本アーキテクチャは「設定情報の保存先」と「設定情報を取得する際のキー」「通信回線」の 3 つの要素を利用し、通信回線を通じてキー情報を基に設定情報を入手してデバイスに適用するものです。
SORACOM を利用した場合
本アーキテクチャを SORACOM で構成した場合は「設定情報の保存先」に メタデータサービス を、「設定情報を取得する際のキー」には SORACOM IoT SIM を利用し、通信回線 (IoT データ通信 SORACOM Air) を通じてタグのデータを得る構成が可能です。 設定情報の取得と適用のタイミングには、デバイスの起動時やボタンなどの割り込みがあります。詳しくは 設定情報の取得と反映タイミング をご覧ください。
SORACOM では SORACOM プラットフォームを通じて通信回線 (SIM) を識別できます。そして、通信回線ごとに「タグ」と呼ばれる管理情報を付与することができますが、メタデータサービスはそのタグを読み書きができる機能です。SORACOM Air を使用しているデバイスからは http://metadata.soracom.io/v1/subscriber
というアドレスを通じて、その通信回線で利用している SIM に割り当てたタグの操作ができます。また、3G/LTE 通信自体が暗号化されているため上記アドレスへのアクセスする際の暗号化は不要です。