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Home スタートガイド 開発ボード プロトタイプ向けマイコンモジュール M5Stack と 3G 拡張ボードをセットアップする Getting Started

M5Stack の開発環境を準備する

M5Stack と 3G 拡張ボードを用いた開発を行うために以下の準備を行います。

Arduino IDE 2 をインストールする

M5Stack を利用したデバイスを開発するには、Arduino IDE を利用して以下の操作を行います。

  • スケッチの作成

    Arduino IDE では、プログラムのソースコードのことを「スケッチ」と呼びます。

  • スケッチのコンパイル

  • バイナリファイルの転送

Arduino 公式 Web サイトの Downloads の説明に従って、Arduino IDE をインストールしてください。

Windows を利用する場合は

Windows で Arduino IDE を初めて起動するときに、ファイアウォールでブロックされている旨の画面が表示されることがあります。そのときは、[プライベートネットワーク][パブリックネットワーク] の両方にチェックを入れてください。

日本語に切り替えるには

ここでは、Arduino IDE を日本語で表示している場合の操作を説明します。英語で表示されている場合は、以下の手順で日本語に切り替えられます。

  1. Arduino IDE を起動して、[File][Preferences] の順にクリックします。
  2. [Settings] タブ → [Language] で「日本語」を選択し、[OK] をクリックします。

USB シリアルドライバーをインストールする

PC と接続するための USB シリアルドライバーをインストールします。

Windows の場合

  1. M5Stack の Web サイト から Windows 用の CP210X Driver をダウンロードします。

  2. ダウンロードした CP210x_VCP_Windows.zip を展開します。

  3. CP210xVCPInstaller_x64_v6.7.0.0 をダブルクリックしてインストールします。

  4. 付属の USB Type-C ケーブルを使用して PC と接続します。

  5. Windows のデバイスマネージャー画面を表示して、[ポート (COM と LPT)]Silicon LabsCP210x USB to UART Bridge (COMnn) が表示されることを確認します。

    以下の画面では COMnn の部分 (COM ポート番号) は COM94 と表示されています。COM ポート番号は、環境によって異なります。

macOS の場合

  1. M5Stack の Web サイト から macOS 用の CP210X Driver をダウンロードします。

  2. ダウンロードした CP210x_VCP_MacOS.zip を展開します。

  3. SiLabsUSBDriverDisk.dmg をダブルクリックしてマウントします。

  4. Finder でマウントされた Silicon Labs VCP Driver Install Disk が開かれますので Silicon Labs VCP Driver.pkg をダブルクリックしてインストールします。

  5. 付属の USB Type-C ケーブルを使用して PC と接続します。

  6. [システム環境設定] > [セキュリティとプライバシー] でドライバーのロードを承認します。

    詳しくは、Apple 社の Technical Note TN2459 User-Approved Kernel Extension Loading を参照してください。

ESP32 のボード定義をインストールする

M5Stack を Arduino IDE で扱うために、ESP32 のボード定義をインストールします。

  1. Arduino IDE を起動して、[ファイル][基本設定] の順にクリックします。

  2. [設定] タブ → [追加のボードマネージャの URL] に、「https://dl.espressif.com/dl/package_esp32_index.json」を入力して、[OK] をクリックします。

  3. [ツール][ボード][ボードマネージャ] の順にクリックします。

    ボードマネージャーが表示されます。

  4. 「esp32」のバージョン (*1) を選択して、[インストール] をクリックします。

    • (*1) 「1.05」「1.06」以外のバージョンをインストールしてください。2021 年 5 月現在、「1.05」「1.06」をインストールすると、以降の手順で紹介するプログラム (スケッチ) が動作しないことが確認されています。

    ESP32 のボード定義がインストールされます。

ライブラリをインストールする

スケッチで、M5Stack と 3G 拡張ボードを使えるようにするライブラリを追加します。

  1. Arduino IDE を起動して、[スケッチ][ライブラリをインクルード][ライブラリを管理] の順にクリックします。

    ライブラリマネージャーが表示されます。

  2. 「M5Stack」の [インストール] をクリックします。

    ライブラリはアルファベット順に表示されます。

    M5Stack を使えるようにするライブラリがインストールされます。

  3. 同様に「TinyGSM」の [インストール] をクリックします。

    3G 拡張ボードを使えるようにするライブラリがインストールされます。