信先を制限する機能 を参照してください。
固定グローバル IP アドレスVPG 固定グローバル IP アドレス付加機能を利用する
SIM ベースルーティング----SIM ベースルーティングを利用する
VPG ルーティングテーブル----VPG ルーティングテーブルを利用する

✓: サポートしている。-: サポートしていない。

  • (*1) VPG Type-C は 2021 年 8 月より新規作成を停止しました。それ以降に利用可能になったサービス (Air for セルラーの plan-K2 K2-300MB、Arc など) は、利用できない場合があります。
  • (*2) VPG Type-D は 2021 年 1 月より新規作成受付を停止しました。それ以降に利用可能になったサービス (Air for セルラーの plan-K2 K2-300MB、Arc など) は、利用できない場合があります。
  • (*3) VPG の新規作成受付を停止した以降に利用可能になったサブスクリプション (例: plan-K2 K2-300MB) は利用できない場合があります。
  • (*4) VPG Type-F2 の Gate C2D は「-」になっていますが、特別な設定を必要とせずにクラウド (お客様システム) とデバイス (IoT SIM) の間で双方向の IP 通信が利用できます。Gate C2D の設定や、お客様システムにおける VXLAN 設定 (SORACOM Gate C2D) は必要ありません。
  • (*5) VPG Type-E は、[インターネットゲートウェイ] を「なし」にできませんが、アウトバウンドルーティングフィルターを利用して制限できます。