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デバイスを遠隔操作する

命令者と IoT デバイスの間で利用する通信方式が異なる 3 つのデザインパターン

離れた場所に設置する機器を遠隔から操作する 遠隔操作 は、IoT システムの主要な用途のひとつです。 操作元の端末と IoT デバイスの間でどのような通信方式を取るべきかいくつかのパターンを定義して、それらの制約やメリット/デメリット、利用できる SORACOM サービスをまとめます。

操作元の端末には、パソコンなどの端末のほかクラウドサービスやサーバーコンピューターを用いますが、ここでは区別せずまとめて"命令者"と呼びます。命令を受け取る IoT デバイスは、SORACOM Air for セルラーのセルラー通信機能を持つものと仮定します。

システムの構成によっては、実際に動作させる機器と IoT デバイスが別々で Ethernet、Wi-Fi、シリアル接続などなんらかの通信手段で IoT デバイスから機器に命令を伝達する場合もあるでしょう。本ドキュメントの対象は命令者と IoT デバイス間に留め、現場の機器の通信については触れません。以下の 3 パターンに大別し、解説します。