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BLE センサー情報を送信する

当ガイドでは、ビーコン対応 GPS トラッカー GW (以下、ビーコン GW) へ接続する BLE センサーの情報を定期的に送信し、 SORACOM Harvest で保存・可視化する方法を説明します。当ガイドの前提は以下の通りです。

ステップ 1: ビーコン GW をセットアップする

以下のドキュメントを参照して、ビーコン GW をセットアップしてください。

ビーコン対応 GPS トラッカー GW をセットアップする

ステップ 2: キッティングツールで設定する

データ送信の設定 - 共通項目

キッティングツールを起動し、[共通項目] を以下のように設定します。各設定項目の詳細は リファレンス: キッティングツール を参照して下さい。

項目
Step1 利用モードゲートウェイモード (時間指定)
利用時間 1任意の時間 (例では 8:00 ~ 20:00)
Step2 クラウドへの送信項目ビーコン情報を送信する
ビーコンを受信する周期任意の周期 (例では 100 ms)
受信許可時間任意の時間 (例では 100 ms)
RSSI任意の強さ (例では 90 dBm)
Step3 ビーコン情報のクラウドへの送信条件一定期間に一回のみ
時間任意の間隔 (例では 180 秒)

データ送信の設定 - ビーコン項目

ビーコン項目タブを開き、No.1 の行にて右クリック > [編集] を選択します。

BLE センサーに応じた項目を設定します。 ビーコン対応 GPS トラッカー GW スターターキット (BLE 温湿度センサー 3 個セット)に付属しているセンサーの場合、以下のような設定となります。

項目
機種MM - BLEBC7 サンワサプライ
要素 1センサー裏面に記載された 12 文字の英数字
要素 2FFE1 (変更不要)
センサー温度 or 湿度 (例では温度)

同様に他の項目も設定します。最大で 24 つの項目が設定できます。また 1 つのデバイスで「温度」「湿度」など複数のセンサーが利用できる場合、1 つのセンサーを 1 つの項目として設定します。

バイナリパーサーのフォーマットのコピー

クラウドの送信データフォーマットを表示し、コピーしてテキストエディタなどに控えてください。次のステップで利用します。

ステップ 3: SORACOM Orbit を準備する

SORACOM Orbit とは、デバイスから送信されたデータを SORACOM プラットフォーム内で加工するサービスです。ビーコン対応 GPS トラッカー GW から送信されたデータを、後続のステップで扱いやすいよう加工するのに利用します。

プログラムのダウンロード

こちらの リンク より最新版の .wasm ファイルをダウンロードして下さい。プログラムの詳細は SORACOM Orbit を使用したフォーマットの変換 に記載されています。

Soralet の作成/WASM モジュールのアップロード

SORACOM Orbit で使用する WASM モジュールをアップロードするために、その入れ物である Soralet (ソラレット) を作成します。

SORACOM ユーザーコンソールより[Menu]>[SORACOM Orbit]>[Soralet 管理]とクリックして Soralet 管理画面を開きます。

次に[新規作成]ボタンを押し、Soralet の作成ダイアログを開きます。

Soralet ID に beacon-gw-soralet と入力し、[作成]をクリックします。

Soralet 管理画面に作成した Soralet が表示されていることを確認し、作成した Soralet をクリックし、WASM の管理画面を開きます。

WASM の管理画面にて[新しい WASM をアップロード]をクリックし、アップロード用のダイアログを開きます。

ダイアログから先ほどダウンロードした WASM ファイル(soralet-beacon-gps-tracker.wasm) を選択し、アップロードをクリックします。

アップロードが完了すると WASM 管理画面にアップロードした WASM の SRN が表示されます。

ステップ 4: SORACOM グループを設定する

デバイスから送信されたデータをフォーマットし、SORACOM プラットフォームへ格納するためのグループ設定をします。

グループの設定

まずはビーコン GW の SIM をグループへ所属させます。 ユーザーコンソールの SIM 管理画面より対象の SIM を選択し [操作] > [所属グループ変更] を選択します。

設定したいグループを新規に作成するか、既存のグループを選択し[グループ変更] をクリックします。

グループを変更出来たら、グループ名をクリックして設定します。

バイナリパーサーの設定

ビーコン GW からはデータ通信量削減および省電力のため、バイナリ形式でデータが送信されます。読みやすい JSON フォーマットに変換するため、 バイナリパーサーを設定します。[基本設定] > [SORACOM Air for Cellular 設定] を展開し、バイナリーパーサーを設定してください。

バイナリーパーサーを ON にし、先ほどキッティングツールでコピーしたフォーマットをペーストし、[保存] をクリックします。

SORACOM Harvest Data の有効化

データを格納するため、SORACOM Harvest Data を有効化します。[基本設定] > [SORACOM Harvest Data 設定] を展開し、サービスを ON にし、[保存] をクリックします。

SORACOM Orbit の設定

設定を ON にし、CODE SRN 右側の歯車アイコンをクリックします。

SORALET に beacon-gw-soralet、SORALET VERSION に LATEST を指定します。

DIRECTION の uplink にチェックを入れ、[保存] をクリックします。

ステップ 5: 送信されたデータを確認する

設定情報をビーコン GW へダウンロード

キッティングツールの「端末へダウンロード」より、設定情報をビーコン GW へダウンロードします。

データの送信

設定情報ダウンロードの完了次第、設定した頻度でデータが送信されます。なお「位置情報を送信する」を有効にしている場合は、GNSS を受信できる屋外などに移動し、データを送信します。

屋内など GNSS (GPS/GLONASS/みちびき)衛星を捕捉しにくい環境では、位置情報の精度が悪くなる場合や、位置情報を取得できない場合があります。GNSS の捕捉に時間がかかる場合は、データの送信に遅れが生じる場合があります。また GNSS を捕捉できず位置情報を得られない場合は、データは送信されません。

データの確認

SORACOM ユーザーコンソールの SIM 一覧画面よりビーコン GW の SIM を選択し [操作] > [データを確認] を選択します。

画面下部へスクロールすると、以下のようなデータが送信されていることが確認できます。データの種類は リファレンス: 送信されるデータフォーマット を参照して下さい。

{
  "type": 4,
  "bat": 128,
  "timestamp": "002817541412",
  "sns_valid_no": 3,
  "adv_add": "ABCDEF123456",
  "sns1": 16.41796875,
  "sns2": 58
}

次のステップ

ビーコン GW は Unified Endpoint へデータを送信しているため、SORACOM Harvest Data 以外に SORACOM BeamSORACOM FunnelSORACOM FunkSORACOM Harvest も利用できます。また、SORACOM Harvest Data に格納したデータを SORACOM Lagoon を用いて可視化できます。

ビーコン GW は BLE センサーから受信したデータのほかに位置情報も送信できます。手順は ビーコン対応 GPS トラッカー GW で 位置情報を送信する を参照して下さい。