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ボタンクリックを SORACOM Beam でサーバーへ転送する

このドキュメントでは SORACOM LTE-M Button for Enterprise (以下、Enterprise ボタン) のクリックイベントを SORACOM Beam (以下、Beam) でサーバーに転送する方法について記載します。今回は動作確認のために転送先として HTTP リクエストを確認できる Web サービスである Mockbin を設定し、その様子を確認します。

Mockbin は株式会社ソラコムの提供するサービスではありません。以下の点にご注意いただきご利用ください。

  • ソラコムからのサポートはありません。
  • 送信されたデータの取り扱いを含むサービスの利用にあたってのプライバシーポリシーは Mockbin に準じます。ご不明な点は運営会社へお問い合わせください。

なお SORACOM LTE-M Button for Enterprise や SORACOM LTE-M Button Plus は SORACOM Beam をはじめとした様々なサービスを利用することで外部のサーバーやクラウドと連携できます。連携のパターンは SORACOM LTE-M Button と各種クラウドを連携する を参照してください。

当ドキュメントは、 SORACOM LTE-M Button Plus でも同様に実施できます。

当ガイドの前提は以下のとおりです。

  • SORACOM のアカウントを作成済みであること
  • SORACOM LTE-M Button for Enterprise の登録が完了していること

ステップ 1: 転送先として Mockbin を構成する

Mockbin は URL を発行し、その URL に送ったリクエストを確認できる Web サービスです。以下のサービスページへアクセスし、[Create Bin] ボタンをクリックします。

https://mockbin.org/

次のページでは何も変更せずに、[Create Bin] ボタンをクリックし、URL を発行します。

ブラウザのアドレスバーに表示される https://mockbin.org/bin/XXXXX/ を Beam の転送先として利用するので、URL の /bin/XXXXX/ 部分の文字列(パスとして指定する部分) をコピーしテキストエディタなどに控えておきます。

ステップ 2: SIM 管理の画面から Enterprise ボタンを確認する

Enterprise ボタンは、 SORACOM ユーザーコンソールの SIM 管理画面 から確認できます。 Enterprise ボタンは plan-KM1 の eSIM を内蔵しているため、SIM のひとつとして表示されます。 なお、Enterprise ボタンはクリック時の短い時間のみオンラインになるため、セッション状態の表示はオフラインが正常です。

SORACOM LTE-M Button for Enterprise の確認

表示されない場合は、Enterprise ボタン購入後に SORACOM ユーザーコンソールの SIM 管理画面 より [SIM 登録] > [注文から登録] > [受け取り確認]を選択してください。

SIM 登録

受け取り確認

SIM の 名前 (Name タグ) および DSN タグに、DSN (DeviceSerialNumber) が設定されています。DSN は、ボタンの裏蓋を開けた面のラベルに印字されていますので、各ボタンの識別にご利用ください。 DSN タグは SIM を選択して、[詳細] ボタンから確認できます。

SORACOM LTE-M Button for Enterprise の確認

ステップ 3: LTE-M Button for Enterprise 管理画面より設定する

ユーザーコンソールの Enterprise ボタン管理画面 からデバイスを設定します。デバイスを設定することで、Enterprise ボタン管理画面に表示されるようになります。また バイナリパーサー が有効となり、Enterprise ボタンから送信されるバイナリデータを JSON 形式に変換します。

ユーザーコンソール左上の Menu より [ガジェット管理] > [LTE-M Button for Enterprise] をクリックします。

Enterprise ボタン管理画面より、[新規デバイス設定] をクリックします。

登録している Enterprise Button または Plus ボタンが表示されます。設定したいボタンを選択して [次へ:グループを選択] をクリックします。

前ステップで Enterprise ボタンが確認できているのにも関わらず表示されていない場合は トラブルシューティングガイド を参照してください。

設定を保存するグループ名を入力し、[次へ:設定を編集] をクリックします。既存のグループがあり、そちらを利用する場合はグループを選択してください。

その後、可視化・簡易位置測位機能・メール送信を設定できますが、ここでは何も設定せず画面下部までスクロールして [保存] をクリックします。保存が完了すると「設定を保存しました。」と表示されます。[戻る] をクリックすると Enterprise ボタン管理画面へ戻ります。

ステップ 4: SORACOM Beam を設定する

Enterprise ボタン管理画面 より、対象のボタンをチェックし [グループ設定変更] をクリックします。

[SORACOM Beam 設定] を展開し、設定を追加します。[ + ] - [UDP → HTTP/HTTPS エントリポイント]をクリックします。

[SORACOM Beam - UDP → HTTP/HTTPS 設定]ダイアログが開いたら、以下を入力し保存します。

項目名備考
ホスト名mockbin.org
パス/bin/XXXXX/ステップ 1 でコピーした文字列をペーストします
IMSI ヘッダON必須ではありませんが、転送先でどのボタンが押されたかを識別するために利用できます
ステータスコードを省略OFF のままEnterprise ボタンはレスポンスボディが 2 で始まると成功、それ以外を失敗とみなすためレスポンスのステータスコードを省略しないでください

ステップ 5: クリックし Mockbin でデータを確認する

Enterprise ボタンを一度クリックし、LED インジケータが 10 秒程度オレンジで点滅したあと緑に点灯することを確認します。最後に赤が点灯する場合は基地局との接続に失敗している可能性があるので、電波状況の良いところで再度試してください。

Mockbin の画面で [View History] のボタンを押します。Beam によって転送されたリクエストを確認します。

リクエスト毎にリクエストを確認できますので、確認したいリクエストをクリックし、詳細を確認します。

x-soracom-imsi ヘッダには Enterprise ボタンに搭載された SIM の IMSI が確認でき、リクエストボディにはボタンクリックの内容が JSON 形式で含まれます。JSON の要素は以下の通りです。

項目名説明
clickTypeクリックの種類1: シングルクリック
2: ダブルクリック
3: ロングクリック
clickTypeNameクリックの種類名SINGLE / DOUBLE / LONG
batteryLevelバッテリーレベル0.25 / 0.5 / 0.75 / 1

以上で SORACOM LTE-M Button for Enterprise のボタンクリックを SORACOM Beam で転送し、リクエストデータが確認できました。