デバイスごとに異なる設定情報をデバイスの外部に保存し、デバイスの起動時などをトリガーに、設定情報をデバイスの外部から取得して適用するアーキテクチャです。SORACOM Air のメタデータサービス は、このアーキテクチャを実現するための機能です。
このアーキテクチャを使うことで、デバイスを量産するときの個体差を無くすことができるため、出荷時の初期設定手順の削減が期待できます。さらに、設定情報をメタデータサービスから取得するため、デバイスの出荷後でも設定を変更できます。
何が解決できるのか?
本アーキテクチャは以下の要件を解決します。
- 出荷前のデバイス固有の初期設定を避けたい
- 出荷後にデバイスの設定変更の可能性がある場合
- デバイスを設定するためのインターフェイス (*1) をデバイス上に実装できない場合
- (*1) インターフェイスの例: 画面やボタン、設定保存用 SD カードスロット、Bluetooth 等を利用した設定用のスマートフォンアプリ連携など