SORACOM では、SORACOM ユーザーコンソールで利用できるほぼすべての機能を、SORACOM API で利用できます。お好きなプログラミング言語やお客様のシステムから SORACOM API を呼び出すことで、IoT SIM をより柔軟に管理できます。
たとえば、SORACOM Air for セルラーの場合は、以下のような機能があります。
機能 | SORACOM ユーザーコンソール | SORACOM API |
---|---|---|
データ通信速度の変更 | IoT SIM の速度クラスを変更する | Sim:updateSimSpeedClass API |
使用中 (active) / 休止中 (inactive) のような IoT SIM のステータスの変更 | IoT SIM のステータスを変更する / 解約する | Sim:activateSim API 、Sim:deactivateSim API 、Sim:setSimToStandby API 、Sim:suspendSim API 、Sim:terminateSim API |
データ通信量の監視 | IoT SIM のデータ通信量を確認する | Stats:getAirStatsOfSim API 、Stats:getAirStats API |
IoT SIM の ICCID (IC Card IDentifier)、IMSI (International Mobile Subscriber Identity) や通信モジュールの IMEI (International Mobile Equipment Identity) の取得 | SIM 管理画面で IoT SIM の情報を確認 / 検索する | Sim:listSims API 、Sim:getSim API |
上記の機能を利用することで、以下のようなことが実現できます。
- データ通信を行う夜間は、IoT SIM のステータスを使用中 (active) に変更し、通信速度を上げる。一方、データ通信を行わない昼間は、IoT SIM を休止中 (inactive) に変更する。
- IoT SIM の IMSI と IoT SIM を利用するデバイスの IMEI を取得することで、IoT SIM とデバイスの組み合わせを管理する。
なお、SORACOM Air for セルラーに限らず、そのほかの機能も SORACOM API で操作できます。
Lagoon 3 の Dashboard 操作に関する API はありません。
SORACOM API はインターネットにアクセスできる IoT デバイスや任意のサーバーから利用できます
SORACOM API は、IoT SIM を搭載した IoT デバイスや、インターネット上の任意のサーバーから呼び出せます。一方で、インターネットにアクセスできない環境では SORACOM API を呼び出せません。