LoRaWAN デバイスを LoRa ゲートウェイに接続し、10 秒おきに Hello! LoRa
という文字列を送信するサンプルスケッチを実行してみましょう。
PC と Arduino を接続する
Arduino を PC に接続して、Arduino IDE で利用するボードとシリアルポートを選択します。
Arduino IDE をインストールした PC に、Arduino を USB ケーブルで接続します。
Arduino IDE を起動して、
→ (Board) の順にクリックして、PC に接続した Arduino を選択します。→ (Port) の順にクリックして、Arduino を接続したシリアルポートを選択します。
サンプルスケッチをデバイス (Arduino) に書き込む
ここでは、サンプルスケッチ「Hello_lora」を Arduino に書き込む方法を説明します。そのほかのサンプルスケッチも、同様の操作で Arduino に書き込めます。
なお、スケッチの書き込みが完了すると、Arduino で自動的にスケッチが実行されます。
Arduino IDE で、
→ → → の順にクリックします。サンプルスケッチが表示されます。
- Arduino library for LoRaWAN Device をインストール してください。 が表示されない場合は、
- ライブラリのバージョンによって
SORACOM-LoRaWAN-1.0.7
の末尾の数字が変わることがあります。
Arduino IDE の左上にある
(検証) をクリックします。サンプルスケッチのコンパイルが開始されます。しばらくすると、コンパイル完了のメッセージが画面下部に表示されます。
コンパイルができたら、Arduino にスケッチを書き込みます。
Arduino IDE の左上にある
(書き込み) をクリックします。サンプルスケッチが Arduino に書き込まれ、書き込み完了のメッセージが表示されます。
なお、書き込みが完了すると Arduino 上で自動的にスケッチが実行されます。
Arduino IDE の右上にある
(シリアルモニタ) をクリックして、シリアルモニタを表示すると、スケッチの実行状況とデータ送信ログを確認できます。Hello_lora にょるデータ送信ログのサンプル
Sending ... Hello! LoRa sending 'Hello! LoRa' to port 1 lorawan tx ucnf 1 48656c6c6f21204c6f5261 sendCmd: lorawan tx ucnf 1 48656c6c6f21204c6f5261 >> Ok >> tx_ok
Hello_lora の場合は、シリアルモニタで
tx_ok
という文字列が表示されれば、Arduino から通信モジュールにデータの受け渡しが完了したことを示しています。LoRaWAN デバイスが所属している LoRaWAN グループで Beam/Funnel/Funk/Harvest Data のいずれかが有効化されていれば、送信された文字列 (
Hello! LoRa
) がデータ送信先へ送られます。いずれも有効化されていない場合、どこにもデータは届きません。LoRa ゲートウェイのネットワークに LoRaWAN デバイスが参加するまでに多少時間がかかる場合がありますが、数分以内に接続できるのであれば問題ありません。