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Slack App の Incoming Webhook を利用する

Slack App の「Incoming Webhook」を利用して SORACOM のできごとを Slack に通知

SORACOM の以下のサービスでは、Slack の Incoming Webhook を利用して SORACOM のできごとを Slack に通知できます。

サービス説明
SORACOM FluxSlack 通知アクション の設定で、Slack チャンネルにメッセージを送信できます
SORACOM Lagoon 3Alert の Contact point の設定で、通知先として Slack の Webhook URLBot User OAuth Token を選択できます。

ここでは、Slack App の Incoming Webhook の Webhook URL を発行する手順を説明します。Webhook URL を利用する手順については、上記のページを参照してください。

表に含まれないケースでも Slack での通知を実現できます
  • SORACOM から Webhook を送信することもできます。Slack App の Incoming Webhook が期待する内容を、Webhook で送信することで Slack での通知を実現できます。詳しくは、Webhook を利用する を参照してください。
  • Beam などを利用して他社のサービスを呼び出し、他社のサービスから Slack の Incoming Webhook を利用することも考えられます。そのようなケースは、上の表には含まれません。ご了承ください。

Slack App の Incoming Webhook の Webhook URL を発行する

Incoming Webhooks は、Slack チャンネルにメッセージを送信するための手段です。以下の手順で操作すると、メッセージを送信するための URL が発行されます。

  1. Slack App を作成します。
  2. Incoming Webhook を設定します。
  3. Slack チャンネルにテストメッセージを送信します。
  4. 通知に利用する Webhook URL をコピーします。

ここでは、Slack App の Incoming Webhook の Webhook URL を発行する手順を紹介します。詳しくは、Sending messages using incoming webhooks (英語) を参照してください。

Slack App を作成する

Slack App が無い場合は、通知するための Slack App を新規作成します。

Slack App の作成方法について詳しくは、slack api の Create and configure apps with manifests (英語) を参照してください。

  1. Slack の Your Apps 画面 にアクセスして、[Create an App] をクリックします。

  2. [From scratch] をクリックします。

    「Name app & choose workspace」画面が表示されます。

  3. 以下の項目を設定します。

    項目説明
    [App Name]Slack App の名前を入力します。
    [Pick a workspace to develop your app in:]メッセージを送信するチャンネルがある Slack ワークスペースを選択します。

  4. [Create App] をクリックします。

    Slack App が作成され、Slack App 設定画面が表示されます。

Incoming Webhooks を設定する

Slack App の Incoming Webhooks を有効化して設定を行います。

  1. Slack App 設定画面で [Incoming Webhooks] をクリックします。

    Incoming Webhooks 画面が表示されます。

  2. [Activate Incoming Webhooks] を「On」にして、[Add New Webhook to Workspace] をクリックします。

  3. メッセージを送信するチャンネルを選択して、[Allow] をクリックします。

    Incoming Webhook が設定され、[Webhook URL] などが表示されます。

Slack チャンネルにテストメッセージを送信する

設定が完了した Incoming Webhooks を使って、Slack チャンネルにテストメッセージを送信します。具体的には、Incoming Webhooks 画面に表示される curl コマンドを実行します。

  1. Incoming Webhooks 画面の [Sample curl request to post to a channel:] に表示されている [Copy] をクリックします。

    curl コマンドがクリップボードにコピーされます。

  2. クリップボードにコピーした curl コマンドを、ターミナルに貼り付けて Enter キーを押します。

    $ curl -X POST -H 'Content-type: application/json' --data '{"text":"Hello, World!"}' https://hooks.slack.com/services/XXXXXXXXX/YYYYYYYYYYY/zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
    
    ok
    

    手順 3 で選択した Slack チャンネルに「Hello, World!」のメッセージが送信されます。

通知に利用する Webhook URL をコピーする

設定が完了した Incoming Webhooks の Webhook URL をコピーします。

  1. Incoming Webhooks 画面の [Webhook URL] に表示されている [Copy] をクリックします。

    Webhook URL がクリップボードにコピーされます。この Webhook URL が、Incoming Webhooks の Webhook URL です。

Slack App の Bot User OAuth Token を発行する

Bot User OAuth Token は、Slack チャンネルにメッセージを送信するための手段の一つです。以下の手順で操作すると、メッセージを送信するための Bot User OAuth Token が発行されます。

  1. Slack App を作成します。
  2. Bot User OAuth Token を発行します。

ここでは、Slack App の Incoming Webhook の Webhook URL を発行する手順を紹介します。詳しくは、Sending messages using incoming webhooks (英語) を参照してください。

Slack App を作成する

Bot User OAuth Token を発行する場合も、Slack App が必要です。詳しくは、Slack App を作成する を参照してください。

Bot User OAuth Token を発行する

  1. Slack App 設定画面で、[OAuth & Permissions] をクリックします。

  2. [Scopes][Bot Token Scopes][Add an OAuth Scope] をクリックして、以下の Scope を選択します。

    • 「chat:write」: メッセージを送信する
    • 「chat:write.customize」: メッセージ送信時に Slack App の username と icon を変更する
    • 「files:write」: ファイルをアップロードする

    [User Token Scopes] の設定は必要ありません。

  3. [Install to Workspace][許可する] の順にクリックします。

    Bot User OAuth Token が発行されます。

  4. [Bot User OAuth Token][Copy] をクリックします。

    Bot User OAuth Token がクリップボードにコピーされます。