IoT SIM が利用する VPG を切り替えるには、下図のように、SIM グループで利用する VPG を設定して、IoT SIM をその SIM グループに所属させます。
IoT SIM やバーチャル SIM/Subscriber のセッションを再確立するまでは、利用する VPG が切り替わりません
IoT SIM やバーチャル SIM/Subscriber が利用する VPG を切り替えるには、セッション を再確立します。詳しくは、ステップ 3: IoT SIM が利用する VPG を切り替える を参照してください。
ステップ 1: SIM グループで利用する VPG を設定する
SIM グループで利用する VPG を設定します。
VPG 利用の有効 / 無効はグループに対して設定します
ここでは、グループの設定を変更する操作のみを説明します。グループの仕組みやグループを作成する操作について詳しくは、グループ設定 を参照してください。
SIM グループ画面で
をクリックします。SIM グループ画面を表示する操作について詳しくは、グループの設定を変更する を参照してください。
をクリックして「ON」にして、 で利用する VPG を選択します。
- をクリックして、VPG を作成することもできます。
- にチェックを入れて、VPG ID を入力することもできます。
- ソラコムが用意した Public Gate および Private Garden も利用できます。
- 複数のグループで、同じ VPG を共用できます。
をクリックします。
VPG 設定画面でグループを指定して、VPG を有効化することもできます。VPG 設定画面で
→ の順にクリックし、グループを選択して をクリックしてください。VPG 設定画面を表示する操作について詳しくは、VPG の設定を変更する を参照してください。
SORACOM CLI / SORACOM API の場合
SORACOM CLI または SORACOM API を利用しても、VPG を作成できます。
- SORACOM CLI を利用するには、あらかじめ SORACOM CLI をインストールし、認証情報を保存してください。詳しくは、SORACOM CLI をインストールする を参照してください。
{group_id}
は、soracom groups list
(Group:listGroups API
) で取得できます。{namespace}
は、SoracomAir
です。- ボディで指定するプロパティについては、ボディで指定するプロパティについて を参照してください。
soracom groups put-config
(Group:putConfigurationParameters API
) を使用します。
$ soracom groups put-config --group-id {group_id} --namespace SoracomAir \
--body '[
{
"key": "useVpg",
"value": true
},
{
"key": "vpgId",
"value": "xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxx"
}
]'
- SORACOM API を利用するには、API キーと API トークンが必要です。詳しくは、API キーと API トークンの取り扱いについて を参照してください。
{group_id}
は、Group:listGroups API
で取得できます。{namespace}
は、SoracomAir
です。- ボディで指定するプロパティについては、ボディで指定するプロパティについて を参照してください。
Group:putConfigurationParameters API
を使用します。
$ curl -v -X PUT https://api.soracom.io/v1/groups/{group_id}/configuration/SoracomAir \
-H "X-Soracom-API-Key: $X_SORACOM_API_KEY" \
-H "X-Soracom-Token: $X_SORACOM_TOKEN" \
-H "Content-Type: application/json" \
-d '[
{
"key": "useVpg",
"value": true
},
{
"key": "vpgId",
"value": "xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxx"
}
]'
ボディで指定するプロパティについて
以下の key
と value
のペアを配列で指定します。
想定していない値を指定した場合の動作は、定義されていません。SORACOM CLI / SORACOM API で設定を変更したあとで、SORACOM ユーザーコンソールで意図通りに設定されていることを確認してください。
ステップ 2: IoT SIM を SIM グループに所属させる
VPG を利用する IoT SIM を、ステップ 1: SIM グループで利用する VPG を設定する で設定を変更した SIM グループに所属させます。詳しくは、IoT SIM、LoRaWAN デバイス、Sigfox デバイスが所属するグループを切り替える を参照してください。
ステップ 3: IoT SIM が利用する VPG を切り替える
IoT SIM が利用する VPG は、SIM グループで設定します。したがって、IoT SIM が利用する VPG が切り替わる可能性があるのは、下図のように、SIM グループ A の設定を変更して利用する VPG を切り替えたとき (①、②) と、IoT SIM が所属する SIM グループを切り替えたとき (③、④) のいずれかです。
条件 | 影響を受ける IoT SIM |
---|---|
① SIM グループ画面で | をクリックし、 のスイッチの ON / OFF を切り替えた場合設定を変更した SIM グループに所属するすべての IoT SIM |
② SIM グループ画面で | をクリックし、 で異なる VPG を選択した場合設定を変更した SIM グループに所属するすべての IoT SIM |
③ IoT SIM が「VPG を利用する SIM グループ」に所属 / 解除した場合 | 設定を変更した IoT SIM のみ |
④ IoT SIM が「ほかの VPG を利用する SIM グループ」に所属した場合 | 設定を変更した IoT SIM のみ |
ただし、IoT SIM が利用する VPG が決まるのは、IoT SIM の セッション が確立するときです。つまり、すでに IoT SIM のセッションが確立されている状態 (オンラインの状態) のときは、上記の条件を満たしても、すぐには VPG が切り替わりません。IoT SIM が利用する VPG を切り替えるには、以下のいずれかの方法で IoT SIM のセッションを再確立してください。
IoT SIM が利用する VPG は SIM 詳細画面で確認できます
IoT SIM が利用する VPG は、SIM 詳細画面の セッション履歴を確認する を参照してください。
の で確認できます。詳しくは、SIM グループに所属するすべての IoT SIM のセッションを再確立するには
上図の ①、② の場合に、設定を変更した SIM グループに所属するすべての IoT SIM のセッションを漏れなく再確立するには、以下のように操作します。
設定を変更したグループの SIM グループ画面で
をクリックして、すべての IoT SIM を確認します。SIM グループ画面を表示する操作について詳しくは、グループの設定を変更する を参照してください。
手順 1 で確認したすべての IoT SIM のセッションを再確立します。
詳しくは、以下のいずれかのページを参照してください。
IoT SIM のセッションを再確立するには
上図の ③、④ の場合は、設定を変更した IoT SIM のセッションを再確立します。詳しくは、IoT SIM のセッションを再確立する を参照してください。
(参考) IoT SIM が利用する VPG や IP アドレスを確認するには
IoT SIM が利用する VPG や IP アドレスは、SIM 詳細画面で確認できます。操作について詳しくは、セッション履歴を確認する を参照してください。
IoT SIM が利用する VPG は、SIM 詳細画面の
の で確認できます。IoT SIM に割り当てられた IP アドレスは、SIM 詳細画面の
の で確認できます。