主に IoT SIM が使えるエリアの違いによってソラコムが提供するサービスを区別するために、「カバレッジタイプ」という概念を導入しています。現在は、グローバルカバレッジと日本カバレッジの 2 つがあります。
カバレッジタイプ | 説明 |
---|---|
グローバルカバレッジ | 日本を含む 150 を超える国と地域 (*1) で利用できるサービスです。 |
日本カバレッジ | 日本国内でのみ利用できるサービスです。 |
- (*1) plan01s の場合の数値です。サブスクリプションごとに利用できるエリアは異なります。詳しくは、サブスクリプションの種類 を参照してください。
カバレッジタイプごとに提供されるサービス
✓: 提供される。-: 提供されない。
- (*1) 通信遅延を改善するために、ランデブーポイント が設定されています。
- (*2) USSD (Unstructured Supplementary Service Data) によるデータ送受信に対応しています。サブスクリプションによっては、USSD は利用できません。詳しくは、サブスクリプションの種類 を参照してください。
- (*3) サブスクリプションによっては、Endorse による SIM 認証は利用できません。詳しくは、サブスクリプションの種類 を参照してください。
- (*4) VPG を作成するときに、ランデブーポイント を指定できます。また、ランデブーポイントごとに、Public Gate が用意されています。
- (*5) ランデブーポイント は、東京 (日本) に固定されています。
- (*6) 詳しくは、SORACOM API 利用ガイドの SORACOM API のエンドポイント を参照してください。
利用料金はカバレッジタイプごとに請求されます
サービスの利用料金は、カバレッジタイプごとに単価が異なるため、カバレッジタイプごとに請求されます。
クレジットカードなどの支払情報は、カバレッジタイプごとに登録してください。
グローバルカバレッジで提供されるサービスは、ソラコムからはドル建てで請求されます。ただし、日本国内で支払う場合は、通常、円建ての請求金額が計算され、お客様には円建てで請求されます。具体的には以下のとおりです。
- クレジットカード払いの場合は、クレジットカード会社が定める換算レートに基づいて円建ての請求金額が計算されます。
- 請求書払いの場合は、当社が定める換算レートに基づいて円建ての請求金額が計算されます。
日本カバレッジで提供されるサービスは、ソラコムからは円建てで請求されます。
カバレッジタイプを超えてサービスを利用することはできません
グローバルカバレッジと日本カバレッジでは、ほぼ同じ内容のサービスを提供していますが、完全に分離されています。そのため、カバレッジタイプを超えてサービスを利用することはできません。たとえば、グローバルカバレッジの SORACOM IoT SIM を利用している IoT デバイスと、日本カバレッジの特定地域向け IoT SIM を利用している IoT デバイスでは、SORACOM Gate によるデバイス間通信はできません。
請求に関するお知らせメールについて
グローバルカバレッジのサービスの利用料金をクレジットカードで支払う契約の場合に、月初の締め処理 (前月の課金計算処理) が行われて課金額が確定したときに、請求に関するお知らせメールが送信されます。詳しくは、請求メールアドレス を参照してください。
1 つのオペレーターでグローバルカバレッジと日本カバレッジを利用できます
オペレーター (SORACOM アカウント) を作成するときは、片方のカバレッジタイプだけを選択します。
ただし、SORACOM ユーザーコンソールにログインし、もう一方のカバレッジタイプの IoT SIM を登録すると、1 つのオペレーターで両方のカバレッジタイプを利用できます。