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Harvest Files にファイルを保存したときに、Lagoon 3 の Alert で通知できます。

ステップ 1: Harvest Files を有効化する

Harvest Files を有効化します。また、Lagoon 3 の Alert で通知するために、Harvest Files の /lagoon/ 以下に保存されたファイルについて、パスなどの情報を自動的に Harvest Data に保存するように設定します。

1. SIM グループ画面で [SORACOM Harvest Files 設定] をクリックします。

   SIM グループ画面を表示する操作について詳しくは、グループの設定を変更する を参照してください。

2. スイッチをクリックして「ON」にします。

3. 以下の項目を設定し、[保存] をクリックします。

   設定	項目
   [HARVEST DATA 連携]	ON
   [連携対象のファイルパス]	/lagoon/.*

   

   設定について詳しくは、SORACOM Harvest Files を有効化する を参照してください。

4. IoT SIM が所属するグループを切り替えます。

   IoT SIM から送信したデータが Harvest Files に保存できるようになりました。

ステップ 2: デバイスのファイルを Harvest Files にアップロードする

ステップ 1 のグループに所属する IoT SIM を利用するデバイスで、Harvest Files の /lagoon/ 以下にファイルをアップロードします。詳しくは、デバイスのファイルを Harvest Files にアップロードする を参照してください。

ステップ 3: Harvest Data に保存されたデータを確認する

ステップ 1: Harvest Files を有効化する で設定した内容に従って、Harvest Files に保存されたファイルのパスが、Harvest Data に保存されています。ユーザーコンソールの「SORACOM Harvest Data」画面でデータを確認します。

1. [メニュー] → [データ収集・蓄積・可視化] → [SORACOM Harvest Data] の順にクリックします。

2. [リソース] で、ステップ 2: デバイスのファイルを Harvest Files にアップロードする で利用した IoT SIM を選択します。

   Harvest Files に保存されたファイルのパスが、Harvest Data に保存されていることが確認できます。

   

   データ:

   {
     "url": "/v1/files/private/lagoon/test.jpg",
     "contentType": "image/jpg",
     "contentLength": 26892,
     "eTag": "d833e7571702ec993166669ec859297a"
   }
   

ステップ 4: Alert を設定する

Lagoon 3 で Alert を設定します。Harvest Files にファイルをアップロードしたときに、Harvest Data の [グラフ用データ] に表示される contentLength のデータ数 (＝ファイルアップロード回数) を Alert 条件に指定します。

1. Alert rule を以下のように設定します。

   設定について詳しくは、Alert rule を設定する を参照してください。

   Query:

   項目	説明
   Query の名前	「A」のままにします。
   データソース (1 列目 1 項目)	「Harvest (default)」を選択します。
   評価範囲 (1 列目 2 項目) データソース (1 列目 1 項目)	「Alert の概要」で説明している評価範囲 を選択します。たとえば、Lagoon 3 の Free プラン を利用しているときは、[From] に「now-70s」、[To] に「now-1m」を入力するといいでしょう。
   リソースの種類 (2 列目 1 項目)	「Air」を選択します。
   リソース (2 列目 2 項目)	ステップ 1 のグループに所属する IoT SIM を選択します。
   データフォーマット (2 列目 3 項目)	「Standard」を選択します。
   系列 (2 列目 4 項目)	「contentLength」を選択します。

   Expression:

   • Expression「B」を以下のように設定します。

     項目	説明
     Expression の名前	「B」のままにします。
     計算方法	「Reduce」を選択します。 [Function]: 「Count」を選択します。 [Input]: 「A」を選択します。 [Mode] : 「Strict」を入力します。

   • Expression「C」を以下のように設定します。

     項目	説明
     Expression の名前	「C」のままにします。
     計算方法	「Threshold」のままにします。 [Input]: 「B」を選択します。 [IS ABOVE] を選択して、「0」を入力します。

   Alert 条件:

   項目	説明
   [Evaluate every]	「1m」を入力します。Free プランは Harvest Data からのデータ取得間隔が 60 秒間隔のため、「1m」より長い間隔を設定します。
   [for]	「0」を入力します。Alert 条件を満たした場合に、即 Alert の State が Firing に変化します。
   [Configure no data and error handling] → [Alert state if no data or all values are null]	「No Data」を選択します。
   [Configure no data and error handling] → [Alert state if execution error or timeout]	「Error」を選択します。

   詳細:

   項目	説明
   [Rule name]	「File Upload Notification」を入力します。
   [Folder]	任意のフォルダを選択します。
   [Group]	任意の Group の名前を入力します。
   [Summary and annotations]	任意の情報を登録します。

   Label:

   項目	説明
   [key]	「type」を入力して、Enter キーを押します。
   [value]	「file uploaded」を入力して、Enter キーを押します。

2. [Save] をクリックします。

   Alert rule が保存されます。

3. Contact point を設定します。

   詳しくは、Contact point を設定する を参照してください。

4. Notification policy として、Specific routing を設定します。

   詳しくは、Notification policy を設定する の Specific routing (Policy) を設定する を参照してください。

   なお、以下の項目は、Alert rule や Contact point にあわせて設定してください。

   項目	説明
   [Label]	「type」を入力します。
   [Operator]	「=」を入力します。
   [Value]	「file uploaded」を入力します。
   [Contact point]	手順 3 で設定した Contact point を選択します。

ステップ 5: 動作を確認する

あらためて、ステップ 1 のグループに所属する IoT SIM を利用するデバイスで、Harvest Files の /lagoon/ 以下にファイルをアップロードします。詳しくは、デバイスのファイルを Harvest Files にアップロードする を参照してください。

アップロードしてから 1 ～ 2 分ほどで、Contact point に設定した内容で通知されます。