Soracom

Users

リソース
Home リソース

用語集

SORACOM プラットフォームを理解するための用語集

アルファベット

AT コマンド

AT コマンドは、モデム (通信モジュール) をコントロールするためのコマンドです。SORACOM ユーザーは、SORACOM Air for セルラーを利用する際、意図したとおりにデータを送受信できない場合などに、AT コマンドを実行することがあります。

例 1: シリアルポート経由でモデムに接続できていることを確認する AT コマンド

AT

例 2: モデムを識別する情報を表示する AT コマンド

ATI

なお、AT コマンドを実行するには、以下のようなシリアル通信ターミナルソフトウェアが必要です。

  • Windows の場合: PuttyTera Term といったソフトウェアを使用して、モデム (通信モジュール) が接続された COM ポートに接続します。
  • macOS / Linux の場合: screen コマンドなどで /dev/tty.xxx/dev/cu.xxx といった名称のデバイスファイルを開きます。

AT コマンドの実行方法、パラメータ、戻り値については、モデム (通信モジュール) の取扱説明書を参照してください。

eSIM (Embedded Subscriber Identity Module)

デバイスから取り外すことを想定しない SIM カード。

チップ型 SIM とも呼ばれます。一方、従来の SIM カードは、カード型 SIM と呼ばれます。

eUICC (Embedded Universal Integrated Circuit Card)

GSMA (GSM Association) で標準化された M2M/IoT デバイスにおいてリモートにプロファイルのプロビジョニングを行う仕組み。

Gate Peer

SORACOM Gate を利用するときに VPG と直接通信を行う機器として、お客様のネットワークに設置するエンドポイント。

Gate Peer と VPG は VXLAN で接続します。Gate Peer は、VPG を経由して IoT SIM を利用するデバイスと通信できます。詳しくは、SORACOM Gate C2D のトンネリング技術とオーバーレイネットワークの概要 を参照してください。

IMEI (International Mobile Equipment Identity)

デバイス固有の識別番号。

SIM 管理画面などで IoT SIM に表示されている IMEI は、IoT SIM を利用するデバイスの IMEI です。IMEI ロック などの機能で利用されます。

IMSI (International Mobile Subscriber Identity)

サブスクリプションを申し込むと発行される加入者識別番号。

発行された IMSI は、IoT SIM に記録されています。たとえば、サブスクリプションコンテナ に対応した IoT SIM で追加サブスクリプションを保存した場合は、1 つの IoT SIM に複数の IMSI が記録されています。

SORACOM では、各 IoT SIM を操作するときのキーになったり、各種サービスで識別子として利用されたりする非常に重要なパラメータです。

IoT SIM

SORACOM Air for セルラーで提供する SIM (Subscriber Identity Module)。

SORACOM IoT SIM特定地域向け IoT SIM の総称です。

IoT SIM のステータス

IoT SIM ごとに、通信の可否に関するステータスを設定できます。たとえば、制限なく使用できる「使用中 (active)」や、データ通信が禁止される「利用中断中 (suspended)」などのステータスが定義されています。IoT SIM のステータスについて詳しくは、「SORACOM Air for セルラー」の IoT SIM のステータス を参照してください。

MSISDN (Mobile Station International Subscriber Directory Number)

IoT SIM に割り当てられた電話番号。

具体的には、国番号に電話番号を追加した番号です。たとえば日本カバレッジの IoT SIM の MSISDN は、81 (国番号) +電話番号の先頭の 0 を取り除いたものです。

Public beta

お客様からのフィードバックをもとに、頻繁に機能追加、進化を続ける機能を Public beta と呼びます。

SIM ID

IoT SIM を物理的に識別するための識別子。

  • eUICC 非対応の IoT SIM の場合は、ICCID (Integrated Circuit Card ID。89 で始まる 19 桁の番号) が SIM ID として使用されます。
  • eUICC 対応の IoT SIM の場合は、EID (eUICC ID。89 で始まる 32 桁の番号) が SIM ID として使用されます。
eUICC 対応/非対応を判断するには

eUICC 対応の IoT SIM かどうかは、SIM ID の桁数で判断してください。

SIM アプレット

IoT SIM 上で動作する Java Card アプレット。

SIM アプレット説明
SIM ローカル情報レポートデバイスから取得した ICCID、IMSI、MSISDN、IMEI、基地局の位置情報に関する情報などを確認できます。詳しくは、SIM ローカル情報レポートを確認する を参照してください。
サブスクリプションコンテナIoT SIM を利用しているデバイスが存在する国や地域に応じて、サブスクリプションが自動的に切り替えられます。

SORACOM IoT SIM

グローバルカバレッジIoT SIM

plan01s、plan01s – Low Data Volume、planP1、planX3 X3-5MB のいずれかを利用できます。詳しくは、SORACOM Air for セルラー を参照してください。

また、plan01s では、サブスクリプションコンテナ を利用して、1 枚の IoT SIM に複数のサブスクリプション (例: planP1、planX1) を追加できます。

日本語

エンドポイント

SORACOM サービスにアクセスするための URI。

たとえば、PING 応答サービスの pong.soracom.io や NTP サーバーの ntp.soracom.io などをエンドポイントと呼びます。SORACOM Air for セルラーからアクセスできるエンドポイントについて詳しくは、SORACOM Air for セルラーからアクセスできるエンドポイント / エントリポイント一覧 を参照してください。

エントリポイント

SORACOM Beam、Funk、Funnel、Harvest Data/Files にデータを投入 (エントリー) するための URI (データ送信先)。

たとえば、Beam の http://beam.soracom.io:8888/http://beam.soracom.io:18080、Harvest Data の http://harvest.soracom.io などをエントリポイントと呼びます。

カバレッジタイプ (グローバルカバレッジ / 日本カバレッジ)

主に IoT SIM が使えるエリアの違いによってソラコムが提供するサービスを区別するための概念。

現在は、グローバルカバレッジと日本カバレッジの 2 つがあります。詳しくは、カバレッジタイプ (Coverage Type) の概要 を参照してください。

サブスクライバー

サブスクリプションと 1 体 1 で対応する、データ通信を行う存在。詳しくは、詳細 > サブスクリプション (サブスクライバー) を参照してください。

サブスクリプション

SORACOM Air for セルラーの IoT SIM の回線契約の総称。詳しくは、詳細 > サブスクリプション (サブスクライバー) を参照してください。

サブスクリプションコンテナ

1 つの IoT SIM に、複数のサブスクリプションを保存するための領域。詳しくは、詳細 > サブスクリプション (サブスクライバー) を参照してください。

セカンダリサブスクリプション (セカンダリサブスクライバー)

プライマリサブスクリプションに追加して利用するサブスクリプション。詳しくは、詳細 > サブスクリプション (サブスクライバー) を参照してください。

セッション

SORACOM Air for セルラーでデータを送受信するために、デバイスと SORACOM プラットフォームとの間に確立される論理的な通信路。詳しくは、詳細 > セッション を参照してください。

追加サブスクリプション

サブスクリプションコンテナ に対応するサブスクリプション (plan01) に追加できるサブスクリプション (例: planP1、planX3)。追加サブスクリプションは、「特定の国や地域に、より最適化されたサブスクリプション」です。詳しくは、詳細 > サブスクリプション (サブスクライバー) を参照してください。

特定地域向け IoT SIM

日本カバレッジIoT SIM

plan-D D-300MB、plan-D (バンドルなし)、plan-K2 K2-300MB、plan-DU、plan-KM1、plan-K のいずれかを利用できます。詳しくは、SORACOM Air for セルラー を参照してください。

ネットワーク登録

IoT SIM を利用したデータ通信や SMS / USSD の送受信を行うために、IoT SIM を利用するデバイスを 3G / 4G / 5G ネットワークに登録すること。

ネットワーク登録は、デバイスによって自動的に行われます。一般的には、IoT SIM を利用するデバイスの電源を入れたときや、大きく移動したときに行われます。

ネットワーク登録が正しく行われると、セッション を確立したり、SMS / USSD を送受信したりできます。逆に、ネットワーク登録に失敗すると、セッション が切断されたり、SMS / USSD の送受信ができなくなったりします。

プライマリサブスクリプション (プライマリサブスクライバー)

単体で契約できるサブスクリプション。詳しくは、詳細 > サブスクリプション (サブスクライバー) を参照してください。

プラン (SORACOM Air for セルラー)

サブスクリプション を区別するための名称。