SORACOM LTE-M Button for Enterprise (以下、Enterprise ボタン) は、ボタンをクリック (シングルクリック、ダブルクリック、または長押し) したことをトリガーに、Enterprise ボタンのおおよその位置や電池残量などを、パブリッククラウドに保存したり、メールで送信したりできるデバイスです。
- (*1) Enterprise ボタンは、Unified Endpoint にデータ (クリック種別、バッテリ残量など) を送信します。データの送信先は、Enterprise ボタンの SIM グループで設定します。
- (*2) メール送信を有効化すると、ソラコムが管理する Function にデータが送信され、管理者あてにメールを送信できます。詳しくは、ボタンクリック時にメールを送信する を参照してください。
- (*3) 可視化を有効化すると利用できます。詳しくは、ボタンクリック時のデータを SORACOM Harvest Data で確認する を参照してください。
- Enterprise ボタンは、SORACOM LTE-M Button for Enterprise - IoT デバイス通販 - SORACOM (ソラコム) IoT ストア で購入できます。
- Enterprise ボタンは LTE-M に対応した Embedded (MFF2) を内蔵しているため、購入直後から通信できます。Wi-Fi や BLE (Bluetooth Low Energy) などによる通信の設定は必要ありません。
Enterprise ボタンの送信プロトコル
Enterprise ボタンはデータを UDP で送信します。
- SORACOM Beam で転送する際は、UDP → HTTP/HTTPS エントリポイント を設定してください。
- SORACOM Funnel で転送する際は、SORACOM Funnel で利用可能な通信プロトコル の UDP を参照してください。
Unified Endpoint に送信されたデータの転送先について
Unified Endpoint に送信されたデータは、Beam、Funnel、Funk を利用して、任意のサーバーや、パブリッククラウド (*1) などに送信できます。また、Harvest Data (Harvest Data) を利用してデータを保存し、Lagoon 3 で確認することもできます。
- (*1) Amazon Web Services (AWS) や、Microsoft Azure、Google Cloud、IBM Cloud にデータを送信できます。詳しくは、SORACOM LTE-M Button と各種クラウドサービスを連携する を参照してください。
メール送信機能では SORACOM Funk を利用しています
メール送信機能では SORACOM Funk を利用し、ソラコムが管理する Function を呼び出してメールを送信します。SORACOM Funk の設定を変更すると、メールが送信されません。
SORACOM ユーザーコンソールによる簡単な設定
Enterprise ボタンの設定は、すべて SORACOM ユーザーコンソールで変更できます。設定方法については、以下のページを参照してください。
- ユーザーコンソールに SORACOM LTE-M Button for Enterprise を登録する
- ボタンクリック時にメールを送信する
- ボタンクリック時のデータを SORACOM Harvest Data で確認する
- ボタンクリック時のデータを SORACOM Beam でサーバーへ転送する
そのほかの各種クラウドサービスにデータを送信することもできます
たとえば、Amazon Web Services (AWS)、Microsoft Azure、Google Cloud、IBM Cloud にデータを送信できます。詳しくは、SORACOM LTE-M Button と各種クラウドサービスを連携する を参照してください。