SIM ローカル情報レポートは、IoT SIM に組み込まれた Java アプレットを利用して、デバイスが提供する基本的な情報を取得する機能です。なお、ユーザーコンソールや SORACOM CLI / API で SIM ID を指定して取得できる情報は、ネットワークが提供する基本的な情報です。
SIM ローカル情報レポートでは、デバイスから取得した以下の情報を確認できます。
- ICCID (Integrated Circuit Card ID)
- IMSI (International Mobile Subscriber Identity)
- MSISDN (Mobile Station International Subscriber Directory Number)
- IMEI (International Mobile Equipment Identity)
- IoT SIM を利用するデバイスが接続する 基地局に関する情報 に関する以下の情報 (*1)
- セル ID
- エリアコード
- MNC (Mobile Network Code)
- MCC (Mobile Country Code)
- 通信方式
- バッテリーレベル (デバイスが対応している場合)
- (*1) 基地局に関する情報 (セル ID、エリアコード、MCC、MNC、通信方式) は、サブスクリプションや利用回線、そのほかの状況によって確認できない場合があります。また、基地局に関する情報は、SORACOM から取得することもできます。詳しくは、基地局の位置情報を取得する を参照してください。
SIM ローカル情報レポート取得のリクエストは SMS で送信されます
SIM ローカル情報レポート取得のリクエスト 1 件につき、IoT デバイスへの SMS 送信 1 通が発生します。IoT デバイスへの SMS 送信は有料です。利用料金について詳しくは、以下のページを参照してください。
SIM ローカル情報レポートの対応デバイスおよび対応サブスクリプションについて
SIM ローカル情報レポートは、以下のデバイスとサブスクリプションを組み合わせて使用している場合のみ利用できます。
項目 | 説明 |
---|---|
デバイス | BIP (Bearer Independent Protocol) に対応するデバイス。 |
サブスクリプション | サブスクリプションの種類 で「SIM ローカル情報レポート」の欄に「✓」が記載されているサブスクリプション。 |
SMS の送信に失敗したときは
SMS の送信に失敗したときは の説明に従って自動的に再送を試みます。なお、自動的に行われる SMS の再送は無料です。
ユーザーコンソール にログインし、SIM ローカル情報レポートを確認する IoT SIM にあわせてカバレッジタイプを変更します。
たとえば、plan01s の SIM ローカル情報レポートを確認する場合は、グローバルカバレッジの表示に変更します。詳しくは、SORACOM ユーザーコンソールで表示するカバレッジタイプを変更する を参照してください。
→ → の順にクリックします。
SIM 管理画面が表示されます。
SIM ローカル情報レポートを確認する IoT SIM のセッションが オンライン であることを確認し、IoT SIM にチェックを入れて、 をクリックします。
オフライン の場合は、最新の SIM ローカル情報レポートは取得できません。なお、取得済みの SIM ローカル情報レポートは確認できます。
をクリックします。
過去に SIM ローカル情報レポートが取得していた場合は、最後の SIM ローカル情報レポートが表示されます。
に表示される更新日を確認してください。をクリックします。
SIM ローカル情報レポートが取得できると、
に「updated」と表示されます。
[Status] に「failed」と表示されたときは
IoT SIM のセッション が オンライン であることを確認してください。
SORACOM CLI / SORACOM API の場合
SORACOM CLI / SORACOM API を利用して、最新の SIM ローカル情報レポートを取得できます。
- SORACOM CLI を利用する場合は、
soracom sims report-local-info
を使用します。 - SORACOM API を利用する場合は、
Sim:reportSimLocalInfo API
を使用します。
なお、最後に取得した SIM ローカル情報レポートは、SORACOM CLI / SORACOM API では確認できません。