S+ Camera シリーズの販売およびサポートの終了について
- 2024 年 6 月 30 日をもって S+ Camera シリーズの販売およびサポートを終了しました。
- 2024 年 12 月 31 日に S+ Camera シリーズなどのエッジデバイスの統合管理サービス (SORACOM Mosaic) の提供を終了します。
背面の USB 端子には、USB カメラまたは Google Coral Edge TPU USB Accelerator を接続できます。
製品 | USB 端子 |
---|---|
S+ Camera Basic | |
S+ Camera Design |
USB カメラ
利用可能な USB カメラ
動作を確認している USB カメラは、以下のとおりです。
ELP-USB100W05MT-DL3
上記以外の USB カメラの利用は、サポート対象外です。
USB カメラを使用する
S+ Camera シリーズ がサポートしている USB カメラを背面の USB 端子に接続してから、S+ Camera シリーズ を再起動してください。再起動の操作については、エッジコンピューターを再起動する を参照してください。
再起動すると、接続した USB カメラが利用できます。Mosaic コンソールで画像を撮影する操作を行うと、S+ Camera シリーズ のカメラの代わりに、接続した USB カメラで撮影されます。
なお、USB カメラを取り外した場合は、S+ Camera シリーズ を再起動してください。
- USB カメラによる動画撮影はサポートしていません。
- 画像サイズは、1280 x 720 のみをサポートしています。USB カメラの設定で、このサイズの画像を撮影するように設定してください。
- USB カメラでは、環境変数による撮影パラメータの設定変更はサポートしていません。
サンプルアルゴリズムを利用する場合はコードを変更してください
サンプルアルゴリズム を利用する場合には、そのままインストールするのではなく、 をクリックしてサンプルアルゴリズムをダウンロードし、CameraApp.py
の画像サイズを設定している部分を、以下のように変更してください。
変更前:
deviceInterface.setCaptureSize(DEVICE_INTERFACE_URI, 1640, 1232, IMAGE_RESIZE)
#deviceInterface.setCaptureSize(DEVICE_INTERFACE_URI, 1640, 922, IMAGE_RESIZE)
# set capture size to 1280x720
#deviceInterface.setCaptureSize(DEVICE_INTERFACE_URI, 1280, 720, IMAGE_RESIZE)
#deviceInterface.setCaptureSize(DEVICE_INTERFACE_URI, 640, 480, IMAGE_RESIZE)
変更後:
#deviceInterface.setCaptureSize(DEVICE_INTERFACE_URI, 1640, 1232, IMAGE_RESIZE)
#deviceInterface.setCaptureSize(DEVICE_INTERFACE_URI, 1640, 922, IMAGE_RESIZE)
# set capture size to 1280x720
deviceInterface.setCaptureSize(DEVICE_INTERFACE_URI, 1280, 720, IMAGE_RESIZE)
#deviceInterface.setCaptureSize(DEVICE_INTERFACE_URI, 640, 480, IMAGE_RESIZE)
変更後のファイルを独自アルゴリズムとして S+ Camera シリーズ にインストールすると、USB カメラを使用できます。独自アルゴリズムのインストールについて詳しくは、独自のアルゴリズムを開発する を参照してください。
Google Coral Edge TPU USB Accelerator の利用方法
Google Coral Edge TPU USB Accelerator を背面の USB 端子に接続してから、S+ Camera シリーズ を再起動してください。再起動の操作については、エッジコンピューターを再起動する を参照してください。
Google Coral Edge TPU USB Accelerator は高温になるため、S+ Camera シリーズ から離して設置してください。
アルゴリズムの開発
Google Coral Edge TPU USB Accelerator を利用したアルゴリズム を開発する場合は、info.json に "UseDevice": "true"
を追加してください。
info.json の例:
{
"PkgApp": "CameraApp0",
"PkgName": "CameraApp Coral Sample",
"PkgVersion": "1.0.0",
"PkgIdentifier": "io.soracom.CameraApp0.Coral",
"UseDevice": "true"
}
Google Coral Edge TPU USB Accelerator を利用するサンプルアルゴリズムが用意されています
詳しくは、「SORACOM Mosaic」の ObjectDetection with Google Coral Edge TPU USB Accelerator (物体検出) を参照してください。