ドライコンタクトコンバーターをセットアップする
当ガイドでは、ドライコンタクトコンバーターのセットアップ方法を紹介します。送信されたデータを SORACOM Harvest を使用して確認します。
Sigfox デバイスの受取確認をする
発注したドライコンタクトコンバーターが届いたら ユーザーコンソールから「受取確認」を行います。
ユーザーコンソールにログインして、「発注」メニューをクリックします。
対象のデバイスの「受取確認」をクリックしてください。
正常に登録されると、「Sigfox デバイス管理」メニューに表示されます。
ドライコンタクトコンバーターをセットアップする
取扱説明書は ODC-01_OperationGuide.pdf をご参照ください。
DCC と磁気式リードスイッチの接続
ドライコンタクトコンバーターと磁気式リードスイッチを接続します。
アンテナの取付けと、フタの取外し
アンテナを取り付けた後、プラスドライバーを使って 4 か所のネジを開け、フタを取り外します。
DIP スイッチの設定確認
DIP スイッチの設定を確認します。今回は図の通り、すべて OFF 側とします。
磁気式リードスイッチの取付けと電源コネクタの接続
図の通り、磁気式リードスイッチを 入力 1 へ接続します。その後、電源コネクタを接続します。
動作確認
磁気式リードスイッチの磁石側を近づけたり離したりすると、LED が点灯し送信を行っている様子を見ることができます。
※近づけたり離したりする動作は 3 秒以上経過してからにしてください。 Sigfox ネットワークへの送信が約 1~2 秒かかるため、その間のデータは無視されてしまいます。
LED の点灯は送信実行を表しており、送信の成功(もしくは失敗)を意味しているわけではありませんので、ご注意ください。
Sigfox グループを作成して Harvest を設定する
Menu → Sigfox グループ をクリックすると、Sigfox グループ一覧が表示されます。この画面で 追加 をクリックします。
ダイアログで下記の通り設定した後、 グループ作成 をクリックします。
- グループ名:
sigfox_demo0
下記の通り、作成した sigfox_demo0
が一覧に表示されます。
バイナリパーサ設定
SORACOM Air for Sigfox 設定 を下記の通りにした後、 保存 をクリックしてください。
- バイナリパーサー設定: ON
- フォーマット:
event:0:char:2 usr_channel:0:uint:2:2 usr_value:1:uint:1:2 count_ch1:2:uint:16 count_ch2:4:uint:16 battery_status:6:uint:8
SORACOM Harvest の設定
続いて同じページにある SORACOM Harvest 設定 を下記の通りにした後 保存 をクリックしてください。
- SORACOM Harvest: ON
下記のダイアログが出ますので OK をクリックしてください。
Menu → Sigfox デバイス管理 をクリックして、Sigfox デバイス一覧を表示します。
Sigfox デバイスを Sigfox グループに登録する
Sigfox グループの中から、 sigfox_demo0
をクリックします。
先ほど作成した sigfox_demo0
Sigfox グループに所属させたい Sigfox デバイスのチェックボックスを選択した後、 操作 → 所属グループ変更 をクリックしてください。
ダイアログにて下記のように設定した後 グループ変更 をクリックしてください。
新しい所属グループ: sigfox_demo0
送信されたデータを確認する
Sigfox デバイスを SORACOM Harvest が有効な Sigfox グループに所属させた直後から、データの可視化が始まります。SORACOM Air for セルラーのようにセッションの再接続不要です。
Menu → Sigfox デバイス管理 をクリックし、データを表示させたい Sigfox デバイスのチェックボックスを選択した後、 操作 → データを確認 で、データを確認することができます。
データの読み方
SORACOM Harvest の JSON が表示されているデータ読み方です。
{
"device": "50XXXX", // Sigfox デバイス ID
"time": "1504584891", // 基地局での受信時間(UNIX Epoch)
"lqi": "Average", // 通信品質の使用 (Link Quality Indicator)。Excellent / Good / Average / Limit
"data": "3248000000001e00", // データ(ASCI HEX 形式)
"countryCode": "392", // 国コード (ISO 3166-1 の 3 桁)。日本の場合は 392
"seqNumber": "44", // 送信番号
// 以下、バイナリパーサーによる解析結果のデータ
"event": "2H", // event (CH, (H|L))
"usr_channel": 1, // 対象チャンネル (0|1))
"usr_value": 0, // 接点状況 (0|1))
"count_ch1": 0, // カウントモード時の CH1 のカウント数
"count_ch2": 0, // カウントモード時の CH2 のカウント数
"battery_status": 30 // バッテリーレベル
}